Wawee Coffeeで一服の後、店長さんのアドバイスに従って、
赤いソンテオ(ロッ・デーン)を呼び止めてみることに。

早速やってきました。スアンドーク門へ行けるか尋ねると…

あっさり20バーツでOK!

なんだ。さっき5台に断られた苦労はいったい何だったんだ!


16_01


時刻は19:01。
無事に乗れたのでありました。

南側のお堀端へ出て角を曲がり西側へ回ったところで、到着。
時刻は、19:08。たった7分でした。


16_02


真っ暗で信号の無い通りを車に轢かれないよう
おっかなびっくり渡って、目の前のスアンドーク門へ向かいます。
とりあえず見ておきましょう。


16_03


内側から眺めたスアンドーク門です。

スアンドークとは「花園」の意味。
13世紀末にランナー王国を建国したマンラーイ王の
王立庭園がこの一帯にあったことが由来だとか。

庭園にはフタバガキ科のパヨームという木(ต้นพยอม)が
植えられていたのだそうで、今でもチェンマイ大学を含めた
この周辺には多いみたいですよ。

そういえばこの後再びお邪魔したTuiさんのお店「COTO COTO」さんで、
奥さんに店まで来るのにロッ・デーンに何て告げればいいのかを
尋ねたところ、近所の「タラート・トンパヨーム」(トンパヨーム市場)の
名を言えばいいとのことでした。

市場の名前にも「パヨーム」が残っているんですね。


というわけで、当初ロッ・デーンに乗り継いでCOTO COTOさんに
向かおうと思っていたものの、この時点では何て告げればいいのか
分からず困ってしまい、ええい、歩いちまえということに
相なったのでありました ^_^;)

19:19出発。
スアンドーク門から西へ伸びるステープ通りを歩き始めます。


16_04


右手にマハーラート・ナコンチェンマイ病院が聳えています。
ちょっとした町ですなー。

さらに暗い夜道を進むと、左手に、


16_05


ワット・スアンドークと。
聞いたことがある名だな。というか十ン年前に来たことがあるぞ。


16_06


暗闇の奥に仏塔がライトアップされて浮かぶさまは、なんとも幻想的。

ちょっと怖いけど、近寄ってみますか。
時刻は、19:32。


16_07


金色に輝く仏塔は、1371年にランナー王国マンラーイ王朝第6代王が
建てたもの。だから寺の創建自体はかなり古いんですね。

右の白い仏塔群が、例のワローロット市場の場所に元あった
王家の墓所から1907年に移したお墓ということですね。
でも昔のマンラーイ王朝のではなく、ビルマ支配を脱した後の
新たな王家ですが。

この左手の大きな本堂が今度は気になったので、
正面に回ってみると、


16_08


写真ではわかりませんが、正面は鉄柵の扉が閉じられていて
入ることができなくなってました。さすがにこんな時間ですもんね。

柵の間から覗き込んでみると、


16_09


うおー! なんと立派なんだ!
夜間のライトアップも相まって豪華絢爛さに圧倒されましたよ。

すると仏像前に左手からスタスタと歩いてきて座る女性の姿が!
えっ、左手から入れるの?

回ってみると、


16_10


ここは開いてるじゃん!

サンダルを脱いで上がってみます。


16_11


静寂の中で端正で穏やかな顔立ちの仏像を見上げていたら、
なんだか癒されてしまいました。

高さは4.7メートルとのことですが、
もっと大きく見えるのが不思議です。

この仏像も意外と古いんですよ。

1504年にワット・プラシン主仏として作られたんですが、
重過ぎて運搬を断念。代わりにここに落ち着いたという
経緯があるんだそうです。

仏像が面長で端正なお顔立ちなのは、製作にランナーからだけでなく
スコータイの仏師も加わっていたためかもしれませんね。
どことなくスコータイ仏の面影が。


今回のチェンマイ観光で、一番ここが訪れて良かったと思えた場所でした。
きっと夜で一層印象に残ったからかもしれません。歩いて良かった ^^


長居していると飛行機に間に合わなくなっちゃいます。
では、お暇して…。


16_12


真っ暗な小道をステープ通りまで歩きます。
うまく説明できないけど、なんかこの感じ好きです ^^

時刻は、19:45。



<旅費交通費>
ソンテオ:20バーツ
ここまでの合計:2,308バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
Wikipedia "กำแพงเมืองเชียงใหม่ว"
Wikipedia "วัดสวนดอก (พระอารามหลวง)"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットスアンドーク

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