3階のワット・テープモンティエンから階段で2階へ戻ってきました。


07_01


ドア上部にぶら下がったベルに、
タイとは違った文化を感じますね。

トイレを借りてから、靴棚に乗せておいたサンダルを取ろうとすると、


07_02


こんな注意書きが目に入りました。

テープモンティエンはローマ่字表記すると
DEV MANDIR なのか。
MANDIR=マンディールとは、ヒンズー寺院の意味のヒンドゥー語。

テープは神の意味。

モンティエンのタイ文字綴り มณเฑียร の末尾の字 ร は、
"r" の音を表す子音字ですが、タイ語には語末のr音がないため、
"n"の音に変化するのです。

つまりモンティエンの語源は、マンディールで、
ワット・テープモンティエンとは、
ヒンズー教の神の寺、ってな感じの意味なんですね。


1階へ戻ってきました。


06_12


相変わらず園児達が遊んでいます(笑)

邪魔にならないように端っこを歩いて行くと、
校門手前の左手に


07_03


またもやヒンズーの神様が。

タイ語でプラメー・スラッサワディー、
英語で Mata Saraswati と書いてあります。

サラスヴァティーという知識と知恵の女神です。
日本の仏教にも取り込まれて、弁財天になってるんですよ。


07_04


ワット・テープモンティエンの入っている学校を出ました。
時刻は、15:23。

今一度、ワット・テープモンティエンの場所
お知らせしておきましょう(グーグルマップ)。


出ると目の前には、


07_05


女子中高生がうじゃうじゃいるではないですか。
どうもこの辺りには学校がいくつかあるようです。
ちょうど下校時間のようで、屋台で何やら買い食いしてます ^^

んじゃ、私も。


07_06


ナム・マナオ(ライム・ジュース)で一服~。


さあ、帰りますか。
とりあえず北へと少し歩くと広場に出ました。


07_07


向こうに見える建物は、バンコク都庁じゃないですか。
この辺は、バスなんかで通ったことがあるだけで、
歩くの初めてなんですよ。

都庁手前の広場は、ラーン・コンムアンと呼ばれています。
「都民広場」ってな意味ですかね。
ラマ5世期(1868-1910年)には市場があったんですが、
のちに壊して広場にしたのです。

ちなみにこの広場で "Bangkok Light of Happiness" と名付けられた
イルミネーションが2015年12月30日から2016年1月30日の期間開催中です。
神戸ルミナリエだか東京ミレナリオだか、あんな感じみたいですよ。
イベントの様子をYouTubeを貼っておきますね。


そしてその西側に聳えるものは、


07_08


サオ・チンチャー

直訳すると、ブランコ柱。

かつてバラモン・ヒンズー教の儀式で使われたものです。
なんでもシヴァ神が年に1回、10日間だけ人間界に下りて来る際の
出迎えの儀式だとか。

女神ウマーテーウィーが天変地異を心配して、
夫のシヴァ神と賭けをしたのだそうです。

川べりのナツメの木に大蛇をぶら下がらせて、
シヴァ神がその上に足を組んだ上で片足立ちし、
大蛇が体を揺らしても落ちなければ、世界は揺るぎないものだと。

それにちなんで、ブランコの柱をナツメの木に、
ブランコを大蛇に見立てたんですね。


でもそんなブランコの儀式もラマ7世期(1925-1935年)に廃止に。

サオ・チンチャー自体は、ラマ1世期(1782-1809年)に建てられた後、
ラマ5世期に今の場所に移り新たに建て直されました。

が、木の柱のため腐食が激しく何度か修復をしたものの
いよいよ保存が無理になり、2005年に建て替えられたのが今のもの。
チークの丸太材で、防腐処理されているようですよ。

サオ・チンチャー
の場所はここです(グーグルマップ)。


すぐに帰るつもりだったんですが、
面白いのでもう少し歩いてみましょう。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:124.5バーツ

※旅は2015年7月23日(木)に行いました。

<参考>
Wikipedia "พระสุรัสวดี"
ウィキペディア "サラスヴァティー"
Dailynews "สุขุมพันธุ์"เปิดไฟประดับปีใหม่ที่ลานคนเมืองคนมาดูประปราย"2015/12/30
Wikipedia "เสาชิงช้า"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットテープモンティエン

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