タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

JESADA_TECHNIK_MUSEUM

ジェッサダーさんこんなものまで!! 水上交通時代の面影を求めて[8]

JESADA TECHNIK MUSEUMの飛行機展示スペースを出て
そろそろ帰るためにナコーンチャイシーへ向かうことに。


あ、ちなみにグーグルマップのストリートビューでも
展示されているYS-11をご覧いただけます。


ミュージアム正門前に戻ると向かいに売店が出ているのに気付きました。
ここでソンテオを待つかな。


おばちゃんからコーラを買って、
パラソルの下でプラスチック椅子に座らせてもらうことに ^^


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ちょうどコーラの缶の上あたり、道の反対側がミュージアムの入口です。


売店のおばちゃん2人と雑談しているうちに、
目の前で焼いているソーセージが美味しそうに見えて購入。


するとすかさず足元には…


08_02


野良犬が~(笑)


あげてもいいですか?

一応おばちゃんに確認してから、
ワンちゃんの目の前にソーセージを1つ落としてみました。

すると、です。どこからともなくもう一匹の犬が突如姿を現し、
すぐ目の前で物凄い勢いで争奪戦をおっ始めたじゃないですか!

さらに騒ぎを聞き付け、周辺から野良犬が大集結!!
どこにいたんですか、こんなに -_-;)


むやみやたらに野良犬にエサをあげちゃいけないってことですな。
勉強になりました…。


ちなみに見事勝者となったのは、このワンちゃんでした。
見かけに寄らず逞しいです(笑)


20分ほど待ったところで「来たよ」とおばちゃん。
あ、ほんとだ。


08_03


「前に乗りなさいよ。頼んであげるから。」

えっ、いいんですか?

「大丈夫!」

おばちゃんの一人が運転手に交渉してくれました。
ありがとうございます!! 2人のおばちゃんにお礼を言って
ソンテオの助手席に乗り込みます。

時刻は、14:08。


さようなら~ JESADA TECHNIK MUSEUM!!


08_04


すると間もなくして目の前に国鉄南線の線路が出現。
ソンテオは南下しているんだなと、やっと方向感覚が掴めました。

その時です。ふと右側を眺めると…


08_05


あーーっ、蒸気機関車だ!!

一瞬のことですが、機関車の前に立つ白い看板の文字もしっかり読めました。

JESADA TECHNIK MUSEUM

タイ語と英語で、そうはっきりと書かれているじゃないですか。
ってことは、この蒸気機関車もジェッサダーさんのコレクションなんですね。

もう凄過ぎです。


さらに一両ではありませんでした。


08_06


国鉄南線の線路脇に、2両の蒸気機関車が淋しく佇んでいます(ストリートビュー)。
残念ながら、フォルムから言ってどちらも日本製では無さそうですが。


興奮する私を尻目に運転手さんは淡々と運転を続けています…。






<交通費>
ソンテオ運賃未払いなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


08_map



この飛行機は!! 水上交通時代の面影を求めて[7]

JESADA TECHNIK MUSEUMの門を出て、ソンテオで乗り合わせたおばさんの
言っていた飛行機が展示されているところへと歩いて行くことに。

先ほどのスコールがすっかり上がって気持ち良く晴れました。

道を右へと歩くこと3分。飛行機が見えてきましたよー。
入口にはこんな看板。


07_01


空港と勘違いしてしまいそうです(笑)

しかし、こんな何にも無いところに飛行機が忽然と出現するんですから、
知らないで通った人はビックリするでしょうね。

で、こんな感じに展示されています。


07_02


まず入口にもっとも近いこの飛行機には…


07_03


「空軍」と横に書かれてますね。
中を覗くと職工さんが何やら改装工事中。シートも何も無くなってます ^_^;)


奥のカマボコ屋根にはバスが展示。


ロンドンの2階建てバスも~。
奥の列には2階建てバスと言われて誰もがイメージする赤い車体もしっかりありますよ。


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2階建てバス車内に初めて入るのが、まさかタイになるとは
思ってもみませんでした(笑)


あとはセスナ機やヘリコプターが展示されています。
なんだ、おばさんの言ってた日本製の飛行機はやっぱり無いじゃないか -_-;)

さて戻ろう。

そう思って振り返ったその時です。
目の前の飛行機がふと気になったのでした。


07_06


あれ? もしやこの飛行機って・・・

iPhoneを取り出してネットで検索してみます。
…窓のかたちや配置が同じ。間違い無い!!


YS-11 じゃないですか!!!!

戦後初の国産旅客機が、こんなところで保存されていたとは!!

おばさん、ハナから疑ってすみませんでした~。
そしてここで降ろしてくれて本当にありがとうございました! m(_ _)m






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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JESADA TECHNIK MUSEUM 水上交通時代の面影を求めて[6]

もう一度受付のおねえさんの前を通って、JESADA TECHNIK MUSEUMの
メイン展示スペースへ行ってみましょう!


06_01


屋根付きの倉庫か工場と見紛う広大なスペースに自動車が多数展示されています。
が、よく見ると小さくてヘンテコな車がいっぱい。


06_02


なんだ、この水陸両用っぽいフォルムの車は?


06_03


ここにもヘンなのが -_-;)


どうやらオーナーさんは、このテの小さくて一風変わった車がお好きなご様子。

でももちろん、「普通の」クラッシック・カーも展示されています。


06_04


よく集めたもんですね~。


JESADA TECHNIK MUSEUMのサイトには、このミュージアムがオープンした
いきさつが書かれています。それによると、

ここのオーナー、ジェッサダー・デーチャサクンリット氏は、
幼少時から車をはじめとした乗り物が大好きでした。

海外へよく行くようになり、とくにヨーロッパでは訪問地の乗り物博物館に
欠かさず足を運んでいるうちに、タイにもこのような博物館が必要だと
思うようになったのでした。

それで1997年から収集を開始し、2007年にこのミュージアムをオープンさせたのだとか。

利益を得るのではなく、公共の利益のために運営したいということで入館料は無料。
ジェッサダー氏は凄い人ですね。


全部は紹介しきれませんが、かいつまんで写真をどーんとUPしておきます!


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ミゼット(本物?)、トラバント、くじらクラウン、デロリアン(!)、
イエローキャブ、それにスバル360まで~。

なかなかニクイですね、このチョイス ^^


その中で一台、どう見ても特別扱いの車が。


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この一台だけ、案内版が立っているんですよ。
Messerschmitt KR200 と書いてあります。

なんでも、ジェッサダー氏が最初に手に入れたクラッシックカーなんだとか。
このミュージアム建設の夢実現の第一歩となった記念すべき車なんですね。


実はこっちのメイン展示スペースに入ってすぐ、案の定スコールが降り始めたんです。
でものんびり見学しているうちに止んで青空に。

ツイてるじゃないですか。

いったん外へ出て、おばさんの言っていた飛行機が展示されている場所へ
行ってみることにしましょう!


時刻は13:27。







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ソンテオを降ろされた場所は… 水上交通時代の面影を求めて[5]

スコールがやって来る前になんとかソンテオが姿を見せてくれました。
早速行き先を確認。


05_01


電気市場 ロータス・ターナー - トーレー

とあります。
電気市場とはナコーンチャイシーにある市場の名前。
きっと電力会社の敷地だか近くにあるからこのネーミングなんでしょう。

ということでナコーンチャイシーに行くことは間違い無し!

そこまで出れば、ここまで乗って来たソンテオの逆方向に乗っても、
以前ナコーンパトムの帰りにターナー百年市場に寄った際に乗った
サーラーヤー行きの小さなバスに乗ってもバンコク方面に帰ることができます。

乗り込んで待つと、ほどなくして出発。
時刻は、12:55。

ンギウラーイともお別れです。


05_02


走り出して間もなく、一人のおばさんが乗車してきました。
このおばさん、なぜか私をガン見。外国人が珍しいんでしょうか?

そ、そんなまじまじと見ないでくださいよぉ -_-;)

目を合わさないようにカメラを取り出して車窓の風景を撮ろうとしたその時、

「どこの人?」

日本人です…

ニコニコして目を輝かせながら、

「この先に飛行機のミュージアムがあるの知ってる? 日本製の飛行機もあるよ。」

知りませんでした。(日本製の飛行機? 零戦があるわけ無いし勘違いでしょ)

「興味ある? 停めてあげるよ。」


親切心で色々教えてくれているみたいです。
警戒してすみませんでした ^_^;)

その後もハイテンションで話しかけてきてくれます。
「あ、この先に陶芸の工場(? よく聴き取れず。すんません)があるよ。
 でも潰れちゃったんだよね。見に行きたい?」

あ、いえ、潰れたんでしたら結構です ^_^;)

「利用客がいない時にはソンテオは違う道を通るんだけど…あ、ここよ。」

えっ!?

「でも、あっちで降りたほうがいいね。ちょっと待って…。停めてー!」

おばさんが大声で叫んで運転手さんに車を停めさせました。
そこまでしていただいてすみません。車内にブザーがあるんですが… ^_^;)

「チョークディー・ナ!(グッドラック)」


あれよあれよと言う間にソンテオを降ろされて、
運転手のところに運賃を払いに行くことに。8バーツかな?
あまりの急展開に運賃をメモるのも忘れてしまいましたよ!

私を降ろしたソンテオはそのまま彼方に消えて行きました…。


こんなところで一人立ちすくむ私は一体何なんでしょう(笑)

時刻は13:03。
落ち着いて状況把握といきますか。降ろされたところは何かの門の前。


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ん? 近付いてみましょう。


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あー!! 聞いたことがあります!
JESADA TECHNIK MUSEUMじゃないですか!

こんなところにあったんだー!


でも、どんなミュージアムなのか詳しく知らなかったんですよね。
いい機会です。入って見てみましょう。おばさんに感謝です(笑)


入るとすぐにこんな車が。


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これってフィリピンのタクシーですよね?

その背後に一人の女性の姿が。受付のようです。
歩いて行くと、「こんにちは。この用紙に記入してください。」

入館申請書のようなもの? 名前やら住所やら書かされました。
「タイ語書けるんですね!」
あ、はい ^_^;)

入館料はなんと無料だとのこと。では早速見学させていただきましょう!


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お姉さんの後ろにはヨーロッパの名車がズラリ。

奥にはこんな車も~。


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コロナでしたっけ? 子どもの頃よく見かけた車です。
あ、歳がバレますな(笑)


さらに奥には、


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レトロなバイクやら人力サムローがびっしり!

奥の棚にあるもの見えますか?
子どもが跨って遊ぶ車のオモチャです。そんなものまで -_-;)


どうやらここは乗り物の博物館のようですね。

実は今見たのは端の一角。メインの展示スペースに行ってみましょう!






<交通費>
ソンテオ:8バーツ(?)
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


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