タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

2017年11月

ペッチャブリー城壁を探して[1]

丸々2週間開いてしまいましたが、
バンコク周辺1日旅シリーズを再開します!


今回はもう十数年前からいつかは行きたいと思っていた
ペッチャブリーに向かいます。

というのも、私がタイにおける外国人土地所有権に関する
修士論文を執筆した中で
ペッチャブリーの名が出てきたので、
この目で確かめたかったからなのです。


まずはペッチャブリー県の位置をグーグルマップを拝借して
説明しておきましょう。


pet

バンコク南西に位置し、タイ中部でもっとも南の県です。

中心市街は、地図上ペッチャブリー県の枠内にある国道4号線を示す
四角で囲まれた「4」の字の辺り。バンコクから130kmほどの
距離にあり、
今回目指すのもそこです。

旅行実施日は2017年5月28日(日)。

まずはBTSラーチャテーウィー駅からペッブリー通り沿いの
最寄りのバス停まで歩き、
そこからやってきた511番バス
新南バスターミナルまで向かいます。

と思ったら、前面に「旧南ターミナル止まりの増発便」との表示が。
まあいっか。

01_01

ということで旧南バスターミナルに到着。
初めて来たぞ。

時刻は、09:06。
あ、運賃メモるの忘れたので、交通費合計額は
ここからスタートにさせてください ^_^;)


「旧」というぐらいだから何もないのかと思いきや、

01_02

なんだ、立派に営業してるんじゃーん。

様々な行先のロッ・トゥーのブースが並んでいる光景に
思わずワクワクしてしまいました。

01_03

ペッチャブリー行きロッ・トゥーは一番奥の正面にありました。
32番ブース。

市内まで行くか確認してから運賃100バーツを支払い、
チケットを受け取ります。09:30発とのこと。

01_04

椅子に座って待つように言われたので、
無料トイレに入ってからそのとおりに。

右から2番目のロッ・トゥーがペッチャブリー行きです。

しばらくして運転手に促されたので乗車。
09:33発。

が、乗客は私一人…。

そんなんで採算取れるのかなといぶかしく思っていたら、

01_05

ロッ・トゥーは新南バスターミナルへ入って行くではないですか。

「あっちの車に乗り換えて」と運転手。
そういうことね。

でも旧南バスターミナルを営業し続けている理由が
さっぱり分からないんですが(笑)


ということでほぼ満席の別の車に乗り換えて09:51再出発。

苗木を積み込んだ男性に運転手が何の木かと尋ねています。
ラムヤイだと男性。おお。

道中とくに何もなく順調に飛ばしたロッ・トゥーが
いよいよペッチャブリー市街に近づいたところで
運転手にプラナコーンキーリーに行ってもらえるか尋ねると、
終点がプラナコーンキーリーだと。

え、市内には入らないの?
ちょっと呑み込めなくて混乱していると、

01_06

終点とやらに到着。

時刻は、11:31。
場所はここ(グーグルマップ)。

地図で確認するとペッチャブリー市内から2kmあまり離れているぞ。

右手がロッ・トゥーのターミナルになっているようです。

ペッチャブリー市内の乗り場がこぞってここに移転したのかな。
バンコクの戦勝記念塔の乗り場がモーチット・バスターミナルに
強制移転させられたように…。

01_07

位置は、プラナコーンキーリーの山の南西側でした。
あの山に登りたいんですよね。

とりあえず真っ直ぐこの道を進んでみたら
門はあるにはあったんですが非情にも「NO ENTRY」との看板が。

山の東側まで歩くしかないかな。
南を東西に走るバンダイ・イット通り(ถนนบันไดอิฐ)に出ました。
訳すと「レンガ階段通り」。昔はレンガの階段でもあったんですかね。

東へ向けて歩き出すと、

01_08

ずっと先に市内に建つワット・マハータート・ウォーラウィハーン
高く白い仏塔が見えていました。後で行くことにしましょう。

行き交う車を観察していると、どうやらペッチャブリー市内には
ソンテオ路線はないようです。

01_09

代わりにこの車がトゥクトゥクとして走っているみたいですね。
あとはバイタクがあるのみ。

01_10

この信号を左折しまーす。
つつましい個人商店が軒を連ねる通りを歩いて行くと、

01_11

T字路の向こう角の白壁には手書きのへなへな文字で
ペッチャブリー」と。

で、その奥に豪華な仏塔が見えているではないですか。

01_12

ここはワット・コイ(วัดข่อย)。

寺自体はアユタヤ朝末期からあったようなんですが、
この仏塔は元副郡長が夢で見たデザインを住職に相談したことから
計画が始まり、
総工費2千4百万バーツで1年3か月かけて
2013年に完成したばかり。


なかなか変わったデザインの仏塔になっていますね。
2階部分に4体の仏像があるため、3階は女人禁制なんだそうで。

結構人気のお寺のようで、観光バスで乗り付けている団体さんを見かけました。

ちなみにその反対側、つまり左手のもう少し手前には

01_13

ワット・プラプッタ・サイヤート(วัดพระพุทธไสยาสน์)という
対照的に古びたお寺が。

大きな寝釈迦仏があるようなんですが、入りませんでした。

結構歩いたなあなんて考えていると前方に、

01_14

ハッ!? サルだ!

01_15

どうもこの山にはサルの群れが棲んでいるようで、
道路脇に沢山下りてきていました。

ロッブリーでの教訓から、間合いを取りながら写真撮影(笑)

そこからほどなくして

01_16

やっとプラナコーンキーリーの入口に到着したようです。

時刻は、12:31。
ロッ・トゥー終点から歩くこと29分。思ったより遠かったな。

この上には史跡があるんです。
さあ、登るぞ!


<旅費交通費>
ロッ・トゥー:100バーツ
ここまでの合計:100バーツ

※旅は2017年5月28日(日)に行いました。

<参考>
TouronThai "วัดข่อย"
TouronThai "วัดพระพุทธไสยาสน์ (วัดพระนอน)"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく

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ローカルバスでカンチャナブリーへ ミャンマー国境、元すず鉱集落イートンへ[最終回]

トーンパープムでの泰緬鉄道線路跡探索を終え、
元来た道を吊り橋付近まで戻ってくると…

「ドボン!」

という石を川に投げ込んだような
大きな音が聞こえてきました。

14_01

吊り橋を見ると子供らが橋上にたむろしています。
いくらなんでも石を投げ込んで遊ぶのは危険だろ~。
ヤレヤレと思いつつ吊り橋前のあずま屋に到着。

時刻は、11:35。
泰緬鉄道線路跡の道路奥で突き当たった柵から25分でした。

吊り橋を渡って町側へ戻りまーす。

14_02

ん? 川の中にも子供たちが。

14_03

え、ってことはもしやさっきの音は子供が飛び込んだ音!?

14_04

そうでした。
今まさに、飛び込まんとしている男の子が。

早く行けよー! と友達らから囃し立てられています。
カウントが始まって半ば無理やりに(笑)

1,2,3!

14_05

いったー!

ドボーン!!
まさにこの音です、さっき聞いたの。

14_06

水面下に沈んだ体が浮き出てきてホッとしましたよ。
結構な高さがあるからちょっと心配でした ^_^;)

14_07

トーンパープーム市場へ戻ったところで
ちょうど良い時間なのでランチにすることに。

14_08

何も思い浮かばないので手っ取り早く
ガパオ・ムー(豚のガパオライス)(笑)

時刻は、11:54。

さて、どうやって帰ろうかな。
店のおばちゃんにカンチャナブリー行きロッ・トゥー乗り場を尋ねると、
坂を少し上った右手だよと。市場内じゃないのか。

3バーツの有料トイレに入ってから、歩いて探すと、

14_09

あった。場所は、ここ
敷地のちょっと奥にあります。

時刻は、12:13。

ロッ・トゥー乗り場受付の女性にカンチャナブリー行きは何時か尋ねると、
面倒くさそうに「だいたい14時」との返答が返ってきました。

そんなに待つのかいな。
じゃあ、ノロノロのローカルバスと変わらないからバスにしよー。
この女性の態度にちょっとムカついたし(笑)

トーンパープーム市場入口のバス停ベンチで座って待つこと1時間近く。
13:08にカンチャナブリー行きローカルバスがやって来ました。

すぐに発車するようなので写真を撮る暇もなく乗車。

14_10

市場内を通ってから一路カンチャナブリーへ。

14_11

14:32、国鉄西線(ナムトック線)終点
ナムトック・サイヨークノーイ駅前を通過。
静態保存されているC56の姿が見えました。

途中ガソリンスタンドで給油休憩があったりしつつ、

14_12

終点カンチャナブリー・バスターミナルに到着。
ここはいつ来ても活気があっていいですね。

14_13

時刻は、15:49。
バスを降りたところで待ち構えていた客引きに
ついついついていってバンコク行きロッ・トゥー受付に。

14_14

BTSモーチット駅まで行くとのこと。
120バーツでした。

本当はターミナル裏にある「マンゴーン・ツアー」という
業者のバンコク行きロッ・トゥーが好きなんですが、
まあ、いいか ^_^;)

トイレ近くにあるベンチでニオイが気になりながら
待っていると、呼ばれたので車へ。

14_15

16:10。
乗客5人で出発したのは、16:33でした。

実際はそんなことないと思うんですが、
今回の帰りは時間がいつもよりかかっている印象を受けました。
国道4号線に入って、カンチャナブリー県からナコーンパトム県
県境を越えたのが17:53。

モーチット・バスターミナル前に寄った後、
最後にBTSモーチット駅へと向かいます。
その頃には乗客は私一人に。

14_16

慌てて撮ったのでボケボケですみません。
モーチット駅横の駐車場敷地で降ろされました。

時刻は、19:32。


という感じで今回の1泊2日の旅も終了です。
また一つ、愛着のある地ができた旅となりました。
泰緬鉄道線路跡をさらに確認できたのも大きな収穫でしたね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

次回は、どれにしようか考え中です。
もしかしたら1週間ほどお休みさせていただくかもしれません。
それでも必ず次の旅を書きますので、お待ちいただけたら幸いです。


<旅費交通費>
カンチャナブリーまでのバス:80バーツ
バンコクまでのロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:1,539バーツ

※旅は2017年3月27日(月)~28日(火)に行いました。


元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

おわり

イートン

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泰緬鉄道線路跡@トーンパープーム ミャンマー国境、元すず鉱集落イートンへ[13]

目の前に現れた地形に胸が高鳴ります。

13_01

緩やかに左へ向けて上がっていっているあのスロープ状の地形、
間違いないんじゃないか!?

時刻は、10:44。
場所は、ここ(グーグルマップ)。

歩いて来た道も左にカーブし、

13_02

そのスロープに沿って上り坂となって続いています。

13_03

お、ここに人が上り下りした跡が。
よし、私も登ってみよう!

木に掴まったり手を土まみれにしたりしながら
急斜面を登り切ると、

13_04

泰緬鉄道の線路跡に間違いない。
うん、100%そうだ!

しばし歩いてみたものの、枕木は残っていませんでした。

滑ってズッコケそうになって指を切りながら下の道に戻り、
先へと歩いて行きます。道は急な上り坂となり、

13_05

泰緬鉄道線路跡のスロープの高さへと
どんどん近づいていってるなあと思っていると、

13_06

合流しちゃいました!

つまりここから先、泰緬鉄道の線路だったところが
道になっているんです。

行けるところまで歩いて行くぞ!!

13_07

斜面に沿ってクネクネしながら泰緬鉄道線路跡の道は続いています。
ところどころ岩肌を削ったらしき跡に出くわしました。

さらに進むともっと凄い光景が。

13_08

切り通しじゃないか!!
こここそ岩を削る大変な作業をして線路を通しています。

ヘルファイア・パスほどではないにしても、
立派な観光資源になると思うんですけど、
なんでトーンパープーム郡は放っておいているんですかね。
もったいないなあ。

で、この切り通しを抜けると、

13_09

道が右へ急カーブしています。
Ωの字を90度右に横倒しにしたようなカーブを描いているんですが、
元の線路はここから谷を越える橋が架かっていたようです。

13_10

平坦な地に出ました。

13_11

コンクリート舗装が終わったところでまた切り通しが出現。
ここを抜けると、

13_12

逆に盛り土がされた軌道跡がはっきりと。

13_13

あれ、柵?
ここまでかー。残念!

時刻は、11:09。

場所は、ここ
分かりやすいようにグーグルマップの航空写真にしてみました。
途中までストリートビューでも確認できますよ。

グーグルマップでは、この先もところどころで途切れながらも、
ワチラロンコン・ダムの堤防近くまで続いているのが確認できます。

その先は、1984年にできたそのダム湖の底なんでしょうね。

13_14

来た道を戻りますか。
ここをかつてはC56に牽引された列車が走っていたんですよね。

13_15

なぜか帰り道の方が泰緬鉄道線路跡であったことが
イメージしやすいですね。

13_16

お、右下にクウェーノーイ川が見えてる。

13_17

さらにはカオ・チャーンプアック(白象山)と
なぜか城郭建築なトーンパープーム町役場も。

町役場を何気なくズームしてみてビックリ。

13_18

右の建物には、なんと旭日旗のデザインが!!

やはりあの建築デザインにしたのは、
泰緬鉄道建設で日本軍が駐留した歴史と
間接的にしろ関係がありそうですね。

なお、間から顔を覗かせている大仏様は、
町役場敷地内ではなく、道を挟んだ反対側に立っています。


<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:1,339バーツ

※旅は2017年3月27日(月)~28日(火)に行いました。


元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく

イートン

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