タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

蒸気機関車

蒸気機関車C56がここにも! タイ映画博物館[1]

前々から行きたいと思っていた「タイ映画博物館」に
昨年2016年11月27日(日)、ようやく訪れる機会を得ました!

場所はバンコクの西のはずれ。ナコンパトム県に入ったところです。

まずは戦勝記念塔からバスに乗りますよ~。

01_01

ラーチャウィティー側」から戦勝記念塔始発の
515番エアコンバスに乗車。

何度も利用したことのある路線なので安心して飛び乗ります。

時刻は、10:10。

Mr.オクレ似の車掌さんに、タイ映画博物館に行くにはどこで
降りればいいか尋ねたところ、

「スッ・サーイ」(終点)

との返事。

運賃は23バーツでした。

01_02

クルントン橋でチャオプラヤー川を渡ります。

手持ち無沙汰なので、

01_03

座席背面に貼られていたバス車内無料WiFi利用手順を見ながら、
WiFiに繋いでネットをして暇つぶし(笑)

南バスターミナルに寄ったのは10:36。
ここまで大した渋滞にも捕まらず順調ですね。

ジャンクションからプッタモントン・サーイ4通りに入ると、
左手にマヒドン大学サーラーヤー・キャンパスの広大な敷地が
見えました。

奥を左折して国鉄南線に沿った道をまっすぐ西へと進みます。
この頃には乗客はほんの数人に。

さらに途中のバス停で残りも下車して、とうとう私だけに~。
終点ってどのあたりなんだろう?
不安になって車掌さんのほうを向くと、「まだだよ」と。
覚えていてくれたんですね ^_^;)

左折してプッタモントン・サーイ5通りを南下し始めたところで、
「タイ映画博物館はここだよ。道を渡った反対側だ」と車掌さん。
親切にありがとうございます!

01_04

時刻は、11:04。
戦勝記念塔からなんと1時間弱で着いちゃいましたよ。
日曜日だからでしょうね。

01_05

反対側ということはあそこか。

と、道を突っ切ろうと数歩進んだところで、
中央にある緑地帯が深い溝になっていて容易に
越えられなさそうなことが判明。

しかたないな。歩道橋で渡るか。
えーと、歩道橋はどこだ?と左手を向くと、

01_06

はるか彼方じゃないか!!
車掌さん、こんなところで降ろさないでくれよーー!!

日差しを遮るものが何にもない中、
汗をかきながらようやく歩道橋に辿り着きました。

01_07

あぢー。

歩道橋を渡りつつ南側を眺めると、

01_08

先の方にオレンジ色のバスが2台停まっているのが見えますか?
どうやらあそこが515番バスの始点のようですね。

ちなみに右手の敷地はラチャマンガラ工科大学ラタナコーシン校です。

歩道橋を下りて北へと戻るかたちで歩き、
ようやく入口に到着しました。

時刻は、11:13。

01_09

タイ映画博物館です。
タイ語では「ピピッタパン・パーパヨンタイ」(พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)。

場所はここ(グーグルマップ)。

正確には「ホー・パーパヨンタイ」(หอภาพยนตร์ไทย)、
英語で「Film Archive (Public Organization)」という、
映画保存が役割の日本で言う独立行政法人のような組織の施設なんです。

なので訳せば「独立行政法人タイ映画保存館」ですかね?

その中の1施設としてタイ映画博物館があるんですが、
全体をタイ映画博物館と呼んだほうが分かりやすいので
ここではそうさせていただきます ^^

ところで、ここに来た最大の目的が、
既に見えてますよ!

01_10

C56 47号機!!

言わずと知れた日本製蒸気機関車です。

1936年の三菱重工業製。1941年11~12月に日本軍に供出され、
タイ・ビルマに運ばれた90両のC56のうちの1両です。
太平洋戦争中に泰緬鉄道などで使用されていたんでしょうね。

01_11

前方デッキ部にはブロンズ像が乗ってますよ。

説明によると、このカメラを構えた人物は、
カンペーンペットアッカラヨーティン親王

ラマ5世の第35子で、タイ国鉄総裁を1917~26年の間務めた人物です。
国鉄の近代化と路線延伸を進め、「タイ国鉄の父」と呼ばれているんだとか。

またタイ初のラジオ局を開設したことから「タイ・ラジオの父」でもあり、
テレビ放送もアジア初を目指して進めていたものの、立憲革命でとん挫。

きっと映画にも関わっていらしたことから、像が置かれたんでしょうね。

01_12

ここはちょっとした映画の歴史のテーマパークっぽくなっているようで。
入ろうとすると、左の建物からおもむろに若い女性スタッフが出てきました。

入場料無料であることや、どんな施設があるのかを説明してくれた上で、
映画上映や博物館の解説の時刻は何時からなのでまずはどこそこから
見学なさるといいと思いますよと、終始笑顔で親切に解説してくれました。

タイのミュージアムってわりと事務的対応なところばかりなのに、
民間のテーマパークのスタッフのようなスマイル満点のホスピタリティに
しょっぱなから「ここは他と違うんだ」という意気込みを感じとりました。

よし、期待しながら入ってみましょう!


<情報>
Film Archive(Public Organization) (หอภาพยนตร์ไทย)
タイ映画博物館 (พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)
場所:グーグルマップ
料金:無料。但し一部有料。
営業時間
 1 ムアン・マーヤー(幻の町):土日祝
 2 図書館:月~金9:00~17:00
 3 映画博物館:土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の5回
 4 映画館:月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00
 ※変更の場合あり。

<旅費交通費>
515番バス:23バーツ
ここまでの合計:23バーツ

<参考>
ウィキペディア『国鉄C56形蒸気機関車』
การรถไฟแห่งประเทศไทย "การรถไฟฯจัดงานวันบุรฉัตร ๑๔ กันยายน"
Wikipedia "พระเจ้าบรมวงศ์เธอ พระองค์เจ้าบุรฉัตรไชยากร กรมพระกำแพงเพชรอัครโยธิน"

※旅は2016年11月27日(日)に行いました。



元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

タイ映画博物館

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チュラロンコン橋 ラーチャブリーと水瓶の旅[1]

ラーチャブリーへの旅はこれで何回目になるんでしょう?
なぜかこの町に惹かれるんですよね。

今回はラーチャブリー出身の知り合いのタイ人から
興味深いラーチャブリー土産の情報を得たので、
いっちょ買いに行ってみるかと旅立ったのでした。

日程は、2016年5月28日(土)。

おっと、ラーチャブリー県の位置をグーグルマップの地図を拝借して
示しておきましょう。


ラーチャブリー

バンコクの西方、ミャンマーと国境を接したところに
ラーチャブリー県はあります。
中心部は地図中「ラチャブリー」の「ャ」と「ブ」の字の間辺り。


ではまずはロッ・トゥーに乗りに戦勝記念塔近く、
センチュリーというショッピングセンター北側にあった
ロッ・トゥー乗り場へ向かいます。

実は軍政の方針で、2016年10月25日から主要ロッ・トゥー乗り場が
行先方面別にモーチット、南、エカマイの3バスターミナルに
強制移転させられてしまったんですよ。

私はこの目でまだ確認していないんですが、
戦勝記念塔周辺やこのセンチュリー界隈にあったロッ・トゥー乗り場も
ことごとく今は消え去って、いずれかのバスターミナルに移ったようです。

ラーチャブリー行きは、南バスターミナルに集約させられたみたいですね。


01_01


というわけで、これはありし日のセンチュリー北側ロッ・トゥー乗り場の光景。

乗り込んだらほどなくで出発です。
時刻は07:02。


順調に国道4号線をかっ飛ばしたロッ・トゥーが


01_02


メークローン川
を渡ったら、そこはもうラーチャブリー中心部です。


01_03


他の乗客とともに橋を渡った先で下車しました。
時刻は、08:33。

この進行方向左手は土手になっていて、
上に国鉄南線が走っているんです。

来た方向に振り返って見ると、


01_04


こんな感じ。 ちょうど駅があります。
ちょっと上ってみますか。


01_05


ここは、チュラロンコン橋駅

メークローン川
に架かる鉄道橋の名が駅名になっています。
んじゃ、向こうに見えるその橋に向かいますか。

ホームの端を下りてさらに進むと左手に何やらありましたよ。
振り返ると、


01_06


でっかい水瓶(みずがめ)!

ラーチャブリー
は、かつて水瓶の一大産地で重要な輸出産品だったんです。
それで町の入口にモニュメントとして飾ってあるんですね。
水瓶については、また何回か後に触れることにします。


で、その先に目的の…


01_07


チュラロンコン橋が!

立派な鉄橋ですね。
カンチャナブリーの「戦場にかける橋」ことクウェー川鉄橋
日本軍の呼称だと「メクロン鉄道橋」をなんとなく連想させる姿ではないですか。

ちなみにこのメークローン川を遡上していくとカンチャナブリーで
クウェーヤイ川と名が変わるので、2つの橋は同じ川に架かってるんです。

このチュラロンコン橋は、タイ国鉄南線開通に合わせて
鉄道・自動車兼用橋として建設され、1901年に時の国王ラマ5世、
別名チュラロンコン大王が立ち会われて開通式が執り行われました。

橋の名もラマ5世による命名です。

当時の橋の様子はここの3枚目の写真で確認できますよ。


01_08


「BUILT. 1901」の字が読めますね。
その右には改修年の「仏暦2503年」(西暦1960年)の文字もあります。

太平洋戦争中には日本軍がマレーからの人員物資輸送に国鉄南線を使ったため、
この橋は、連合国軍の爆撃にさらされたのだそうです。

しかし何度爆撃しても爆弾が当たらなかったのが、連合国軍は1945年2月11日夜、
鎖でつないだ時限式爆弾を投下して橋に絡ませることに成功。
翌12日朝6時30分、時限式爆弾が爆発して橋は落ちてしまったのでした。

以後日本軍はチュラロンコン橋駅辺りで貨車から積み荷を降ろして渡し船に載せ、
川を運搬して対岸から再び貨車に載せて運ぶという不便を強いられたのだそうで。

戦後、インド軍指揮のもと、抑留日本軍を使役して橋の再建工事が
昼夜問わず行われ、工期2か月で1945年10月20日に開通しました。

その後、1960年に改修工事が行われ、翌61年に改修完工式が開催されています。
橋にある「仏暦2503年」の文字はそれを表しているんですね。

1960年のは「改修」ですので、今の姿は日本軍の手で建設されたもの
といっていいでしょう。現在は鉄道専用橋です。


01_09


あっ、ちょうどバンコク方面行列車がチュラロンコン橋駅に停車しましたよ。

そして、


01_10


チュラロンコン橋を渡って行きます。


01_11


日本軍の手による鉄橋が今も現役で活躍しているとは、
なんだか胸が熱くなります。


01_12

鉄橋のわきにある歩道で対岸へ渡ることにします。
中央には釣り人の姿が。

帰ってから調べていて知ったんですが、この橋の真下、
メークローン川の川底に、なんと蒸気機関車が沈んでいるんだそうですよ。
1992年に偶然発見されたのだそうで。

その知らせにラーチャブリー県では、歴史のシンボルとして観光に利用しようと
蒸気機関車の引き揚げを何度も計画したのですが、予算の問題などで
未だに実施されていません。

肝心の蒸気機関車の型ですが、水中の視界が悪く写真撮影が困難なために
これまた未だに特定できていないようです。
ただ、日本製C56かイギリスのKITSON/NORTH BRITISH社製P-CLASSでは
ないかと 推定されているようで。

日本のどこかのTV局さん、代わりに引き揚げて番組にしませんか~?


01_13


そんな太平洋戦争の残滓を感じるチュラロンコン橋を渡り切り、
振り向いてみます。

右に架かる自動車橋は「タナラット橋」。
ロッ・トゥーでさっき渡ったのはあっちの橋です。

さて、これから軍の基地に入ってみますよー。
かなりドキドキですが。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:100バーツ
ここまでの合計:100バーツ

※旅は2016年5月28日(土)に行いました。

<参考>
ราชบุรีศึกษา "ความพยายามในการกู้หัวรถจักร ใต้สะพานจุฬาลงกรณ์"
ราชบุรีศึกษา "สะพานจุฬาลงกรณ์ กับ ประวัติศาสตร์ที่สาปสูญ"
ราชบุรีวาไรตี้ "ภาพประวัติศาสตร์ เปิดสะพานจุฬาลงกรณ์"

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つづく

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ワット・プラシーラッタナ・マハータート ロッブリー日帰り旅[5]

なかなか充実していたプラナーラーイ宮殿(ナーラーイ王国立博物館)を出て、
目の前一帯の商店街を歩いてみました。

でも、目ぼしい店は一つも無く… -_-;)

いったん宮殿正門前に戻って白壁沿いに南へと歩きはじめると、
東のほうに建物越しに仏塔遺跡が聳えているのが見えるではないですか。

よし、あれを目指して歩いていくとしましょう。
路地に入り東へ進んでいくと、


05_01


おぉ、ここだな。

角の食堂が流す大音響の音楽にゲンナリしながら
敷地に足を踏み入れます。


05_02


見えていたのはあの仏塔だ。

ここは、ワット・プラシーラッタナ・マハータート(วัดพระศรีรัตนมหาธาตุ)
という、かつてのロッブリーのメイン寺院として建てられたものだと、
案内板の説明にあります。


05_03


200m四方の広大な敷地内に壁に囲まれて、
様々な時代の建造物が30あまり建ち並んでいる景色は壮観。
12~13世紀初頭からアユタヤ時代、
そして19世紀のラマ4世期までのものがあるんだそうで。


05_04


この最も高い仏塔(主仏塔)は、12~13世紀初頭のもの。
クメール様式の影響を受けつつもアユタヤ初期につながる
新たな様式が見られるのだとか。

つまり、タイ様式が見て取れる現存最古の仏塔なんだそうです。

そんな仏塔に奇しくも出会えるとは!

ちなみに右に見える建物は、17世紀にナーラーイ王が建てた仏堂跡。

こんな立派で広大な遺跡なのに、見学者は、私一人だけ。
ありがとうございます。贅沢なひと時を過ごせました ^_^;)


外へ出て敷地沿いに東側へ回ると、


05_05


どうやらこっちが正しい入口のようですね。

ナーラーイ王が建てた仏堂跡の背後に、あの仏塔が見えています。

で、この反対側はというと、


05_06


ロッブリー駅なのでありました。

駅のホームにある遺跡模型の背後に見えた仏塔は、
あの主仏塔だったのか。

駅舎がプラプラーン・サームヨートを模してあるのがいいですね ^^


駅舎に向かって右手には、


05_07


蒸気機関車が佇んでいました。
残念ながら日本製ではなく、イギリス製なんですけどね。

おや、蒸気機関車の後ろにもなにやら遺跡があるではないですか。
向かおうとすると、


05_08


左手にホームに隣接した食堂発見。

ちょうどお昼時なので、軽く腹に流し込んでおきましょう。
実は歩いているうちにちょっと頭痛がするようになったので、
休憩もしたかったんですよね。

時刻は、12:55。


05_09


ありきたりですが、ガパオ(挽肉のバジル炒めご飯)を(笑)

一服しがてら、せっかく来たのだからガパオで済ますんじゃなくて、
ロッブリーの美味しい店でも食べようとiPhoneで検索。

見つけました。ちょっと遠いけどなんとかなるかな。
その前にもう一か所だけ見ておきたいところが。

向かおうと店を出たところで列車が到着したので
引き寄せられるようにホームへ。


05_11


バンコクのフアランポーン駅10:50発の列車かな?

ちなみにさっき目指しかけた遺跡は、


05_10


こんな感じでホームからも見えました。

17世紀のナーラーイ王時代に建てられた寺院で
ワット・バンダイヒン(วัดบันไดหิน)と案内板にあります。

訳せば「石階段寺」。
きっと元の名が不明なんでしょう ^_^;)





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2014年6月19日(木)に行いました。

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ワットプラシーラッタナマハータート

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ナムトック・サイヨークノーイのC56蒸気機関車 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[2]

モーチット・バスターミナルを06:02に発車した
スリー・パゴダ・パス行きバス車内では、30分ほどして食事が配られました。

まずカンチャナブリー下車の乗客に水が、そしてそれ以遠の乗客には、


02_01


菓子パンの弁当+水が配布。

私の座席に座っている欧米人男性はカンチャナブリーで降りることが判明しました。
カンチャナブリーは欧米人観光客率が高いなと思っていたんですが、
やはり人気の観光地なんですね。

07:28、カンペンセーンで2人下車。代わりに4人が乗車しすぐ発車。
さらに07:34、カンペンセーン病院前でも2人乗車。

それ以降は新たなお客さんが乗って来ることはありませんでした。


モーチット
から2時間半ほどでカンチャナブリー・バスターミナルに到着です。


02_02


時刻は、08:34。

欧米人男性が案の定席を立ったので、目を合わせてニコッと挨拶を交わした後、
本来の私の席へと移動したのでした ^_^;)

08:39出発。


02_03


カンチャナブリー・バスターミナルを後にします。


9時過ぎに石黒賢さん似の男性車掌さんが後ろの乗客から
順に声をかけて何かを尋ねています。聞き耳を立てていると、
どうやら昼食休憩での食事の希望のようで。

そうなんです。このバスは国鉄西線ナムトック線)の
ナムトック・サイヨークノーイ駅前で一旦停車し、昼食休憩があるのです。

車掌さんが私のところに来て「カーオパット?」(チャーハン)と。

え、選択肢無しなの?と思いつつも、はいと返答します。


02_04


ここでやはりチケットの下部を切り取っていきました。

前の席でも尋ねているのを何とはなしに聞いていたら、
「パットガパオ(ガパオライス)とカーオパットがあります」と言っているじゃないですか!

パットガパオが良かったなー (T_T)


そしてその昼食休憩の地、ナムトック・サイヨークノーイのレストランに
横付けされました。 時刻は、09:41。

「食事休憩は20分です」と車掌さん。

みんなぞろぞろ降りていきます。


02_05


レーヌー」(เรณู)という名の、かなり広いお店でした。


02_06


私もみんなに続いて入店します。

すぐのところに、パットガパオとカーオパットがそれぞれ並んだ木製大テーブルが。


02_07


私はこっち。カーオパット ^_^;)

味はなかなかでしたよ。でももう少しパサパサに炒めるとより美味しいと思います。


02_08


店正面に停車したバスが走り去っていきました。
また時間になったら戻って来るんですね。

私はカーオパットを大急ぎで平らげ、店外へ。
なぜかって? 食事休憩は20分。この間にぜひとも見たいものがあるんです。

それは、ナムトック・サイヨークノーイ駅に静態保存されている
かつて泰緬鉄道を走っていた日本製蒸気機関車C56。

まさかこんなかたちで見られるチャンスが訪れようとは!


02_09


時刻は09:49。休憩は10時ちょうどぐらいまでのはずです。
通りの反対側の斜面上に見えるナムトック・サイヨークーイ駅までダッシュ!


02_10


階段を駆け上がります。


02_11


ナムトック・サイヨークノーイ
NAM TOK SAI YOK NOI

との駅名看板が。

ここまで来るのは週末運行の特別列車のみ。
通常の列車は一つ手前のナムトック駅止まりなんですよ。

やっと来れたー!

ところで奥にもう炭水車が見えているではないですか!
さらにダッシュで前方に回り込みます。


02_12


C56にようやくご対面。
時刻は、09:50。

もう今回の旅の達成感十分です ^_^;)




<旅費交通費>
バスに乗っていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:329バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

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つづく


カンチャナブリー


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カンチャナブリーの奥へ[1]

旧泰緬鉄道、現国鉄西線(ナムトック線)に乗車した
遅ればせながらの泰緬鉄道」の旅を3月31日にした翌日、
私は再びカンチャナブリーへ向かったのでした。

旅の目的は、引き続き泰麺鉄道関係の史跡を訪れつつ、
カンチャナブリー県北西部までも足を延ばしてみること。

さすがに日帰りは無理そう。
最低でも1泊、長くて2泊の予定です。


2014年4月1日(火)早朝、今回も戦勝記念塔へ。

前回と同じ北西ゾーンのカンチャナブリー行きロッ・トゥー乗り場へ行くと、
「次の便は7時半発」とのこと。

1時間近く待つのは勿体無いので、違う業者の便を探すことに。

Century The Movie Plaza
へ向かって歩いていると
その手前にロッ・トゥーのターミナルを発見。

こんなところにもあったんだ。知らなかった。


01_01


グーグル・マップのストリートビューで見ると屋根が無いけど、ここのはず。

右側のチケット売り場の列にはカンチャナブリー行きが無し。
もっと奥の右側の建物内に入ると、


01_02


あった。台の上にカンチャナブリーと書いてあります。

無愛想なおばさんに尋ねると次の便は7時発とのこと。
運賃120バーツを払うと、「今いた男性について行きな」と。


01_03


あ、この車ね。

15分ほど待って06:59出発。

車中で爆睡していると時間のたつのも早く、わりとあっという間という感じで
カンチャナブリー・バスターミナルに到着です。

時刻は、09:36。

さーて、次の交通手段はというと…。

前日3月31日、ここから戦勝記念塔までのロッ・トゥーに乗る際に
チケット売り場の人にサンクラブリー行きロッ・トゥー乗り場の
場所を聞いておいたんですよ。

「バスターミナル裏の白い建物です」とのことでしたが…。


01_04


きっと向こうに見えているあのビルの一角ですね。
歩いていくと、


01_05


トーンパープーム-サンクラブリー-チェーディー国境 と。

これだこれだ! (ストリートビューで場所を示しておきます。)

建物内の受付で尋ねると「乗れますけど混んでいるので4便あとですよ」との返答。
ぐえっ。

「バスで行ったほうが速いと思いますよ」

分かりました。そうします。 トホホ。

確かに受付前には大きなズタ袋を引きずったどう見てもタイ人ではない男性達が
大勢たむろしていて、さながら難民キャンプの様相。
みんなタイへ商品の買い付けに来たミャンマー人なんでしょうね。

バスで行くのは時間がかかるから避けたかったんですが、仕方がありません。
バスターミナルに戻り探すと、これのようです。


01_06


サンクラブリー行き。

この時期にエアコン無しで長時間はキツそうだなぁ -_-;)
時刻は9:45。

バス前で呼び込みをしている運転手さんに出発時刻を尋ねると10:20とのこと。
じゃぁ、近くで朝食を取って来ることにしましょう。

周辺の商店街を歩くと、


01_07


    トンベープ(ร้านต้นแบบ)
カオマンガイ-カオムーデーン-カオカームー
      一皿10バーツ

という気になる看板が目に留まりました。

いくら地方都市とはいえ、今どき10バーツでなんてやっていけるんだろうか?
好奇心に押されて入ってみることに。(ストリートビュー

まず並んで料理を受け取り、その場で10バーツ支払い。
スープはセルフサービスでした。


01_08


本当に10バーツでしたよ。


01_09


しかも25バーツのカオマンガイとあまり遜色ない盛り付けじゃないですか。
味はさすがにそれなりでしたが、決して美味しくなくはないです。

安いだけあって店内はかなりの混み具合。
回転率で稼いでいるんですね。

脅威の価格破壊カオマンガイをさっと胃袋に掻き込み、
サンクラブリー行きバスに戻ります。

食事をしている間に9割がた座席が埋まってしまっていました。
でもなんとか席を確保。

運転手さんの言っていた定刻よりわずかに早く10:18に出発。


01_10


国鉄西線(ナムトック線)から東にずっと離れた国道323号線を
のんびり走っていきます。片側2車線で綺麗に整備されていますね。

沿道に咲き乱れる黄色いゴールデンシャワー(ラーチャプルック)が綺麗です。

30分ほどで片側1車線に。

耳を澄まして車内で交わされている会話を聞いてみると、
ミャンマー語なのかモン語なのか、はたまたカレン語なのか、
タイ語とは異なる言語がほとんどなことに気付きました。

タイにいながらタイじゃない雰囲気です ^_^;)


走り出して1時間14分後、


01_11


国鉄西線終点ナムトック駅へと入る路地の前で停車。
こりゃ分かりにくいですなー。

ん、待てよ。ということは間もなく土日・祝日運行の特別列車のみ停車の
ナムトック・サイヨークノーイ駅前も通過するのか。

駅の先に静態保存されているC56蒸気機関車も見えるはず!


カメラを構えて待ちます。

道路脇に多くの車が駐車しているのが見え始めました。
進行方向左手には土産物店らしき商店街も。ここがそうだな。

右手の中腹に目を凝らします。

あ、見えた! 蒸気機関車だ!

シャッターを押したその瞬間、


01_12


あ゛ーっ!! 観光バスが~!! (T_T)

あのクソ観光バスの向こう側にC56はあるんですよ。なんてこった。
しばらく立ち直れなかった私でした。

時刻は、11:39。

悔しいのでストリートビューを貼っておきます。
「702」という数字が見えるのが日本製蒸気機関車C56です。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
バス:70バーツ
ここまでの合計:190バーツ

※旅は2014年4月1日(火)に行いました。

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つづく


ナムトックサイヨークノーイ駅

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