タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バーン・サークラー

リーおばさん?お姉さん?の船着き場 海上の寺院へ[3]

プラサムット・チェーディー行きのソンテオは
スックサワット通りから右折していよいよ終点に近付いていきました

…と思いきや、いきなりUターンするじゃないですか!

慌てて降りようとすると、車掌のおばさんが「ちょっと待ちなさい」と。
ソンテオはそのまま道沿いの広場に入り停車。

乗客がみんな降り始めます。
状況が呑み込めない私も取り敢えず降りることにしますか。


あれ? ここが終点なの?
時刻は、11:54。


以前は道の突き当たり、船着き場の目の前が終点。
随分手前に終点が移されたもんです。こりゃ不便じゃないですか。

などと思いながらソンテオを降り顔を上げるとそこには、


03_01


なんだこれ!? アーケード?

ソンテオを降りた人達はみんなこのアーケードに吸い込まれて行きます。
もしや・・・

私もみんなについて商店が並ぶアーケードを奥まで歩いてみると、


03_02


やっぱり!!

アーケードの終点には、対岸のパークナムへの渡し船の船着き場が!
丸ごとここに移転したんですね。知りませんでした!


左側に食堂コーナーを発見。ちょうど昼時なので食べるとしますか。
この先ではきっと食べるところが無いでしょうし。


03_03


いつものように、パット・ガパオ・ムーサップ(豚挽肉のバジル炒め) ^^


ついでに食堂のおばちゃんに尋ねてみたところ、
船着き場がここに移転して1年近くとのこと。

ちょうど去年の大洪水の頃からということになります。
もしかしたら洪水で今までの船着き場が使えなくなったので
ここに移転したのかもしれませんね。

食事を終え、アーケードのトイレを借りた後、
次なるソンテオを探します。


これから向かうのは、タイトルどおり海上に建つ寺院、ワット・クンサムット・チーン
そこへ行くには、まず「パー・リー船着き場」から舟に乗る必要があるとか。
リーおばさん船着き場って意味ですね ^_^;)

実はそのパー・リー船着き場の正確な場所がよく分からないんですよ。
ネットで探して見つけたパー・リー船着き場の場所も、どうも正しくないような。

でも恐らくバーン・サークラー行きのソンテオで近くまでは行けそうな予感。


見つけました!


03_04


バーン・サークラー行きのソンテオです。
広場に停車していました。

この路線は以前バーン・サークラーへ行く際に乗ったことがあるので
安心して乗車できます ^^

12:25発。

女性車掌にパー・リー船着き場を通るか尋ねると、ん?って顔。
知らないんでしょうか。

行きたいのは、ワット・・・

「クンサムット・チーン!」

そうそう、そこです。

「ジェー・リー船着き場!」


ジェーは中国語の「姉」由来の言葉で、年上の中華系女性の呼び名。
リーさんは「おばさん」ではなく「お姉さん」と呼ばなきゃいけないんですね。
失礼しました… -_-;)


着いたら教えてください。
そう車掌さんに告げて、運賃8バーツを支払います。


見覚えのある景色が車窓に流れていきます。
終点のバーン・サークラーにもまた行きたいなぁ。

「着いたよ。あそこのあずま屋のところだよ。」

えっ、意外と速かったですね。
ありがとうございます。


03_05


時刻は、12:42。


走り去るソンテオを眺めつつ、道路反対側のあずま屋を見やります。
なるほど、橋のたもとに船着き場があるんですね。
ソンテオを降りて目の前で良かった。かなり歩くんじゃないかとも思っていたので。

パー・リー船着き場の正確な場所をGoogle Mapでお知らせしておきます。
ストリートビューでも確認できますよ~。


あずま屋の裏へと回ると

03_06


右手に受付のような売店のようなところが。

ワット・クンサムット・チーンへ行きたいんですが。

すると女性が大声で誰かを呼びます。
呼んだ方向を向くと、


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なるほど!
橋の下に客待ちの舟が待機しているんですね。

運賃は片道80バーツとのこと。
チャーター代で3~500バーツ払う羽目にならなくてホッとしました ^^


すみません。ここの船着き場の名前は何ですか?

パー・リー船着き場だよ。ほら、そこの大きな家だよ。」

なんだ。やっぱり「おばさん」でいいんじゃん -_-;)


道からやや奥まったところに確かに大きめの家がありますね。


そうこうしているうちに一艘の舟がエンジンを吹かせてやって来ました。






<交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:51バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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バーン・サークラーを後に ~ バーン・サークラーへの旅[10]

バーン・サークラーの見どころらしきところは、ほぼ見尽くしました。
もう12時をまわってるし、そろそろ昼でも食べるか。

と思って食堂を探したのですが・・・

お店の体をなした食堂は見当たらず、食事を出すところがあっても
住民の溜まり場のような感じで、よそ者がそこに交じって食べるのは
勇気がいる雰囲気なのです。

ハラ減ったなぁ。

仕方ない。プラサムット・ジェーディーまで帰ってから食べるか。


バーン・サークラー入り口まで戻ると、ソンテオが既に停車中。


ジェーディー行きソンテオに乗車


随分待って、乗客がわらわらと集まってきた12:57にようやく出発。
どうやら30分に一本のようですね。

するとなーんと、乗客&車掌さんみんなが談笑を始めるではないですか。
ココの住民はみんな顔見知りなんでしょうか!?

一人バツの悪い思いでソンテオに揺られる私でした…(汗)


道中の景色はこんな感じ。


道の両側はエビ養殖池が続きます


道の両側にはエビ養殖池が延々と続いています。


30分ほどでプラサムット・ジェーディーに到着!
時刻は13:32。


プラサムット・ジェーディーに到着


去っていくソンテオの左後方に見える建物は、対岸パークナムへの渡し船乗り場です。


ふぅ、昼ご飯を食べるぞ~!!
ロータリーのとある食堂に目が留まりました。


焼きアヒルの食堂


「焼きアヒルのせご飯 ジェーディー 老舗」


空腹のせいもあり、とても美味しそうに見えたので
このお店に決定!


焼きアヒルのせご飯


この手の料理は、個人的に甘めの味付けが苦手なのですが、
ここのは甘すぎません。生姜の味が効いていることもあり
もたれずサッパリした味でなかなか美味しいです!

しかし、日本ではなぜアヒル料理がポピュラーではないんでしょうね。



さて、空腹も解消したことですし、旅を続けましょう。

はい、「バーン・サークラーへの旅」は終わったのですが、
引き続き次の目的地へ向かうのです。

それがどこかは、お楽しみに(笑)


その前に8月の滞在記をUPしたいと思います。
その後、この旅の続編を書く予定です!





<交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:68バーツ


※旅は2009年7月22日(水)に行いました。


つづく


バーンサークラー~プラサムットジェーディー 

アジアの○ネ○ア ~ バーン・サークラーへの旅[9]

バーン・サークラーの集落中心のはずれに出てしまったので、
元の道を戻ることに。

途中、その運河で囲まれた集落中心の中央部を通ると、
なぜか空き地がところどころに。

建っている家屋も


中心部には古そうな家屋も


こんな感じで古めのものが何軒か見受けられました。
今でも人が住んでるんでしょうかね。

この中心部あたりは多少は地盤がしっかりしてそうです。
どうせならこの辺に住んだほうがいいようにも思いますが、
やはり水辺のほうが何かと便利だということなんでしょう。


そう、一つ不思議に感じた光景があるんです。

家々の間は、たいていこんな感じになってます。


この甕はいったい?


大きな甕(かめ)がゴロゴロと・・・


こっちにもあります、甕


こっちにもあります。
どれも今は使われてない様子。

昔、雨水を溜めるために置かれてたものが
そのままということなのかな、

と一人考えながら歩いていると、細い橋に辿り着きました。


橋上から運河を見下ろしてデジカメを構えていると、
ちょうど背後を住民たちが通りかかり、「あ、写真撮ってる」と。

「どうせなら舟が来た時に撮らないと!」

と私に聞こえるように言って通り過ぎていきました。


あ、そりゃそうだ!


暫く待つと、遠くからエンジン音が聞こえてきました。
運河の両側に建つ家々の壁で反響したその音は段々大きくなってきます。

あ、来た!


まさに「アジアのベネツィア」!


この光景は、まさに「アジアのベネチア」!((c)どっくまいまり~さん


橋の反対側から去っていく舟を追って写真を。


「アジアのベネツィア」、バーン・サークラー


今現在、まったく観光地化してなくて、写真を撮っていると、
さっきのように「あ、写真撮ってる」「この町にも観光客が来るようになったか」と
ヒソヒソ話をされることが何度もあったこのバーン・サークラーですが、


“アジアのベネチア” バーン・サークラー


と銘打って観光地として売り出したら、
結構人気が出ると思いますよ~。




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:60バーツ


※旅は2009年7月22日(水)に行いました。


つづく



プラサムットジェーディー~バーンサークラー 

百年市場? ~ バーン・サークラーへの旅[8]

ではいよいよ、バーン・サークラーの集落中心部へ!

ワット・サークラーから伸びるもう一本の橋を渡ります。


橋を渡り集落中心部へ


渡った先は、商店街になってました。


たぶん「100年市場」です


お寺で見た観光地図には、「百年市場」なる表示がありました。
地図がいいかげんで特定できませんでしたが、恐らくココのことだと思います。

でも後で一応、道端の販売所のおばさんに百年市場はどこか
尋ねてみたんですよ。

「?・・・ 無いよ。」

と怪訝そうな顔で答えられてしまいました…(汗)

推測するに、観光地図を作るに当たり、勝手に名付けたのでは。
最近バンコク周辺では、「百年市場」こと古い市場探訪がブームなので、
それにあやかったんでしょう。ここの商店街の歴史も古いのは確かですけどね。

とういうことで、集落の住民には、百年市場の名が浸透してない可能性大。


ここで何が売られているかというと、普段の生活用品がほとんど。
住民相手の商売ですから、まぁ当然ですよね。


顔見知りばかりで盗む人はいないんでしょう


盗む人はいないんでしょうね。
なんだか懐かしさを感じる光景です。


運河に四方を囲まれたこの集落中心部の地盤は泥湿地。
どうやって家が建っているのかというと・・・


泥湿地に建つ高床式の住宅


こうやって木の柱の上に建った高床式の家屋がほとんどです。

しかし、朽ちている柱も見えますよね。
実際、傾いた家もありました。それでも住み続けていてビックリしたり。


商店街の奥は住宅が並んでいます


商店街を過ぎた先は、住宅が軒を連ねています。

橋を渡った辺りから感じていたんですが、
ここに来てヘドロ臭が強くなったように思います。

ふと家屋の床下に目をやると、ビニールゴミなどが地面に放置されてたり。
これじゃぁ、臭くなるわけです(汗)

せっかくの観光資源が台無しです。
掃除したほうがいいと思いますよー。


住宅の間の細い路地を進んで行くうちに、
集落のはずれに出てしまいました。


集落のはずれに出てしまいました


振り返って集落側を眺めると・・・


あそこに住むのは勇気がいりそう…


この辺りの運河は水量が多く結構勢い良く流れています。
あそこの家は流されないんですかねー。洪水になったら大変そうだな。
・・・とちょっと心配してしまいました。




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:60バーツ


※旅は2009年7月22日(水)に行いました。


つづく


バーンサークラー 

水上集落 ~ バーン・サークラーへの旅[7]

ワット・サークラーの次は、ちょっと時計の針を戻して
お寺へ渡る橋の左=南側の景色をお見せしたいと思います。


橋を渡る際、グォォォォという轟音とともに舟が走っていくのが見えました。


運河を行く舟が!


橋のところがちょうど運河の分岐点になっていて、
そこを舟がひっきりなしに往来しています。


バーン・サークラーは運河に囲まれた集落なのです!


バーン・サークラーの集落中心部は、実は
四方を運河に囲まれた水上集落になっているのです!


舟が頻繁に往来します


昔、攻めてきたビルマ軍を撃退できたのも、
運河で囲まれた要塞のような地形のお陰なのかもしれませんね。


バーン・サークラーの観光地図


これはお寺に掲示されているバーン・サークラーの観光地図なのですが、
簡略化し過ぎていて、道の向きとかまったく当てにならない!
これを信じて歩いた私は結局行きたい場所にたどり着けませんでしたよ(T T)

でも、この集落が、運河に囲まれたかたちであることは
よく分かると思います。


次回は、いよいよ集落中心部へ足を踏み入れます!




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:60バーツ


※旅は2009年7月22日(水)に行いました。


つづく


バーンサークラー 

 
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