タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バンコク・インターナショナル・ブックフェア2017

毎年3月末から4月上旬に開催される
バンコク・インターナショナル・ブックフェア
(Bangkok Intarnational Book Fair)に
3月30日、数年ぶりで行ってきました。

場所は、シリキット・コンベンションセンター。
MRTクイーンシリキット・センター駅から
地上に出た目の前です。

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開場時間10:00からさほど経っていないのに
もうこんなに来場者が! 毎年大盛況なんですよね~。

なぜかというと書籍が通常より割引価格で販売されるから。

そんなわけで会場内に入るとカートを引いて歩く人の姿もちらほら。
大量買いして自分で読むのか転売するのかは知りませんが。

01_02

行列のできたこのブースには「KADOKAWA」って書いてありますよ。
PHOENIXってゲームかなんかですかね?

01_03

ここは若者に人気のサブカル系出版社「a book」のブース。
日本を扱った本が多く目に付きました。

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ここには料理のレシピがずらっと並んでいて壮観!
女性が手に取っているのは日本の裁縫の本のタイ語訳版です。

01_05

あっ、ポケモンGOグッズだ!
カビゴンの人形があまりにも可愛くて買おうか迷いましたが
我慢しました(笑)

ちなみに(小)199バーツ、(大)250バーツ。


日本ではなかなかお目にかかれないブースを発見。

01_06

イランの文化を紹介する本ばかりを集めたブース。
たぶんイラン政府が出しているんでしょう。

見た限りどの本もタイ語でしたよ。
こんなに多く出版されているんですね。

このゾーンにはドイツやら中国やら台湾やら
海外の書籍などを扱うブースが集まっています。

日本のも

01_07

紀伊國屋書店が日本語書籍を売っていました。

それとちょっとそこから離れた場所ですが、

01_08

泰日経済技術振興協会(ソーソートー)のブースもあります。
主にタイ人向けの書籍が並んでいますが、ここで私も1冊購入。

01_17

右の本です。『日本クロスカルチャータイ』。
タイ語中上級者向けの読解練習本です。

これ絶版になったという噂があったんですが、
また増刷して復活したんですね。良かった!

それと左は『クランカム』(คลังคำ)という
唯一のタイ語シソーラス(類語辞典)の改訂版。
タマサート大学のブースで買いました。

初版よりも一層分厚くなって
日本へ持ち帰るのに難渋しましたよ(笑)


そんな感じで物凄い数の出版社ブースが出展しているので
タイ語学習をしている方は行ってみる価値があると思います!

ブース以外に今回はこんな特別展示もありました。

01_09

葬儀返礼本の歴史展示。

葬儀返礼本とは、葬儀に参列した人に返礼として配布する本で、
タイ独特の風習です。

ラマ5世の意向で1880年、船の沈没事故で亡くなったプラナーンチャオ・
スナンタークマリーラット・プラボーロムラーチャテーウィーの葬儀で
配布されたのが最初。

この方って以前当ブログで取り上げたことがあるのを覚えてますか?
アユタヤワット・ヤイ・チャイモンコン境内にある「ドラえもんの祠
に祀られている子供のお母さんです。一緒に亡くなったんでしたね。

その後ラマ5、6世による推奨もあって王族・貴族の間で葬儀返礼本が
普及していきました。編纂・印刷をしていたのはなんと国立図書館

内容は故人の経歴のほか、貰った人に役立ったり楽しんでもらえるように、
歴史や仏法、古典、文学作品、占い、法令、演劇の台本、薬学などなども
盛り込まれていました。

とくにマスコミが発達していない時代の「歴史」を掲載した葬儀返礼本は
歴史研究をするには貴重な資料となっているんですよ。
卒業アルバムの巻末に世の中の出来事の年表が掲載されていますよね。
あんな感じのものから一つの出来事を詳細に綴った内容のものまでありました。

その後、葬儀返礼本の文化は一般人にも広まり、今も続いています。

プミポン国王葬儀の際にも間違いなく配布があるはずです。

01_10

これはラマ8世の葬送返礼本。
本物は向こうのガラスの中に展示してあって、
これは全ページをカラーコピーしたもの。

パラパラめくっていて興味深い内容が目に留まりました。
「ナレースワン王の象戦の地仏塔について」

以前訪れたスパンブリー県のドーンチェーディーの仏塔発見までの
経緯が数ページにわたって詳しく書かれているようです。

アユタヤ王朝のナレースワン王がビルマ軍大将と象で一騎打ちして
勝利した「象戦」(ユッタハッティー)の地は、アユタヤ王朝年代記の
記述からかつてはカンチャナブリー県内だと推定されていました。

それが年代記異本の記述からスパンブリー県内で発見されたんです。

うおぉぉっ、これは読んでみたい!



そんな感じでブックフェアをひとおおり見たところでお昼時になったので、
シリキット・コンベンションセンター内のフードコートへ。

01_11

このとおりかなり広くて、さらに大盛況!

味はそこそこのカオソーイもありますが、
私は、

01_12

サーモン入りトムヤムヌードルを頂きました。


BANGKOK INTERNATIONAL BOOK FAIR 2017 は、
2017年3月29日(水)~4月9日(日)の10:00~21:00に
シリキットコンベンションセンターで開催しています!


ここまででブックフェアについては終わりなのですが、
帰り道に最近流行りの店に立ち寄ったのでついでに書いておきます。

場所はアソークターミナル21
スーパーマーケットがある階って地下でしたっけ? 1階でしたっけ?
とにかくその階に行くと…

01_13

うわさどおりに行列が。
この店ってチャーイェン(タイ・ティー)の店なんです。

01_14

この「Cha Tra Mue」というチャーイエンのブランド、
見たことのある方もいるかと思います。有名ですよね。

で、並んでいる人の目当てはチャーイェンではなく、

01_15

この左の「チャーイェンのアイスクリーム」なのです。
Cha Thai Soft Serve」って英語で書いてありますね。
45バーツ。

ここ最近SNSで人気急上昇なんですよ、このアイスクリーム。

でも美味しい! という人もいれば大したことないじゃーんと
いう人もいるので自分で確かめようと来たんですが…

私の数人前でアイスクリーム製造機が故障して販売中止に _| ̄|○


悔しいので、

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代わりにチャーイェンを買ったのでした。
どなたかリベンジをお願いします!!(笑)

一応店の情報を書いておきますか。

<情報>
店名 Cha Tra Mue (ชาตรามือ)
場所 Terminal 21(BTSアソーク駅前)内Gourmet Market前


「カンチャナブリー市街への旅」は一時中断して、
3月下旬に仕入れてきた情報を何回かに分けて書こうと思っています!


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古い町並みパークプレーク カンチャナブリー市街への旅[2]

カンチャナブリー城門を出たところから、
城壁に沿って古い町並みが続いています。

02_01

パークプレーク(ปากแพรก)という、1831年にカンチャナブリーの町が
現在地に造営された当初から華僑やベトナム人が移り住んで
できた商店街です。

パークプレークとは「水の流れの分岐点」の意味。

メークローン川を遡ってきたら、ちょうどこのポイントで
クウェー・ヤイ川クウェー・ノーイ川に分岐するから
そう名付けられたんでしょう。

またの名をバーンヌア(บ้านเหนือ)とも言います。
城内の南側になるのに「北の集落」とはなぜなんでしょうね ^_^;)

さあ、このパークプレーク通りを北西へ歩いてみますか。

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沿道にはざっと築90年前後の趣のある建物が並んでいます。
多くは中国とヨーロッパの影響を受けたシノ・ポルトガル様式。

歴史的価値のある建物の前には行政が設置した
黄色い案内板が立ってます。

02_16

この建物は1917年築のブンポン邸(บ้านบุญผ่อง)。

ブンポン氏は太平洋戦争中、泰緬鉄道建設用枕木納入の入札で
落札したことをきかっけに日本軍相手に商売をした人物です。
日本軍が必要とする物資の手配を引き受けていたんだとか。

でも捕虜収容所に配達に行った際に連合軍捕虜の扱いの悲惨さを
目にしたブンポン氏は、捕虜に対して融資や必要物資の手配で
密かに協力するようになりました。

なんでも日本軍への物資を詰めた箱や行李に捕虜宛の物や手紙を
うまく隠して渡したんだそうで。

また暗号で捕虜とやり取りをして、連合軍に爆弾投下を
避けるポイントを伝えたりもしていたようで。

その功で、戦後ブンポン氏はオーストラリアとイギリスから
勲章を授与されたんですよ。TVドラマにもなったみたいです。

02_03

窓の格子やベランダの欄干の細かい装飾に
当時の商人の粋と繁盛ぶりを感じますね~。

02_04

このビルも相当古そうですが、3階の窓が色ガラスに
なっているところがシャレてるではないですか。

案内板を読むと「カンチャナブリー・ホテル」と!

「1937年築で当初の宿賃は2-4バーツ、
 20年ほど前に値上げして1人60-70バーツに」

って安っ! 今でも営業してるんですか!

宿泊客は主にカンチャナブリー奥のトーンパープームや
サンクラブリーからの木材商人、会議で来た公務員、
ミャンマー国境付近に住む少数民族と書いてあります。

ディープだなー。

02_05

お、英語で「HOTEL ENTRANCE」って確かに書いてあるぞ。
剥げかかってるけど。

店の看板にはタイ語・英語の他に漢字で「北碧旅店」とも。
カンチャナブリーって中国語でそう言うのか。

あ、場所はここです(グーグルマップ)。

02_06

向かいのここはフアホン商店(ร้านฮั้วฮง)。
カンチャナブリーホテルと同一オーナーの建物で1919年築。
綺麗に修繕されてますね。

とても全て紹介しきれませんが、
こんな感じでコロニアル風なレトロな建物が
道の両側に多く残っているんですよ。

02_07

ん? 右手の中国廟と木造の大きな家屋の間に
なにやら青い看板が掲げられてますね。

02_08

生鮮市場!
入口なのか。こりゃ入ってみないと(笑)

02_09

奥はそのとおり、賑やかな生鮮市場でした。

02_10

突っ切って反対側に出て振り返ります。
活気があっていいですね。

実はパークプレークの商店街を歩いたのには
貸自転車屋を探すという目的もあったんです。
でも結局見つかりませんでした。

自転車を借りたいんですよねー。
どうしようかな。

02_11

ふと目に留まったサムロー。

漕ぎ手らしきおじさんが横でピックアップトラックに
荷物を積み込んでいます。

すみません、貸自転車屋が近くにあったら
連れて行ってもらえませんか?

「あるよ。ちょっと待ってね」

サムローに乗って待っていたら、
荷物を積み終えたおじさんがやってきて発進~!

02_12

おじさん、酒クサイです。
しまった。不安になってきたぞ -_-;)

思っていたより貸自転車屋は遠く、サムローはズンズン走って行きます。
あのまま歩いて探していたら絶対に発見できなかっただろうな。

02_13

「ほら、あそこは連合軍共同墓地だよ」

指を差して教えてくれます。
裏手を通っているわけですね。

しかしあまり酔っぱらってないようでよかった ^_^;)


そうこうしていると、英語の看板が溢れた通りに入って行きました。
こんなところにゲストハウス街があったのか。

「ここだよ」

と右手の店の前で停まります。

02_14

ありがとうございました!
運賃50バーツを渡してお別れ~。

02_15

MONKEY BAR&RESTAURANT という
バーレストラン兼貸自転車屋でした。

場所はここ

店の主人に声をかけると、
1日50バーツとのこと。

店先の自転車にチェーンの鍵を付けて貸してくれました。

この自転車で町を巡った後、ちょっと遠出もしますよ~!



<旅費交通費>
サムロー:50バーツ
貸し自転車:50バーツ
ここまでの合計:220バーツ

<参考>
tourmuangkan.com "สถาปัตยกรรมบนถนนสายปากแพรก"
paiduaykan.com "ถนนปากแพรก กาญจนบุรี"

※旅は2016年5月27日(金)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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カンチャナブリー城壁! カンチャナブリー市街への旅[1]

もう1年近く前になっちゃいましたが、
カンチャナブリーの市街へ旅をしてきました。

というのもタイ字新聞で興味深い記事を見かけたもので。

実施日は2016年5月27日(金)。


その頃は戦勝記念塔周辺のロッ・トゥー乗り場がまだ
強制移転されてなかったので、私はBTSで戦勝記念塔駅へ。

南側出口近くにあったロッ・トゥーのターミナルから
カンチャナブリー行きに乗ります。
移転後の今だと南バスターミナル発なんでしょうね。

01_01

チケットは120バーツ也。
07:01に出発しました。

07:52にナコーンパトムの国道4号線沿いロータス手前の
乗り場にいったん停車してチケット確認がありました。
半券をもぎ取って返されます。

08:24にはバーンポーンで一人が下車。

08:54にもまた停車しました。
すると道路脇にいたバイクの女性が歩み寄って来て
助手席の窓からビニール袋に入った食事を運転手に手渡します。

「何?」

「ゲーンソム。50よ」

運転手さん、いつもこの女性にお任せで朝食を
作ってもらって買ってるんですね(笑)


そして、

01_02

終点、カンチャナブリー・バスターミナルに到着しました。
時刻は09:16。

目の前には、

01_03

カラフルなローカルバスがずらーっと並んでいて壮観!

01_04

カンチャナブリーのバスターミナルは活気があって
いつ来てもワクワクしますね。

01_05

早速ターミナル正面から西へと歩きます。

カンチャナブリー市街地のメインストリート、
セーンチュートー通りに出ました。
向かいの正面にはカンチャナブリー地方警察署が。

そこをちょこっと右へと歩くと、

01_06

警察署の角から奥へと伸びる道が。
あそこだ。横断歩道を渡ってあの道を進みます。

すると、

01_07

カンチャナブリー県柱廟が道のど真ん中に鎮座しておりまする。
場所は、ここ(グーグルマップ)。

お参りしておきましょうか。

01_08

ここのラックムアン(県柱)は、ラグビーボール状の
面白いかたちをしてますね。

ネットで詳しい情報が見つからなかったんですが、
カンチャナブリーの町が現在地に移されたのが1787-1817年のようで、
その後ラマ3世の命で恒久的な町に整備されたのが1831年でした。

県柱廟が建てられたのも、その1831年。

元のカンチャナブリーの町はアユタヤ時代からもっと北にあったんですが、
1767年のアユタヤ陥落数年前にビルマ軍によって破壊され住民もあらかた
ビルマへ強制連行されてしまっていたようで。

そんなことから、ラタナコーシン朝(チャックリー朝)になってから、
ビルマへの戦略的な面と、ラーチャブリーとの交易の利便性から
よりメークローン川下流の現在の地でカンチャナブリーの町が造営されたのです。

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県柱廟の先に、1831年に同時に造られたものが見えました。

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カンチャナブリー城門

場所は、ここ

2006年に修復されたこともあって綺麗な姿で
残っていて嬉しいですね~。

前に座ってらっしゃるのはラマ3世です。


で、残っているのは城門だけじゃないんですよ。

01_11

城壁もしっかり残っています!
思わず狂喜乱舞してしまいました(城壁マニアなもんで 笑)

どうもこっち側が城内のようですね。
で、

01_12

こちら側が城外。
大砲が5門、外のメークローン川を向いて並んでいます。

この右手の城壁沿いには、

01_13

タイ文字で「カンチャナブリー」とのオブジェ(?)が。
観光の記念撮影にいいですね ^^


さて、この城壁に沿った道沿いに古い商店街があるので、
歩いてみましょう!



<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:120バーツ

<参考>
ศูนย์มานุษยวิทยาสิรินธร "จารึกหน้าศาลหลักเมืองกาญจนบุรี"
baanjomyut.com "จังหวัดกาญจนบุรี"

※旅は2016年5月27日(金)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

城門

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タイ映画博物館内のカフェ タイ映画博物館[最終回]

タイ映画博物館(Film Archive)内で食事を取れるのは
どうやらここだけのようで。

03_01

ホットドッグのスタンド。

さっき古い映画を観たピッツバーグの「Nikelodeon」の
向かいにあるビルの陰にあります。

売り子の女性に注文すると
無表情で黙々と作り始めました。

うーん、ここの他のスタッフのホスピタリティとは
落差が激しいな。たぶん雇用の形態が違うんでしょう ^_^;)

近くのテーブルに座っていたら持ってきてくれました。
25バーツ也。

03_02

まるでヨーロッパの古い街にでもいるかのような
景色を眺めながらささっと頬張ります。


さーてと、ついでなので並びにあるエジソンが発明した
映画の原型キネトスコープの初の上映店も覗いておきますか。

03_03

ニューヨークのブロードウェイにあった
Kinetoscope Parlor」です。

男性スタッフが入口でお出迎えしてくれて、
館内展示物の解説をしてくれました。

熱心に解説を続けるので話を遮って写真を撮るわけに
いかなかったんですが、胸の高さほどのキネトスコープの木箱が
並んでいて、実際に上から覗き込んで見られるようになっています。

5バーツだか10バーツだかの硬貨を投入すると、
約1分間の動画を鑑賞できますよー。


それから、このムアン・マーヤー(幻の町)の広場に
もう一つ建物があるのを見落としてました。
引っ込んだところにあったので ^_^;)

03_04

Black Maria」というこの真っ黒な建物は、かのエジソンによって
1893年に建てられた世界初の映画撮影所です。

さっきの「Kinetoscope Parlor」で上映する映画を
撮影するための施設だったんだとか。

ここでは映画登場初期の歴史や俳優に関する展示のほかに、
100バーツで自分が出演して映画撮影体験ができるみたいです。
後日DVDに焼いて郵便で送ってくれます。国内限定でしょうけど ^_^;)

でも今は閉まっているみたいですね。
ここもやはり入館時刻が決まっているのかな。


ということで素通りして、敷地の奥まで行ってみました。
そこには、

03_05

古き良き時代の映画館を模した建物が。

模しているだけでなく、ちゃんとした映画館で、
シーサーラーヤー映画館」(โรงภาพยนตร์ศรีศาลายา)と言います。

月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00に上映してますよ。
上映映画は Thai Film Archive の facebookで告知されています。


で、その前の女性スタッフが歩いているコンクリート張りのところは、
スター広場」(ลานดารา)。

まるでハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターみたいに
タイ映画俳優の手形足型&サインがびっしり!

思わず知っている俳優さんを探しちゃいました(笑)
あ、ありましたよー。

03_06

映画『フェーンチャン』(แฟนฉัน)のノイナー役女優フォーカスさん!
それに上隣は同映画ジアップ役俳優のネックさん!

ほかにも小栗旬主演の『ルパン三世』に出演した
ゴティーさんとか色んな方のがありました。
タイ映画好きの人には堪らないかもしれません ^^


ということでタイ映画博物館をひととおり見たので、
そろそろシメにしますか。

向かったのは、世界初の商業映画が上映された
パリの「Hotel Scribe」。

さっき「Nikelodeon」での映画観賞チケット購入時にも
行ったんですが、1階の

03_07

カフェ「Grand Café & Salon 」へ。
この店名も現在の「Hotel Scribe」内にかつてあって、
世界初の商業映画が上映されたカフェの名にちなんでいます。

月~金は9:00~18:00、土日祝は9:30~18:30の営業。

カウンターで女性にホットアメリカンコーヒー 30バーツを注文。
ついでに小さなケーキ菓子 25バーツも頂きました。

さっきも気になっていたんですが、
ここって2階席があるんですよ。

2階で飲んでもいいですか?

「どうぞ上がってください」

ってことでらせん階段で2階へ。

03_08

2階は狭いんですが、逆に隠れ家的な座席で気に入りました(笑)

ほぉ、カップもお皿も店名が入ったオリジナルじゃないですか。
意気込みを感じますね~。

2階の広場側に窓があったのでちょっと眺めてみました。

03_09

タイにいるとは思えない♪ ^^


のんびりコーヒーを楽しんで満足満足。
タイ映画博物館入口へと戻ります。

入口横の、最初に概要を説明してくれた
女性スタッフが出てきた建物に立ち寄ってみました。

03_10

土産物や映画グッズを販売してるんですね。

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Tシャツも売ってるし~。

03_12

あっ!
さっきのカフェ「Grand Café & Salon Indien」の
カップと皿じゃないですか!!

さすがにカップまでは買えませんでしたが、
スタッフみなさんがとてもいい人達だったので、
お礼も兼ねて安いやつですが一つグッズを購入。

さあ、帰りましょー。


表のプッタモントン・サーイ5通りに出たところ、
なんとちょうど515番バスがやってくるじゃないですか!

バス停じゃないけど停まってくれるかな?
いいや、手を伸ばしてみよう。

あ、停まってくれた!!
スタスタと駆け寄って乗車。

03_13

時刻は、13:23。

始点からすぐなのでガラガラです(笑)
このまま終点まで乗れば戦勝記念塔ですよ~。

そうそう、さっき買ったグッズをここでお披露目しましょう。

03_14

キーホルダーです。

上に「SRIKRUNG SOUND FILM」と。
例の現在のMRTスクンビット駅の場所にかつてあった
タイ初の映画撮影所の名前ですね。

下にはタイ文字で「タイ映画博物館」とあります。


戦勝記念塔には14:17に着きました。

またバンコク滞在中に暇ができたら、515番バスに飛び乗って
気軽に訪れたいですね。カフェでまったりするだけもいいかも。

てな感じで今回の旅もこれにて完結です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

次は、カンチャナブリー市街の旅をお届けします!


<情報>
Film Archive(Public Organization) (หอภาพยนตร์ไทย)
タイ映画博物館 (พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)
場所:グーグルマップ
料金:無料。但し一部有料。
営業時間
 1 ムアン・マーヤー(幻の町):土日祝
 2 図書館:月~金9:00~17:00
 3 映画博物館:土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の5回
 4 映画館:月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00
 ※変更の場合あり。
 5 カフェ:月~金9:00~18:00、土日祝9:30~18:30

<旅費交通費>
515番バス:23バーツ
ここまでの合計:46バーツ

<参考>
หอภาพยนตร์ไทย "มายาราตรี Night at mayacity"

※旅は2016年11月27日(日)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり

タイ映画博物館

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ムアンマーヤー(映画ゆかりの米仏タイ建築物広場) タイ映画博物館[2]

タイ映画博物館(Film Archive)に足を踏み入れてみるとしますか!

02_01

ここには、19世紀末~20世紀初頭の映画にゆかりのある建物を
「映画セット風」に模して建ててあるんだそうですよ。
広場全体で「ムアン・マーヤー」(幻の町)と名付けられています。

国内外で受賞経験のある著名なタイ人映画美術監督さんの
手による設計だとか。


02_02

左手の星条旗が掲げられている建物は、エジソンが発明した
映画の原型キネトスコープの初の上映店を模したもの。

1894年、ニューヨークのブロードウェイにオープンし、
店内には覗き込んで見る機械が並んでいたんだそうで。


正面奥のフランス国旗がはためく建物は、
パリの「Hotel Scribe」。

1895年12月28日に世界初の商業映画が上映された場所なんだそうです。


右手のこちらも星条旗が掲げられている建物は、
ペンシルバニア州ピッツバーグに1905年にオープンした
世界初の常設映画館「Nikelodeon」。


また欧米だけでなく、バンコクの映画黎明期の建築物を
模した建物もありますよ~。

02_03

入口を振り返ると、C56横の建物は駅舎のようですね。
恐らく20世紀初頭、ラマ5~6世期の駅舎がこんな感じなんでしょう。

02_04

この「モンコン・ボーリサット」(มงคลบริษัท)との看板がある建物は、
ラマ5世期にあった王族経営の劇場を模しています。
ここを賃借した欧州人によって、1897年6月10日にタイ初の商業映画が
上映されたんです。


右の白い門は、ラマ5世期にヤワラートのチャルンクルン通り始点にあった
サームヨート門(ประตูสามยอด)を模したもの。
モンコン・ボーリサットは、この門の近くにありました。

なお、タイの映画黎明期にもっとも人気のあった映画館は、
日本人渡辺知頼が日露戦争の記録映画を引っ提げて
1904年に開いた映画館だったんですよ。
当初は同じくサームヨート門近くにありましたが、
翌年タイ初の常設映画館を今のナコーンカセームに設けました。

ってことは、ピッツバーグの世界初の常設映画館と同年じゃないですか…。

02_05

これは、タイ初の映画撮影所シークルン(ศรีกรุง)を模した建物。
オリジナルはイタリア人建築家による設計で1935年築。
なんと現在の地下鉄MRTスクンビット駅の場所にありました。

一時期は映画館としても使われていたんだそうですよ。

で、ここでは狭い意味での「タイ映画博物館」として使用されています。
ただ入館できるのは土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の
5回という
決まった時間のみ。ガイドに連れられて見学するスタイルです。

タイミングが合わないのと館内撮影禁止のため、
私は今回見学しないことに ^_^;)
でももしかしたら渡辺知頼関係の資料も展示されているかもしれませんね。


…てな感じで、広場の周囲を概観したところで、
C56のところに戻りますか。

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シネマ」駅なんてシャレた駅名板が立っています ^^
池までこしらえてあっていい雰囲気ですよね。

この連結された客車が展示コーナーになっていまして、

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1922~32年に設けられていた国鉄の報道伝播映画隊の業績や
使用機材・フィルムが展示されています。

同隊はTVのまだ無い時代にニュース映画を撮影し、
鉄道網を使って全国を巡り住民相手に上映する役割を担っていたんだとか。

客車後部から外に出ると近くには、

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こんな車が。

薬売りの車なんだそうで。
なんでも昔、薬売りはこの車で地方を行脚してやはり映画を上映し、
そこに集まってきた住民たちに薬を販売していたんだとか。

客集めから映画上映、語りももちろん薬販売も
全て一人でこなす神業。

富山の薬売りのタイ版は、なんというかアイデア賞もんですなー。

そう言えばタイ映画『モンラック・トランジスタ
(มนต์รักทรานซิสเตอร์)、
邦題『わすれな歌』で
後半にそんな薬売りのシーンがありましたね。


車ではなく船でしたが、『モンラック・トランジスタ』トレーラーにも
薬売りの客集めと映画上映の様子がちょこっと登場しますよ。
2:43あたりからです。


さてさて、ピッツバーグの世界初の常設映画館「Nikelodeon」で
11:30に映画の上映があるとのことだったので見てみましょうか。

チケットはパリの「Hotel Scribe」内にあるカフェ
Grand Café & Salon Indien」で販売しているというので
スタッフに案内されて店内へ。
時間までここで待機です。

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当時の映画鑑賞チケットを模してあるんでしょうね。
シャレてます。10バーツ也。安っ!!

「11:30の回はあなただけですよ」

と言われマジかよとドキドキしていたら、
家族連れ3人が直前になって来てくれて一安心。

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時刻になったので「Nikelodeon」に移動。
入口に「5¢」との看板が。当時の映画チケット代だそうで。

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階段で地下へ下りると、

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ここが上映室かー。

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味のある映写機をスタッフが操って上映開始です。

まずタイで撮影された最初の映画とされるものが上映されました。
「ラマ5世が映っているのでよく見てください」と言われたものの
よくわかりませんでした ^_^;)

そんな感じで白黒の無声映画を上映しながら
スタッフがタイ語で解説してくれます。


次は世界初の映画とされるフランスの作品。
第一回目の商業上映でお金を払って見た客は33人だったんだそうで。

その33人の中にいたマジシャンが映画に魅せられ、
自ら映画を製作し商業上映して大成功。
しかし第一次世界大戦終結とともに広がった厭世的な風潮とともに
映画人気が去ったため、彼は映画フィルムを溶かして靴底の原料として
売るしかなく、その後失意の中、おもちゃ屋に転身した…

というドキュメント映画を続けて上映してくれました。


なかなか興味深くて勉強になったぞ。
これが10バーツだなんてお得すぎる!

しかも前回も言いましたが、スタッフが皆笑顔で気持ちがいいんですよ。
一人でも十分楽しめます!


30分弱で上映が終わった頃にはちょうどランチの時間。
どこか食べるところはあるかな?



<情報>
Film Archive(Public Organization) (หอภาพยนตร์ไทย)
タイ映画博物館 (พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)
場所:グーグルマップ
料金:無料。但し一部有料。
営業時間
 1 ムアン・マーヤー(幻の町):土日祝
 2 図書館:月~金9:00~17:00
 3 映画博物館:土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の5回
 4 映画館:月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00
 ※変更の場合あり。

<旅費交通費>
見学しただけなので:0バーツ
ここまでの合計:23バーツ

<参考>
『日・タイ交流600年史』,石井米雄・吉川利治,講談社,1987年
หอภาพยนตร์ไทย "วันสำคัญทางภาพยนตร์"
หอภาพยนตร์ไทย "มายาราตรี Night at mayacity"
slideshare.net "หอภาพยนตร์ไทย"
Hall of Fame Records "หนังยุคแรกของไทย ที่มาของ หนังเร่"

※旅は2016年11月27日(日)に行いました。



元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

タイ映画博物館

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