タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ワット・サイ

ワット・サイの揚げ豆腐 ドーンホイロート再び![2]

ワット・サイ前の市場で朝食を仕入れようと物色して歩きます。

お、これは!


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ちょっと前によっしー3625さんkunnelさんのブログで取り上げられていた
紫とうもろこしじゃないですか! 初めて見ましたよ。

でも朝食にはちょっと… ^_^;)

すると近くに興味深い屋台発見。


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「ワット・サイ豆腐」って書かれています。なんだろ?
覗きこんでいると店のおばちゃんがどこからともなく戻って来て、
「豆腐、タロイモ、とうもろこしの3種類の味があります。5個で20バーツです」と。

油で揚げてあるんですね。

じゃ、豆腐2個、とうもろこし2個、タロイモ1個でお願いします~。


出来たてをビニール袋に入れて渡してくれました。
まぁ、ワット・サイ名物ってほどではないんでしょうけど楽しみです。

朝食確保完了。ワット・サイ駅へ向かいましょう!


ワット・サイの境内をショートカットして駅へと出ます。
08:40。列車到着まであと5分かな。

すると、線路上には


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黒い子猫ちゃんが~。


「ほらっ、列車がもうすぐ来るよっ!!」

周囲の人たちが子猫ちゃんを線路から追い払います ^^


そうこうしているうちに遠くに列車のライトが見え始めました。

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そしてワット・サイ駅到着。
時刻は、なーんと定刻の08:45。
やればできるんじゃないですか!(笑)

さっさと乗り込んで座席確保。
早速ワット・サイの揚げ豆腐(と揚げとうもろこし、揚げタロイモ)を
試してみます。

・・・

ごくフツー -_-;)


そもそも素材がどれもそんなに味の濃いものじゃないですからねぇ。
まぁ、気軽に口に運べるおつまみって感じでしょうか。うん、そんな感じです。


しっかし、このマハーチャイ線は上下左右に揺れが激しいですね。
他の路線よりも線路の状態が良くないように感じます。


乗車後45分ほどで、終点マハーチャイ駅に入線します。


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市場に囲まれたホームの雰囲気が、好きなんですよね~。

09:30下車。
定刻の2分遅れなら上出来ですね ^^


ホームを歩いていると、前を運転士さんが歩いているのに気が付きました。
その手におもむろに目をやると・・・


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両手に握りしめているものは、列車のハンドルじゃないですか!!
そうか、貴重品なんですね、というかアレが鍵代わりなのか!?


さーて、船着き場へ行ってメークローン線始発駅バーンレームまでの
渡し船に乗りましょう!


今度こそ乗車できますように~。






<交通費>
マハーチャイ線 :9バーツ
ここまでの合計:52バーツ


※旅は2012年3月30日(金)に行いました。
 

つづく


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ドーンホイロート再び![1]

3月下旬のタイ滞在時に選んだ旅先は、またまたバンコク西方、
サムット・ソンクラーム県のドーン・ホイロート。

昨年12/26に行った時は、潮が満ちていて潮干狩りができませんでした。

それを含めて、前回実現できなかった3つの目的の雪辱を
何が何でも果たそうと、もう意地になっての再訪です(笑)

果たして、そううまくいくのかどうか。
決行日は、3/30(金)。


今回も、潮位を水資源・農業情報研究所の「潮位データ」サイトで事前にチェック。
「メークローン」の3/30は、午後に干潮になっています。よっしゃー!


朝ちょっぴり寝坊して慌てて宿を飛び出した私は、BTSサイアム駅へ。
ここからBTSシーロム線に乗り、終点ウォンウィエンヤイ駅到着。

時刻は、07:44。

あちゃー。

国鉄ウォンウィエンヤイ駅07:40発のマハーチャイ行き列車に
乗りたかったんですが失敗。

でもひょっとしたら遅れて出発するかもしれないので、
一応国鉄ウォンウィエンヤイ駅へ。やっぱり列車は発車した後~。

次の08:35発まで待ってもいいけど、時間が勿体無いなぁ。
バスで行ってみますか。

というワケで、駅反対側のバス停から120番のマハーチャイ行きバスに乗車!
時刻は07:56。


が…朝の通勤時間帯のため道は渋滞。なかなか進みません。
あれよあれよという間に時が無駄に過ぎていきます。

内心焦り始めました。
なんだ。これじゃ途中で08:35発の列車に絶対に抜かれるぞ。
最悪の場合、この先で乗り継ぐメークローン線の列車に間に合わなくなるかも。

決断しました。
バスを途中下車してその列車に途中駅から乗ろう!

朝からバタバタして何やってるんでしょうね -_-;)


バスがエーカチャイ通りへと入ったところで
車窓に目を凝らします。よしっ、ここだ。

エーカチャイ・ソイ23の手前で下車。


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時刻は、08:27。


エーカチャイ・ソイ23入口にはこんなゲートが立ってます。


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上部には「ワット・サイ」と。

はい。
何度も来ているワット・サイワット・サイ水上マーケットへのソイなのです。
その途中にあるワット・サイ駅から乗車しようという魂胆。

iPhoneで時刻表を調べたらワット・サイ駅08:45発とのこと。
まだ15分ほどあるので、ついでだから市場を歩いて来ましょう ^^


線路を越え、市場へと進みます。


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今日も活気があるな~。

そのままサナームチャイ運河突き当たりまで。


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運河を見てみましょう。


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まだ舟のクイッティアオ売りのおじさんは来てないのか。
残念~。


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ワット・サイの門前では、以前12月や2月に来た時には
特産品のバーンモットみかんが山になって売られていました。

それが今回はみかんの姿がまったくない代わりに
そこにあるのは青いバナナの山!

3月はバナナが旬なんですかねぇ。なんか年中収穫できそうですけど ^_^;)


列車内でつまめる朝食を何か仕入れてから駅へ向かいますか!







<交通費>
BTS :35バーツ
120番バス:8バーツ
ここまでの合計:43バーツ


※旅は2012年3月30日(金)に行いました。

つづく


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ワットサイに戻る ワット・サイ周辺運河巡り[最終回]

あの建物は何だろう?
舟が近付くと看板が目に入りました。


”海軍の父”の宮殿


プラチャオボーロムウォントー・クロムルアン・チュムポーン・ケートウドムサック

という長い名前の海軍大将の宮殿と。


後日調べてみたら、「タイ海軍の父」と呼ばれる物凄いお方のようです。
なんでも功績を記念して全国で217ヶ所もの廟や記念碑が建てられたほど。

1923年没なので、かつてのお住まいだったのでしょうか。
ここ以外にもプラジュアップ・キリカン県などにも宮殿があるようです。


ところでこのお名前、以前どこかで見かけた覚えがあるんですよね。
どこでだっけなぁと悩みながらググッていて、ついに発見しました。

かつての旅の道中で気になりつつも立ち寄らなかったスポットに
関わりのあるお方でした。また旅のプランが一つ出来上がり~(笑)


さてさて、とうとうワット・サイのあの特徴的な屋根が見えてきました!


ワット・サイ


一周巡ってそろそろ終点です。

すると一艘の舟が…


ワット・サイ前にいる舟のクイッティアオ売り


あーっ!! クイッティアオ売りのおじさんじゃないですか!!
この前来た時に食べたんですよ。なんだ、日常的にここに来て売ってるんですね。


舟は出発時と同じ船着き場手前に到着。


ワット・サイ船着き場


ここで代金300バーツを渡し、お礼を言って陸に上がります。


うん、結構楽しめました!
果樹園やお寺、民家など運河沿いの景色も変化があっていいもんです。

それにもう一つ収穫が。

例のワット・サイ~パーククローン・タラート間の水上バス便ですが、
船頭さん曰く、やはりあるんだそうです。それも一日一便、片道のみの運行。

ぜひとも乗ってみたいです。
というワケで後日の再訪を誓ったのでした(笑)


この後、一旦ウォンウィエンヤイに戻って旅は続くのですが、
気が向いたらその続編も書くことにします(笑)


ひとまず「ワット・サイ周辺運河巡り」の旅は、これにて完結です。
お付き合いくださいまして、ありがとうございました!




<交通費>
舟代:300バーツ
ここまでの合計:343バーツ

おわり


※旅は2011年3月28日(月)に行いました。


サイアム~ワット・サイ~バーンモット運河




ワット・サイ周辺運河巡り[1]

しつこいようですが再びワット・サイです(笑)

ワット・サイ~パーククローンタラートの水上バス便について
どうしても知りたくて、今回は聴き込み調査目的に訪れてみることに。


3月28日(月)に行ってきました。


BTSサイアム駅からスタート!
シーロム線でウォンウィエンヤイ駅まで行き、歩いて
国鉄ウォンウィエンヤイ駅に到着。もう慣れたもんです(笑)


国鉄でワット・サイまで行こうと思っていたんですが、
次の列車までかなり待つことになるので予定変更。
バスで向かいますか。


120番バス


駅向かいのバス停から120番バスに乗車。
08:52。

バスはソムデット・プラチャオ・タクシン通りを南下。
チョームトーン通りに入り、エーカチャイ通りソイ23が見えたところで下車。

時刻は09:21。


ソイ23に入り、国鉄線路を越えるとワット・サイ市場です。
さらに進みサナームチャイ運河沿いの市場内食堂へ。

ここで食事がてら店主さんに聴き込みしようという魂胆なのです ^_^;)


カーオパット・ガパオを食べ終え、代金を払いながら、
パーククローンタラートまでの船便について尋ねてみました。

「無いよ。」

・・・(汗)


なんともあっけない返答。
そんなワケないだろー。仕方ない。他の人にも聞いてみますか。


ワット・サイ前でフルーツを売っているおばさんに
しゃがみこんで尋ねてみます。

「以前はあったけど、無くなったよ。」

えっ!?
そんなバカな!!


ここで諦めるワケにはいきません。さらに聴き込みをすべし。

ワット・サイ境内に足を踏み入れてみます。
そこにもみかんを売るおばさんが。

これ、バーンモットみかんですか?

「そうだよ。」

前回買って美味しかったのでまた買いましょう。
1kg買って代金を払いながら、また尋ねてみると…

「無いよ。」

ええぇーーーー!? そんなぁ。絶対にあるはずなんだけどなぁ(T_T)


「舟に乗りたいのかい? ちょっと待ってて。呼んであげるよ。」

は?

おばさんは、運河べりから男性を連れて来るではないですか。
「300バーツで一周回りますよ。」

男性が提案してきます。
あぁ、チャーターしませんか、ってことですね。
うん、それも面白いかも。この辺の景色を運河から眺めてみたいですし。


意外な展開になりましたが、まぁ流れに身を任せてみましょう(笑)


ワット・サイ船着き場横に泊めてある舟に乗り込みます。


ワット・サイ船着き場から舟に!


さぁ、しゅっぱ~っつ!!

時刻は、09:55。


すぐ左に曲がり、あのバーンモット運河に入って行きます。


バーンモット運河


民家が建ち並んでますね。でも橋をくぐると景色は一変。


バーンモット運河


両岸に先の先まで果樹園が続いています!

みかん園ですよね? 船頭さんに尋ねます。

「違いますよ。大部分はマンゴーです。」

えっ!? じゃぁ、バーンモットみかんのみかん園はどこにあるんですか?

「もっとずっと先ですよ。」


な、なんだ~。そうだったのか。
もっと海に近いあたり、トゥン・クルサムット・プラーカーン県
あるってことですね。てっきりバーンモットにあるんだと思ってました(汗)

きっとかつてはあったんでしょうけど、汚染や塩害でこの辺からは消えちゃったんですね。


その事実を知っただけでも舟をチャーターした甲斐がありました!!


舟はさらに進んでいきます・・・。







<交通費>
BTS: 35バーツ
120番バス:8バーツ
ここまでの合計:43バーツ

つづく


※旅は2011年3月28日(月)に行いました。


サイアム~ワット・サイ~バーンモット運河




バーンモットみかん! 「ワット・サイ水上マーケット」の姿を求めて[10]

橋からワット・サイの市場に戻ります。


ワットサイ前のフルーツ売り


一度来ているのに、朝だと景色がまた違って見えて新鮮です!

例の「ワット・サイ水上マーケット」看板前には・・・


ワット・サイ水上マーケットとバーンモットみかん


早速発見! みかんを売ってます!
きっとバーンモットみかんですね。でも札が無いので確証が。

尋ねればいいんですけど、まぁ他の屋台でも売ってるだろうと
国鉄駅方面へと歩きながら物色開始。


すると、みかんを売ってるとある屋台のご夫婦が声をかけてきたので、
立ち止まってみました。


バーンモットみかんはありますか?

「こちらがバーンモットみかんですよ!」

指差す方には「とても甘い」との札が立った小振りなみかんの山が。


バーンモットみかん


これがバーンモットみかんか!!


「なんでバーンモットみかんを知ってるんですか?」

奥さんのほうがいかにも興味ありげに尋ねてきました。

タイ人の友達から聞いたんです。
あ、私、日本人です ^_^;)


「タイ人の友達から聞いたんだって!」
「おぉ、日本から来たんですか!」

ご夫婦でなにやら喜んでいます。
すると奥さん、

「娘を親善大使として日本に送ってやりたいんですよ。
 区で毎年、親善大使を○○人募集しているんです。」

20人と言ったような。忘れちゃいましたが、区でその人数なら結構多いかと。


希望がかなって日本に行けるといいですね。

横にお行儀よく立っていた女の子にそう言ってほほ笑みました。


バーンモットみかんは1kgで50バーツ。

土ぼこりがこびり付いたままで、いかにも今さっき採ってきたような
みかんをビニール袋に入れ、計りで計って渡してくれました。


やった! バーンモットみかんが手に入った!!


再び国鉄駅方面に歩くと、線路のすぐ脇でも売ってました。


バーンモットみかんとサーイナムプンみかん


左がバーンモットみかん

右は「サーイ・ナムプン」という種類のみかんです。
チェンマイが有名な産地だとか。
そう言えばユナイテッド航空の機内食でコレが出たことがありました。

その他この市場でよく見たみかんは、「ショーグン」

名前からして日本からもたらされた種類なんだろうと思ったら、
バーンモットみかんとチーンビッカーという種を掛け合わせて作られた品種で、
将軍が食べるほど美味しいということからの命名なんだそうな。

深南部のヤラー県が生まれ&本場のようです。


この「サーイ・ナムプン」「ショーグン」は同じ品種で
違うのは産地だけと説明するサイトも見かけたのですが、
本当のところはよく分かりません(汗)


バーンモットみかんですが、宿に帰ってから早速食べてみました。

外皮にはアザのような傷のような模様が。
これがバーンモットみかんの特徴なんだそうです。

その外皮ですが、薄いんですよ。
ネットで調べたところ、日差しをいっぱいに浴びると
外皮が薄く、そして甘く育つとか。


いよいよお味ですが、

ん~~、なんとも自然な優しい甘さ!
酸っぱさがまったくないので不思議な味です。

でも美味しい!!


そう言えば、バーンモットの地でのみかん栽培を諦めた農家が
バンコク北方のランシットへ木を移植して再起をかけたのですが、
バーンモットのみかんほどの味には育っていないようです。

広島県高根島自然勇気農園で無農薬のみかん栽培をなさっている
タイガー&乙姫さんによると、

「灌水する際に希釈倍数が500~1000倍か或いはそれ以上に薄めた海水を
みかんに散布すると、ミネラルその他微量要素が補われるので
木にとっては良い効果があります。」とのこと。

かつては海だったバーンモットの地の、微妙に塩分やミネラルを含んだ土壌が
みかん栽培に適しているのかもしれませんね。



さて、ワット・サイの地から帰ることにしますか。
時刻は、07:35。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:38バーツ

つづく・・・


※旅は2011年1月10日(月)に行いました。


ワット・サイ水上マーケット




 
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