ワット・フアクラブーの本堂へ入ってみます。

その瞬間、えもいわれぬドヨ~ンと重い空気を感じました。
なんだかあまり長居したくない雰囲気なので、足早に先へ進みましょう。

本堂右側の広場へ出てみます。
水たまりを若い僧たちがほうきで履いている横に、またありました。


クラッシック・カーのコレクション…


クラッシック・カーの展示(汗)


お寺がクラッシック・カー収集とはどういった経緯からなんでしょうね。
右端の車には、TVドラマで使われたとの解説が書かれていました…。


しかしこのお寺の奇妙なことは、これだけではありません。
広場の反対側には、なんと、



なぜか飛行機まで…


飛行機が!!


機体にはLao Airlinesとの文字が。
これこそどうしてここに!?
今度は飛行機の収集を始めるつもりなんでしょうか…。


さて、機体の左側に積み上げられた白い物が見えるかと思いますが、
何だと思いますか。

それこそ、このお寺が有名なもう一つの理由です。
見たくない方もいらっしゃるかも知れませんが・・・



水牛の頭の骨がいっぱい…


水牛の頭の骨です。
それも数え切れないほど。


きっと農家が水牛を供養するために預けているのでしょうね。

実はこのお寺の名前、「ワット・フアクラブー」の意味は、「水牛の頭寺」。
そのものです。

お寺の名前のために水牛の頭が集まったのか、
水牛の頭が集まってきたからこのお寺の名前になったのか、
そのへんは私にも分かりませんが、なんとも表現しえない光景です。


今日もまた運ばれてきました…


今日もまた、新しい水牛の頭の骨が、
ピックアップ・トラックで届いていました…。


クラッシック・カー、飛行機、それに水牛の頭の骨。

私が感じたのは、人のために尽くして現役を退いた存在は、
生物・無生物を問わず集めて供養する・・・
ということがこのお寺の考えなのかも知れません。


正直、このお寺の重い空気から逃げたかった私は、
広場を出て本堂の前まで戻りました。

すると本堂の向かいに・・・


なぜヤギが!?


これまたなぜかヤギが(汗)

繋がれていないのに逃げないんですね。
この全てを達観したような悠然とした姿に神々しさを感じた私でした。




<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:24バーツ


※旅は2009年4月30日(木)に行いました。


つづく…


ワット・フアクラブー