タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

プラピモンラーチャー運河

プラピモンラーチャー運河 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[3]

ラーンクラトゥム市場へと続くソイの入口になんとか辿り着きました。
分かりやすいようGoogle Mapのリンクを貼っておきます。
矢印の場所がこのソイ入口です。


02_06

      (この写真は再掲です)


ゲート右側のモーターサイ詰所に歩み寄ります。
ラーンクラトゥム市場ってこの奥ですよね?

「古い市場だろ?」
とモーターサイの兄ちゃん。

はい。行ってもらえますか?

バイクの後ろに早速跨ります。よし、順調だぞ。


両側に田園風景の広がる中を奥へとかっ飛ばして行くと、突如煙が!
なんと、脇の畑で野焼きをしているじゃないですか。
煙の中を突っ切ります。ゲホゲホッ。け、煙いんですがぁ… -_-;)


ほどなくしてソイは行き止まりに。

そこでバイクを停車させて兄ちゃん、「橋を渡って右に行くと市場だよ」と。

ありがとうございます!
運賃15バーツを支払うと踵を返して去って行きました…。


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時刻は、10:12。


前方を振り向きます。そこにはこれまた味のある木橋が!


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なんだか武者震いしますね。
向こうにはどんな景色が待ちうけているんでしょう!?

橋を渡り始めます。

ん? もしや下を流れているのは…


そうだ。プラピモンラーチャー運河だ。間違いない!!
今日お目にかかるのは三度目ですね ^^


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そう言えば終戦直後から約1年間、在タイ日本人が収容されていた
バーンブアトーン収容所があった地、バーン・カーイ3を訪ねた時
この運河沿いを歩きましたし、どうも私と縁のある運河なんですよね。


渡り切って、木橋の全体を眺めてみます。


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趣がありますよね~。
ヤバイ。木橋マニアになってしまいそうです(笑)

ちなみに渡った先にあるのは小学校。

その端にある路地をちょっと進むと右にまた路地が。


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これかぁ。

角には雑貨屋兼駄菓子屋が。
放課後には小学生たちが買い食いしてるんでしょうか?(笑)


両側に住宅が建つコンクリートの路地を歩いて行きます…。


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どうも湿地のようですね。高床式になっている家屋ばかり。


すると・・・あっ!


03_MAP


前方にまたもや木橋が見えてきました。
いよいよか!?






<交通費>
モーターサイ:15バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ずっと目指していたバス バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[2]

ノッパウォン交差点。
来るのは3回目なんですが、なぜここに来る度に不安に駆られるんでしょうねぇ…。

今回の不安の元は、これから乗るバスなのです。

パトゥムタニーの船着き場近くとナコーンパトム県バーンレーン
ほぼ東西に結ぶローカルなバス路線なんですが…。

車体は見たことがあるんですよ。
でも実際にこの路線は運行されているのか一抹の不安があるんですよね。

そんなこともあって、私にとっては難度が高く、かつ
いつかは乗るぞと密かに目指してきた路線なのです(笑)

いよいよその時が来たと、期待と不安が入り混じった
何とも言えない心持ちでバスを待ちます。


辺りを見回しても他に待っている人など、いやしません。
本当に来るんだろうか? 段々と不安な気持ちが膨れ上がっていきます。

30分待っても来なかったら考えよう。

そう諦めかけていた時です。
突然バスが曲がって向かって来るではないですか。

フロントガラスには「パトゥムタニー バーンレーン」と。
間違いない!!


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すると今まで気配が全く無かったのに、どこからともなく
乗客が現れてわらわらと私より先に乗車していくではないですか。

まったくもって狐に鼻をつままれた気分… -_-;)


時刻は09:46。
30分に1本なんでしょうかね。

実際に乗れてしまうと、あっけないもんです。
でもちょっとばかりの達成感に浸れました(笑)


おばちゃんの車掌が集金にやってきます。

ラーンクラトゥム市場に行きたいんですが、着いたら教えていただけますか?
そう尋ねると、

「ラーンクラトゥム市場? ラーンクラトゥムだよね?」
と自信無さ気な顔で答えてきます。

知らなそうな雰囲気。そんなに無名な市場なのかな。
ひとまずハイと答えて運賃8バーツを支払い。


運転席真後ろの座席にはちっちゃな子どもが。
なるほど! 運転手がお父さん、車掌がお母さんっぽいんですよ。
家族でこのバスを転がしてるんですね ^^


そんなバスは緑豊かな国道346号線を西へと疾走。


02_02


途中、交差点で信号停車。
ふと外を見ると「サイノーイ」との標識が。

なるほど。左折して南に走ればサイノーイ水上マーケットへ出るんだな。
ここにソンテオ路線でもあればいいのに~。


しばらく走ったところで車掌さんが「ラーンクラトゥムでしょ? ここだよ」と。

やっぱりね。ここじゃないんですよ~。
地図を見るとワット・ラーンクラトゥムなんかがあるのはこの辺りなんですが。

いえ、ここではなくもっと先なんです。
と、iPhoneのマップを見せて説明します。

きっと傍から見ると私ってウザイ乗客でしょうね(笑)

そうなの?というような困った顔をした車掌さん。
でも黙って様子を見てくれています。

あ、運賃が変わるんじゃないですか?

「マイペンライ」

す、すみません ^_^;)


ほどなくして地平線まで真っ直ぐ続く運河を渡りました。


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プラピモンラーチャー運河です!
前回の日記バーンブアトーン市場の北側で見た運河がこれなんですよ。
サイノーイ水上マーケットを通ってここまで一直線に繋がっているんです。

この運河、もう一回登場します ^^


車窓にはのどかな田園風景が。


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まさか目標地点もこんな風景のど真ん中じゃないだろうなぁ -_-;)


いよいよ近づいてきたので、iPhoneのマップで慎重に降りるポイントの
タイミングを伺います…。


着きました。


車掌さんにそう告げると、ハッとした顔をして停車させてくれました。
笑顔で見送ってくれます。

親切にどうもありがとうございました!


02_05


時刻は、10:07。
田んぼのど真ん中じゃなくて良かったです(笑)


さて、道路の反対側を見やると・・・


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あー、あの路地だな。奥へと進んだところに
最初の目的地、ラーンクラトゥム市場があるはずです。

なんだかゲートが立っているけど、お寺でもあるんでしょうかね。
道路を渡って行ってみましょう!






<交通費>
バス:8バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[1]

水上マーケットって土日・祝日のみ開いているところがほとんどなんですよね。
私の渡タイ日程では土日がフリーになることがなかなか無いので、
歯痒い思いをしているんですが… ^_^;)

ところが、です。
お盆の時期のバンコク滞在時にちょうど祝日日中がフリーに。


この滅多に無いチャンスを逃しちゃなりません!


というワケで8月13日(月)の振替休日にバスに飛び乗ってきました。
目指すはバンコク北西方面!


まずは、ノッパウォン交差点まで向かいます。
そこまでの道のりは、何度も書いているのでサクッと綴りましょう~。


旅のスタートは戦勝記念塔
ここ始発の522番エアコンバスに乗ります。


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知らない間に522番にも中国製が。
乗車してみると「上海電竜」と簡体字で書かれていました。
そんなバスメーカーあるんですね。

7:50出発。
ンガームウォンワーン通り「パンティップ」までと車掌に告げます。
運賃15バーツ。


高速道路を順調に走ったバスは、パンティップ前に停車。
08:02。

目の前の歩道橋で反対側に渡り、ちょうどその下から
バーンブアトーン行きのロッ・トゥーに乗り継ぎます。


01_02


08:06発車。


汚れた窓から外を見ると、高架鉄道紫線の工事がかなり進んでいる様子が見えました。


01_03


ここは何駅になるのかな?


途中で乗客の乗り降りが結構ありながら、バーンブアトーンの市内に入ります。
するとロッ・トゥーはガソリンスタンドに入って停車。

「ここまでだよ」と運転手さん。

えっ、ワット・ラハーンの前までじゃないの?
他の乗客も慌てて運賃を払いながら降りて行くではないですか。

パンティップからの運賃17バーツを払って私も降ります。
08:30。


さて、バーンブアトーンからまたバスに乗り継ぐんですが、
その前に市場で朝食といきましょう!


バーンブアトーンの表通りバーンクルアイ・サイノーイ通り
市場へ向けて歩きます。


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ドリアンが巨大バケツにゴロゴロと無造作に積まれてる横を過ぎ、市場内へ。
朝食は、これ。


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センレックのクイッティアオ。
なかなか美味しかったです。30バーツ也。

市場北端の有料トイレ(3バーツ)に立ち寄ってから外へ。


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市場北側を流れるプラピモンラーチャー運河沿いでは何やら壁の工事中。
もしや洪水対策用の防水壁?

ここも昨年末の洪水では1m以上冠水しましたからねぇ。

そう言えば洪水後初めてのバーンブアトーン訪問であることに気が付きました。


ところでこのプラピモンラーチャー運河は、後ほど再登場するので
覚えておいていただけたら嬉しいです ^^


さて、バス停に停車中のここ始発ラートブアルアン行きバスに乗り込みますか!


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しばらく待って、09:00ちょうどに発車。

ノッパウォンまで、と若い男性車掌に告げます。
運賃10バーツ。

北上したバスは国道340号線、バーンブアトーン・スパンブリー通りに入り
北西へと一直線に快走。


通り過ぎないようにiPhoneのマップで現在地確認を続けます(笑)
その甲斐あって、ドンピシャで下車~。


01_08


ノッパウォン交差点到着!
時刻は、09:26。


さあ、ここからが問題なんですよ。
急に不安になってきました・・・。






<交通費>
522番バス:15バーツ
ロッ・トゥー:17バーツ
ラートブアルアン行きバス:10バーツ
ここまでの合計:42バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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あっけなく王宮前広場へ バンコク西北行き当たりばったり旅[最終回]

王宮前広場行きのロッ・トゥーは、バーンルアンのバスターミナルを
15:05に出発。どんなルートを取るのか楽しみです。

なので、iPhoneの「マップ」で追跡(笑)


ターチーン川に沿った道をずっと南下します。
田園風景だった車窓が急に街の景色になったところがバーン・サイパー

路線バスが停まっているのが見えました。
後で調べて分かったのですが、
どうやらパトゥムタニーとバーンレーンを結ぶ路線のようです。

そこで左折。国道346号線に入ります。
ターチーン川を渡った辺りからスピードが上がりました。


しばらくするとまた橋が。
地平線のかなたまでまーっすぐに続く運河を越えるのが一瞬目に入りました。

もしかして!


プラピモンラーチャー運河を越えたところ


やっぱりそうだ!

今のは、プラピモンラーチャー運河です!

以前、サイノーイ水上マーケットとバーンブアトーン収容所があった
バーン・カーイ3へ行った際に訪れた運河です。

あれ以来思い入れのある運河なんですよね~。
いつかさっきの地点から歩いてサイノーイまで行ってみたいなー。


そのうち大きな交差点に差し掛かりました。


ノッパウォン交差点


おっ、ここは行きに「ラート・ブアルアン行き」バスから降ろされて
途方に暮れていたノッパウォン交差点じゃないですか!

今となっては余裕な気持ちで眺めていられます(笑)


この交差点、右折ができない構造になっているため、
一旦左折して国道340号線をしばらく北上してからUターンして
バンコク方面へと向かいました。

そしてカーンチャナーピセーク通りとのジャンクションに到達。

ホッとしている自分に気付きました。
そうか、私にとっての「テリトリー」北限は、ここなんだな(笑)


バーン・ヤイでも停まることなくかっ飛ばしたロッ・トゥーは、
左折してボーロム・ラーチャチョンニー通りに入ります。

ほどなくしてお坊さんを降ろすと、高架道路に乗ります。
あれ? 正面に「PATA、王宮前広場」って書いてあったのに、
これじゃぁPATAに停まれないじゃないですか。はて?

渋滞にはまりつつピンクラオ橋を渡り、
とうとう王宮前広場に到着!

最高裁判所北側の短いソイで停車しました。

運賃は…すみません。メモっておくの忘れました(汗)
たしか70バーツだったはずです。


時刻は、16:34。


王宮前広場に到着したロッ・トゥー


1時間半で着いちゃうんですね。いやはや、あっけないもんです。
行き着くまでの苦労はなんだったんでしょう?(笑)


ちなみに写真右列が、バーンルアン市場行きロッ・トゥー。
左は「ムアントーンタニー、IMPACT」行きとなっていました。
こんなところにもロッ・トゥー乗り場があったんですね。


さて、ここからすぐのバス停にやって来た47番バスに
ひょいと飛び乗り、ター・ティアンの船着き場前で下車。

そして向かったのが、先日紹介したカフェ、
Vivi The Coffee Placeだったりします ^_^;)


ワット・アルンを眺めつつアイスラテで喉を潤してから、
ター・ティアンの船着き場へ。


夕暮れ時のター・ティアン


既に夕刻。
日が傾いていい雰囲気です。

船着き場に入ると、


夕刻のター・ティアン船着き場


思わず写真を撮らずにはいられませんでしたよ。


ここからエクスプレス・ボートに乗り、
終点サートーンで下船。


時刻は、17:40。

戦勝記念塔を出発してからほぼ10時間の旅でした。


今回は、このバンコク周辺バス旅シリーズ中でもっとも遠出した旅と
なったワケですが、まぁ悲喜こもごもの濃~い体験をできましたね。

やっぱり途中で帰らなくて良かったですよ!(笑)


今回も旅の日記にお付き合いくださいましたみなさま、
本当にありがとうございました!


次は、バンコク都内某所の消えかけた水上マーケットと特産品を確かめに行く旅を
お送りする予定です!





<交通費>
ロッ・トゥー:70バーツ(多分)
47番バス :7バーツ
エクスプレスボート:15バーツ

すべての合計:202バーツ


おわり


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


バーンルアン市場~王宮前広場~サートーン




バーンブアトーン市場 バーンブアトーン再び![17]

さて、バーンブアトーン市場の中にちょっと足を踏み入れてみましょう!


バーンブアトーン市場


結構広いです。

このやや暗めの雰囲気、随分前に歩いたホーチミンやプノンペンの市場に
似てるなーと、なんとなく感じました。

タイの他の市場だって同じなんですが、
なぜここでだけそう感じたのかは、不明(汗)


バーンブアトーン市場


適度な活気があって、食料品以外のものも売ってるからかな?


中を突き抜けて市場西側の道に出て、市場の建物沿いに北へ
ちょっと歩くと、そこには運河が流れていました。


市場横を流れるプラピモンラーチャー運河


プラピモンラーチャー運河です!

そう、サイノーイやバーン・カーイ3のあるピモンラートを流れている
あの運河を下ってくると、バーンブアトーン市場の真横に出るのです。

昔はここで荷の揚げ積みをしていたんでしょうね。


この運河は、もう少し下るとバーンブアトーン運河に突き当たり終点となります。


バーンブアトーン運河にはかつて、ハス=「ブア」が多く自生していました。
ここに移り住んで来た人たちがそのハスの花や花托を売ったところ、
いい収入、すなわち金銭=グントーンになったんだそうです。

それが「バーンブアトーン」の地名の由来だとか。


一とおり見たので、そろそろ帰路につくとしますか。


表通りへ出ると、あのタワーの手前にこれまた立派なバス停が。


バーンブアトーンのバス停


さて、どのバスに乗るかなー。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:167バーツ


※旅は2009年10月31日(土)に行いました。


つづく


バーンブアトーン市場



 
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