タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ワット・パイ・ローンウア

ワット・パイ・ローンウア再び 国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[6]

スパンブリー発ワット・パイ・ローンウア行きのソンテオは、
乗客がとうとう私含めて2人だけに。

するとソンテオが路肩に停まって、運転手さんが集金にやって来ました。
45バーツ也。

どこまでと聞かれたのでワット・パイ・ローンウアの前までと答えます。

「この小麦粉の袋を届けてから行くからちょっと待ってね」と。


左折して運河沿いの道を走ったソンテオは、右手の農家の庭先に
バックで入って停まり、
運転手さんが袋をかついで消えて行きました。

あんな重い袋2つもか。見かけによらず力持ちですね ^_^;)


06_01


犬やニワトリが駆け回る庭先でしばし待ってから、出発。
そしてものの数分で終点ワット・パイ・ローンウア前に到着!


06_02


時刻は、12:03。

スパンブリー発が10:30だったから、所要時間1時間33分。
無事に着いただけでヨシとしますか(笑)


06_03


右手目の前には、ワット・パイ・ローンウア北門が佇んでいます。
やはり裏手に到着したんですね。

南側の表門前だとバス路線が2つ通ってますが、
北門発着は、このソンテオ路線のみでしょう。


ところでちょうどお昼時ですね。
まずは門前の屋台でランチにしますか~。


06_04


豪快なこのガイヤーン(ロースト・チキン)にしましょう。
裏手のベンチでおこぼれを狙う犬に囲まれながらがっつきました(笑)


さて、久々のワット・パイ・ローンウアに足を踏み入れるとしますか。
2010年12月27日に訪れたので、なんと偶然にもほぼちょうど3年ぶり。


06_05


南北を貫く参道沿いには…、これは市が立つのかな?

今日のところは開いている店が数えるほどしかないですが、
元旦あたりは賑わうんでしょうかね。


お、さすがにあそこにはお参りしておきますか。


06_06


見るのは二度目でもやはり巨大さに圧倒されます。

高さ58m。1975年から5年の歳月をかけて完成。
降魔座仏としては世界一の大きさなんだそうで。


06_07


私も座って手を合わせました。

参道への戻り際、こんなところにも発見。


06_08


「前門の鰐、後門の虎」ってなところですかね?
しかもこの男性、身のしならせ具合がなんともオカマちゃんっぽく… ^_^;)

でもこの寺の最大の見どころ「地獄」は、今回はパスさせてください。
前回見てもう十分って感じなんですよね。どうもああいうグロテスクなのは苦手で。

興味のある方のために、前回見た「地獄」のリンクを再度貼っておきます


体調が優れないこともあり、あとはほぼスルー。
北門からちょうど1kmある参道を抜け、南門に出ました。

振り返ります。


06_09


やはりこっちの門のほうが立派ですね。


この左手にあるあずま屋でバスを待ちます。

ここには、バンコク南バスターミナル~バーンリーと
ワット・パイ・ローンウア~ナコーンパトムの2路線のバスが通っているんです。

じゃぁ、南バスターミナル行きとナコーンパトム行きで
先に来た方に乗ることにしますか。

こうやって行き先を運に任せるのも一人旅の楽しみ方の一つですかね ^_^;)


するとほどなく南門からひょっこり出てきたバスが。


06_10


あっ! ナコーンパトム行きだ!

あずま屋を駆け出して飛び乗ったのでした。
時刻は、12:55。


旅は、まだまだ続きます(笑)






<旅費交通費>
ソンテオ:45バーツ
ここまでの合計:457バーツ

※旅は2013年12月25日(水)~26日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


ワットパイローンウア

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地獄寺行きソンテオ 国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[5]

スパンブリー市街中心の広大な市場を歩いていて、ここでも発見。


05_01


  スパンブリーのシンボル
     エーカチャイ 
 スパンブリーのスポンジケーキ


との看板がぶら下がっているではないですか。
本当にスパンブリー土産として有名なんですね~。


何区画にも渡る市場を抜けて、ナーンピム交差点のソンテオ乗り場に出ました。


05_02


左手奥に見える黄色いソンテオに乗ろうと思うんですよ。
しばらく発車しない様子なので、近くの食堂へ。


05_03


さっきクイッティアオを2杯食べたものの、
量が少なめだったのでちっとも空腹感が収まってないんです ^_^;)

でも体調が相変わらずイマイチなので軽めのものってことでまたもや…


05_04


クイッティアオ(笑)
ここのはボリュームがあって、満足満足!


さあ、ソンテオに乗るぞ!
行き先は、


05_05


ワット・パイ・ローンウア

この寺、覚えてますか? 別名は「地獄寺」
地獄の様子をシュールかつグロテスクな人形で見せてくれるあの寺です(笑)

なんとスパンブリーからあの寺まで行くソンテオ路線があるんですよ。

初めてスパンブリーに来た時に発見して以来、
ずっと乗ってみたかったこのソンテオに、いよいよ乗れるんです!


乗り込んでみると、結構お客さんがいます。
多少待って、10:30きっかりに出発!

車内はというと、


05_06


どういうわけか、みなさん大量の荷物を持ち込んでまして、
足の踏み場もないほど。


さらにはこの小麦粉(?)の袋が走っているうちに足の上に崩れてきて
窮屈な思いをしましたよ ^_^;)


どんなルートでワット・パイ・ローンウアに向かうのか楽しみにしていたら、
なんのことはない。ごくフツーに国道340号線を走り出してガッカリ。

…と思いきや、途中で右折して知らない道に入っていくではないですか。

この時はあえてiPhoneのマップで確認もしなかったので、どこを走っているのか
さっぱり分からなかったんですが、ターチーン川東岸に沿った道を南下して
いったようで。



するとソンテオがおもむろに停車します。
お客さんが降りるわけでもないのになんだろ?


05_07


あっ、運転手さんがビニール袋引っ提げていずこにか消えて行きましたよ。
なるほど、宅配サービスも兼ねているってことですか!(笑)

その後も何かが入っている金属製のボウルを届けたり、
売店で栄養ドリンクの入った袋を受け取ったりと副業に忙しそうでした。


お客さんはというと、降りる時はひと仕事です。


05_08


いったい荷物がいくつあるんだか、袋を何回もソンテオから降ろしてました。


車窓の風景は段々と広大な田園風景に。


05_09


見えますでしょうか? 白い点はみんなシラサギみたいな鳥なんです。
こっちは右側の車窓でしたが、左側も同様に


05_10


田植えはこれから?
見渡す限り水をたたえた田んぼが広がっていて、ただただ圧倒。

こんな風景の中を黄色いソンテオはのんびり走っていきます。


05_11


いったいいつ終点に到着することやら…。
と思っていると再び停車。
運転手さんが道路脇のバラック小屋内に消えて行くではないですか。


キョトンとして思わず向かいに座っているおばさんと目を合わせると、
ニコニコしながら「食事だよ」と。

なんと! 運行中にお客さんを待たせて食事ですか!!(笑)
もうホント、笑うしかないですね。このユルさ堪りません。

ここはバーンターテーン(บางตาเถร)というところのようです、
ちなみに運転手さんが食事に消えたバラック
グーグルマップのストリートビューでご覧いただけます(笑)


ものの5分で胃袋にかき込んだ運転手さん、運転再開です ^_^;)
時刻は、11:50。

たぶんもうそんなに遠くないと思うんだけどなー。






<旅費交通費>
ソンテオ代未払いなので:0バーツ
ここまでの合計:412バーツ

※旅は2013年12月25日(水)~26日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンターテーン

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ナコーンパトム行きバス バンコク西北行き当たりばったり旅[11]

ワット・パイ・ローンウア名物(?)の「地獄」から早々に退散して、
バス停のあずま屋へと戻ることに。

参道を歩いていると、先ほどの巨大大仏の横に差し掛かりました。


ワット・パイ・ローンウアの大仏


ふと右を見ると石碑に

 仏、キリスト、イスラムは
 一つになって世界を救おう。
 仏は無我の境地なり。


と。


最後の最後に、このお寺のお寺らしさに触れた気がして、ちょっぴりホッとしました…。


すると入口の門の方向から1台のバスが向かって来るではないですか。
またもや写真判定!


ナコーンパトム~ワット・パイ・ローンウアのバス


デジカメの液晶画面で拡大して行き先を確認すると、バスの横っ腹には

ナコーンパトム バーンルアン ワット・パイ

とあります。このバスだ!!

ここが終点なんですね。きっと回送中なんでしょう。
これから運転手&車掌のランチタイムかも。
あずま屋で待っていれば、じきにこのバスが戻って来るはず。


門の前、国道3422号線沿いに立つあずま屋に帰ってきました。

時刻は、13:05。


門前には寂れた商店が何軒かありますが、食堂は無い様子。
仕方無い。昼食はバーンルアンまで我慢するとしますか。


暇つぶしにiPhoneを取り出して現在地確認。


ワット・パイ・ローンルアの地図


青い丸が現在地=ワット・パイ・ローンウアの参道入口です。
Bua Pak ThaNin Phetを貫いて南北に流れるのが、先程見てきたクローン・イープン
点線がスパンブリーナコーンパトムの県境。北側がスパンブリーです。

そしてこれから向かうのが、Bang Luangバーンルアン市場


13:32。30分近く待ってようやくバスがやって来ました。
乗ったのは私だけ(汗)

女性の車掌さんにバーンルアン市場に着いたら教えてと頼み、
運賃15バーツを支払います。


ナコーンパトム行きバスの車内


シートの柄が派手で気に入りました(笑)


車の往来が少ない国道3422号線を西へと走るバスが橋を渡ります。


ターチーン川


ターチーン川です!

下流に比べると随分細いですね。
チャオプラヤー川みたいな姿を想像していたので意外でした。

でもいずれにしても初のターチーン川越えに
車中で一人喜んでいた私です。





<交通費>
ナコーンパトム行きバス:15バーツ
ここまでの合計:110バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


ワット・パイ・ローンウア~ターチーン川




ワットパイローンウア バンコク西北行き当たりばったり旅[10]

「天国」という名の仏堂を出て、さらにワット・パイ・ローンウアの参道を
奥へと進むと、巨大な仏像が背を向けて立っているのが目に入りました。


その背後に足を向けてみると、こんな光景が。


大仏の背後に整然と並ぶ仏像は…


おびただしい数の仏像が整然と両側に並んでいます。

寂寥感いっぱい。

拡声器から流れる説法(?)が遠くから聞こえてきていなければ
ここにいるのはかなり怖いです。

なにせ、これらの仏像一つ一つがお墓ですから…。


巨大仏像の正面へ抜けさらに奥へと歩くと、
なぜか鳥肌が止まらなくなり、頭にまで鳥肌が上がって来る始末。

こりゃぁちょっとヤバイんじゃないか!?
持ち前の怖がりを発揮して、これ以上奥へ進むのを断念(汗)

そこで振り返ってみます。


ワット・パイ・ローンウアの巨大仏像


先ほどの巨大仏像が佇んでいます。
参道の両側には僧侶の人形が列をなして立っています。

しかし人形の多い寺です。
仏教説話のシーンを表したものなのか、いたるところに人形の群れが立ってるのです。
どれもシュール過ぎて、あまり目を合わせたくありません(汗)


巨大大仏の右側へと回ろうとしたら、こんな人形も。


象を介抱する(?)人形


ゾウを介抱しているんでしょうか??


さて、やっと見つけました。この寺の人形アートの極み。
どうやら有名なようですね、ココ。


「地獄」


   地 獄
 餓鬼と夜叉の地



と門に書かれています。

門前にしゃがんでいる物乞いをやり過ごして
足を踏み入れてみます。あまり気乗りしませんが…(汗)


※以降、食事時の方は食べ終えてから見たほうがいいかもしれません -_-;)


何があるのかと言うと、


ワット・パイの「地獄」

鳥についばまれている人。


ワット・パイの「地獄」

釜茹でにされる人。


ワット・パイの「地獄」

トゲトゲの木に登らされた挙句に弓矢で狙われる人・・・と涼しげな僧侶。


ワット・パイの「地獄」

夜叉に様々な道具で拷問を受ける人。


他にもこれでもかってぐらいに残酷な描写の人形たちがいっぱい。

・・・地獄を表しているんでしょうねぇ。



もういいです。さっさと引き揚げよっと (>_<)


時刻は、12:57。





<交通費>
あるいただけなので:0バーツ
ここまでの合計:95バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


ワット・パイ・ローンウア




さらに西方(極楽浄土?)へ バンコク西北行き当たりばったり旅[9]

ソーン・ピーノーン、バーンリー行きの68番バスに乗り込み右側の座席に座ると
車掌の男性がやって来ました。

バーンルアン市場に行きたいんですが。

「○○交差点で乗り換えですね。30バーツです。」

交差点名が聴き取れず(汗)
なので、着いたら教えてくださいと頼んでおきました。


一直線に西へと向かう国道3422号線を進んでいるうちに、
とうとう私の愛用の地図に載っている範囲を越えてしまったではないですか!

自分的にはこれは歴史的な瞬間です。
なんだか太陽系を飛び出した気分(笑)

いや、この時は笑い事ではありませんでした。
地図に載ってない未知の領域に足を踏み入れたわけなので
急に心細さが増したのです。

でもかつてならともかく、今はiPhoneの「マップ」という
心強い助っ人がいますから、なんとかなりそう。


てなワケで早速iPhoneを覗き込んで現在地を確認。
さらに県境を越えて、初のスパンブリー県に入ったのが分かりました!


そうこうしているうちにバスが速度を落としたので顔を上げて車窓を見やると、
寺院の大きな門が目に入りました。


「ワット・パイ・ローンウア」と。


あー、ここかぁ。けったいな寺は。

事前に周辺地域を調べた時に、この寺の情報も目に入ったんです。
なんでも悪趣味な(失礼)像が沢山あるとか。

でも私には珍寺巡りの趣味は無いし、むしろそんなもの見たくないのでパス~。

と思いながら窓から門の写真を撮っていると、
背後から肩を揺さぶられました。

「ここでもいいですよ。そこのあずま屋で待っていればバスが来ます。」

と今思い出したかのように、車掌さん。


へ!? あ、そうなの?

急かされるようにバスを降り、なぜかその寺の門の前に立ち尽くすハメに。


ワット・パイ・ローンウアの門


だから珍寺巡りの趣味は無いって言ってるのにナゼ~!!(>_<)


時刻は、12:10。


ん、待てよ。もしかしてクローン・イープンに興味を持って目指して来たのも、
何かの力が私をこの寺に招きたいがために仕組んだ罠だったんじゃないだろうか…。

そんな妄想にとりつかれつつも、何の因果か結局来てしまったからには
すぐにバスは待たずにこのワット・パイ・ローンウアも見学してみることに。


門をくぐってビックリ。

延々と奥まで立派な参道が続き、その両側には物凄く広大な敷地が広がっています。
東京ドーム何個分なんて言っているレベルじゃぁありません!

この寺のタダモノデハナイ感が否応にも伝わってきます。


しばらく歩くと、看板が。


「←天国」


グアーーーーーッ!!


もしかしてこれに呼ばれたのか!?
いつかはお世話になりたいですけど、まだ、まだ早過ぎますって。
ヤメテクレヨ~(T T)


ビビリながらも歩を進めるうちに、
「天国」(サワン)とは、奥に見える巨大な仏堂の名称だと判明。


「天国」仏堂


な、なるほどね。ホッ… (-_-;)


しかし巨大さも相まって、どことなくアンコール・ワットを
ほうふつとさせる姿ではありませんか。


仏堂なら大丈夫(笑)
せっかくだから参拝しておきましょう。


階段を上り中に入るとどこからかおばちゃんが現れ、
参拝グッズ売り場にやおら立ちます。

いくらですか?

「いくらでもあなた次第です。」

じゃぁ、20バーツで。
箱に差し入れ、蓮の花・線香・金箔の3点セットを受け取ります。


「天国」仏堂内の仏像


金箔は2枚。仏像の頭と目に貼らせていただきました。


お参りを済ませると、「奥までどうぞ。写真もいいよ」とおばさん。
じゃぁ、お言葉に甘えて。

最奥に立つ仏像のところまで来て、入口方向を振り返ります。


「天国」仏堂内部


大理石を贅沢に使ってて浮世離れしてますね~。
「天国」という名前なのも頷けます。


おばさんにお礼を言って、敷地のさらに奥へと進んでみます。

時刻は、12:25。





<交通費>
68番バス:   30バーツ
ここまでの合計:95バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


バーン・クローン・イープン~ワット・パイ・ローンウア




 
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