タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ラーンクラトゥム市場

ロボットみたいなマシン バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[7]

心温まる思いをしたラーンクラトゥム市場を後にしました。

木橋を2本渡って、来た時にモーターサイから降りたポイントに戻って来ました。
まぁ、予想どおりでこちら側にはモーターサイが待機してないんですね。

どのみちゆっくり景色を眺めたかったので、
帰りはこの道を歩いていくことにしますか!


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のどかな田園風景が道の両側に広がっています。
あ、端に写っているのはモーターサイじゃなくて住民の方です ^^


しばらく歩くと、例の野焼きをしているところに差しかかりました。
息を止めて煙をくぐります…

通過してから振り向いて撮影。


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農家の方にしてみれば普通のことなんでしょうけど、
私には新鮮に映ります。

精米工場を過ぎさらに歩くと、
青々とした田んぼの先にお寺が見えるのに気付きました。


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タイ人にとっての「原風景」ってもしかしたらこんな景色なのかな、
などと考えてみたり ^^


いよいよ表通りが目の前に見えてきたというところで、
ふと右の工場内に目を見やると・・・


ガンタンク!?


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な、なんだ、あの仰々しい特殊車両は!!

さらに外にももう一台。


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こっちは、ジェットモグラ!?


思わず興奮して覗き込んでいると、背後から視線を感じます。
ん?

向かいの商店の女性が、怪訝そうに私の様子を伺ってました(笑)

「写真撮ってどうすんの?」

そりゃ不審に思いますよね ^_^;)

いえ、観光で来たらロボットみたいな機械を見かけたもので。

「あれは、稲を収穫する機械だよ。どこの人?」

そうなんですか。あ、私は日本人です。

…なんてやり取りをする頃にはお互い笑顔に。


バーンレーンに行くバスはどこで乗ればいいですか?

「道路反対側のあずま屋で待っていれば来るよ」

ありがとうございます!!


てな具合で表通りの国道346号線に出ました。
プラピモンラーチャー運河の木橋を渡り切ったところから徒歩で25分。

言われたとおりに反対側にあるあずま屋で待つことにしましょう!


07_06


時刻は、11:28。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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市場唯一(?)の食堂 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[6]

ラーンクラトゥム市場を北端まで来たので、引き返しますか。

また暗闇(?)の中に入って行きます。
すると…


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黒猫が一匹横切りました。
子猫ですね。

カラスに黒猫に暗く寂れた市場の組み合わせって、
あまりにも出来過ぎな感が ^_^;)


作業場っぽい一角を通り過ぎます。


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母の実家があった東京下町の町工場街と同じ匂いが。
思わぬところで懐かしさを感じてしまいました。


ところで、です。

このラーンクラトゥム市場を一とおり歩いたんですが、
食堂は見かけた限りで、たった1ヶ所なんですよ。
敢えて「外食」せずに家庭で作って食べるからなんでしょうかね。

で、その恐らく唯一の食堂が、ここ。


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覗きこんでみると運河べりに席があるみたいです。
せっかくだから食べてみますか!

入口にいた上半身裸のお父さんに注文して店内へ。

運河べりの席では女性が赤ちゃんの面倒をみていましたが、
「せっかくだからこちらへどうぞ」と席を空けて2階へと上がっていきました。
す、すみません。

どうやらお父さん、お母さんと息子夫婦にその子どもの3世代が
暮らすお店のようです。

料理を作ってくれているのは、なんとさっきのお父さん。
まもなく出来上がりました。


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カーオパット・ガパオ・ムーサップ(豚ひき肉のバジル炒めご飯)です。

これが、意外や意外、かなりイケますよ!!
塩コショウの加減が最高です!!
私の中では上位レベルにランクイン決定~。


おっと、肝心の特等席からの風景もお見せしなくては~。


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絶景、とはいきませんかねぇ ^_^;)
運河が濁っているのは、生活排水のせいじゃなくて土の色なんです。
なので全然臭いませんよ。

水辺ってだけで嬉しくなるもんです。


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舟がありますが、長く使っていないような佇まい…。


ちなみに席の正面の景色はと言うと、


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お母さんが洗濯を終えて、今度は食器洗い中(笑)

食堂っていうより普通のご家庭にお邪魔している感じの中で
ガパオを堪能します。


すると、男性が隣へやって来て座りました。
お父さんとお母さんの息子さんのようです。30代かな?


どこの国の人なのかとかお決まりの会話が始まります。

どうやって来たのかと聞かれ、バスとモーターサイでと答えると、
驚かれるのもいつものパターン(笑)

でも私に興味をもってくれている様子。
嬉しいじゃないですか。


この市場は、土日ならお客さんが多いんですか?

とちょっと尋ねてみました。
手持ちのガイドブックに「土日のみ営業」との情報が載ってたもので。
すると淋しそうな表情を見せて、

「この市場は、10年前まではとても活気があったんです。」

えっ?

「でも陸上交通の発達で今では静かになってしまいました。」


そうだったんですか。
ほんの10年前までは、舟が行き交う古き良き市場だったようで。

地元のナコーンパトム県が観光地化に乗り出してくれればいいのに。


そこから話がはずんで、色々な話題を話しましたよ。
なおさら一般家庭にお邪魔している心持ちに ^^


食べ終えたところでさてそろそろと席を立とうと思ったら、
お父さん、お母さん、息子さんの3人が何やら集まって話しています。

はて?

私はそこまでスタスタ歩いて行って食事代を払います。
ガパオとオリエン(タイ式アイスコーヒー)合わせて40バーツ也。

すると息子さん、「渡したい物があります」と。



手渡してくれたのは、小さな仏像のお守り。

「貰ったことはありますか?」

いえ、無いです。なんで私になんか…。
ありがとうございます! 大事にします!!

お礼を言いつつ、また来ますね、と告げると、
また淋しげな顔をする息子さん。

ふっふっふ。絶対また来て驚かせてあげますよ(笑)


ラーンクラトゥム市場を後にして、
入口の木橋の真ん中でお守りを眺めてみました。


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こういう出会いがあるから一人旅は止められないんですよね ^^







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


04_MAP


ラーンクラトゥム市場 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[5]

さて、ラーンクラトゥム市場の南端から、まだ見ぬ北端を目指して歩いて行きましょう!

淋しい市場ながらも生活用品はある程度揃うみたいです。


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薬屋に…


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ここは服屋かな? 店内には何やら他の商品もありそう。
外のこの陳列が駄菓子屋みたいで懐かしいですね~ ^^


えと、ここは…


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八百屋みたいですね。品揃えが滅茶苦茶少なめですが ^_^;)


閑散としつつも商店が並んでいるのは、この辺りまで。


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この先は、こんな光景になっちゃいました。


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見事なまでのシャッター街。
ずーっと続いています。

でも今日は振替休日なので休みの店もあるのかもしれませんね。
それに町工場? 作業場? そんな感じの一角も結構見受けられました。

あと、たまーに商店や人家がポツポツとといった感じ。


こんな一層淋しい光景の中をひたすら進んでいくと、


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漁具屋ですね。
ってことはこの辺りでも漁をまだやってるってことですか。


で、この店からほどなく北端の出口に到着しました!


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左が市場の出口なんですが、こちらから見てもやはり暗闇への入口って印象ですなぁ ^_^;)

グーグル・マップで確認すると、ラーンクラトゥム市場の全長は300m弱ってところ。




出た左側の運河沿いには、古びたあずま屋が。


   一心団結200年あずま屋
   ラーンクラトゥム市場住民
     1982年10月21日



と書いてあります。
なかなかツッコミど…ではなくて興味深い点満載ですね。

200年ってまさかここに市場ができてからの年数なわけは無いと思うのですが。
長くても100年前後かと。うーん、何の年数なんでしょう?

それに思ったよりも新しいんですね。まだ30年ですか。
でも作られた当時はまだ舟の往来がかなりあったことが想像できます。


さらにこのあずま屋が奇妙なのはですね。
鳥かごがぶら下がっているんですが、その中にいる鳥が…


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なんと、カラスなんですよ。
これにはビックリ。

タイではカラスって縁起の良い鳥なんですかねぇ??






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


04_MAP


さらなる木橋の先は! バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[4]

細い路地を抜けると目の前にはまたもや木橋が!


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渡りながら対岸を見ると・・・


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間違いない。ラーンクラトゥム市場に着いたぞー!!


この運河はバーンパーシー運河ですね。
運河沿いに南北に長く市場が続いている様子に見えます。


ちなみに橋の上から反対側=南側の景色も見ると、


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右岸の先に小さなあずま屋があるのが見えますでしょうか?
あの先で先ほど渡ってきたプラピモンラーチャー運河と交差しているんです。

バーンパーシー運河は北方でクローン・イープン(日本運河)と繋がっています。
クローン・イープンアユタヤを抜けスパンブリー南部まで続いている運河。

一方のプラピモンラーチャー運河は今朝見てきたとおり、
バーンブアトーンからほぼ一直線にここまで延びています。

この後、両運河とも西でターチーン川に合流して終点。
どちらも陸上交通が発達するまでは物資や人が移動する大動脈だったんでしょうね。

なのでこの場所は交通の要衝だったんだと想像できます。
それでこんな辺鄙に見える場所に市場ができたのかと。


…なんて御託を並べるのはこれぐらいにして、いよいよ市場突入といきますか!


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まるで暗闇の世界に下りていくようでちょっとドキドキします ^_^;)


下りた目の前の光景はこんな感じでした。


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活気があるように見えるのは、ここだけ -_-;)


ちょっと右へ進んだところがラーンクラトゥム市場の南端。
そこから北側を眺めると・・・


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見事に寂れた中華系の古い市場って趣ですね。
でも観光地化度「ゼロ」なのが気に入りました。

では、北の市場終点へ向けて散策してみるとしますか!






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


04_MAP


プラピモンラーチャー運河 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[3]

ラーンクラトゥム市場へと続くソイの入口になんとか辿り着きました。
分かりやすいようGoogle Mapのリンクを貼っておきます。
矢印の場所がこのソイ入口です。


02_06

      (この写真は再掲です)


ゲート右側のモーターサイ詰所に歩み寄ります。
ラーンクラトゥム市場ってこの奥ですよね?

「古い市場だろ?」
とモーターサイの兄ちゃん。

はい。行ってもらえますか?

バイクの後ろに早速跨ります。よし、順調だぞ。


両側に田園風景の広がる中を奥へとかっ飛ばして行くと、突如煙が!
なんと、脇の畑で野焼きをしているじゃないですか。
煙の中を突っ切ります。ゲホゲホッ。け、煙いんですがぁ… -_-;)


ほどなくしてソイは行き止まりに。

そこでバイクを停車させて兄ちゃん、「橋を渡って右に行くと市場だよ」と。

ありがとうございます!
運賃15バーツを支払うと踵を返して去って行きました…。


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時刻は、10:12。


前方を振り向きます。そこにはこれまた味のある木橋が!


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なんだか武者震いしますね。
向こうにはどんな景色が待ちうけているんでしょう!?

橋を渡り始めます。

ん? もしや下を流れているのは…


そうだ。プラピモンラーチャー運河だ。間違いない!!
今日お目にかかるのは三度目ですね ^^


03_03


そう言えば終戦直後から約1年間、在タイ日本人が収容されていた
バーンブアトーン収容所があった地、バーン・カーイ3を訪ねた時
この運河沿いを歩きましたし、どうも私と縁のある運河なんですよね。


渡り切って、木橋の全体を眺めてみます。


03_04


趣がありますよね~。
ヤバイ。木橋マニアになってしまいそうです(笑)

ちなみに渡った先にあるのは小学校。

その端にある路地をちょっと進むと右にまた路地が。


03_05


これかぁ。

角には雑貨屋兼駄菓子屋が。
放課後には小学生たちが買い食いしてるんでしょうか?(笑)


両側に住宅が建つコンクリートの路地を歩いて行きます…。


03_06


どうも湿地のようですね。高床式になっている家屋ばかり。


すると・・・あっ!


03_MAP


前方にまたもや木橋が見えてきました。
いよいよか!?






<交通費>
モーターサイ:15バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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