タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バーンモットみかん

ドーンホイロート再び![1]

3月下旬のタイ滞在時に選んだ旅先は、またまたバンコク西方、
サムット・ソンクラーム県のドーン・ホイロート。

昨年12/26に行った時は、潮が満ちていて潮干狩りができませんでした。

それを含めて、前回実現できなかった3つの目的の雪辱を
何が何でも果たそうと、もう意地になっての再訪です(笑)

果たして、そううまくいくのかどうか。
決行日は、3/30(金)。


今回も、潮位を水資源・農業情報研究所の「潮位データ」サイトで事前にチェック。
「メークローン」の3/30は、午後に干潮になっています。よっしゃー!


朝ちょっぴり寝坊して慌てて宿を飛び出した私は、BTSサイアム駅へ。
ここからBTSシーロム線に乗り、終点ウォンウィエンヤイ駅到着。

時刻は、07:44。

あちゃー。

国鉄ウォンウィエンヤイ駅07:40発のマハーチャイ行き列車に
乗りたかったんですが失敗。

でもひょっとしたら遅れて出発するかもしれないので、
一応国鉄ウォンウィエンヤイ駅へ。やっぱり列車は発車した後~。

次の08:35発まで待ってもいいけど、時間が勿体無いなぁ。
バスで行ってみますか。

というワケで、駅反対側のバス停から120番のマハーチャイ行きバスに乗車!
時刻は07:56。


が…朝の通勤時間帯のため道は渋滞。なかなか進みません。
あれよあれよという間に時が無駄に過ぎていきます。

内心焦り始めました。
なんだ。これじゃ途中で08:35発の列車に絶対に抜かれるぞ。
最悪の場合、この先で乗り継ぐメークローン線の列車に間に合わなくなるかも。

決断しました。
バスを途中下車してその列車に途中駅から乗ろう!

朝からバタバタして何やってるんでしょうね -_-;)


バスがエーカチャイ通りへと入ったところで
車窓に目を凝らします。よしっ、ここだ。

エーカチャイ・ソイ23の手前で下車。


09_01


時刻は、08:27。


エーカチャイ・ソイ23入口にはこんなゲートが立ってます。


09_02


上部には「ワット・サイ」と。

はい。
何度も来ているワット・サイワット・サイ水上マーケットへのソイなのです。
その途中にあるワット・サイ駅から乗車しようという魂胆。

iPhoneで時刻表を調べたらワット・サイ駅08:45発とのこと。
まだ15分ほどあるので、ついでだから市場を歩いて来ましょう ^^


線路を越え、市場へと進みます。


09_03


今日も活気があるな~。

そのままサナームチャイ運河突き当たりまで。


09_04


運河を見てみましょう。


09_05


まだ舟のクイッティアオ売りのおじさんは来てないのか。
残念~。


09_06


ワット・サイの門前では、以前12月や2月に来た時には
特産品のバーンモットみかんが山になって売られていました。

それが今回はみかんの姿がまったくない代わりに
そこにあるのは青いバナナの山!

3月はバナナが旬なんですかねぇ。なんか年中収穫できそうですけど ^_^;)


列車内でつまめる朝食を何か仕入れてから駅へ向かいますか!







<交通費>
BTS :35バーツ
120番バス:8バーツ
ここまでの合計:43バーツ


※旅は2012年3月30日(金)に行いました。

つづく


09_map


ワット・サイ周辺運河巡り[1]

しつこいようですが再びワット・サイです(笑)

ワット・サイ~パーククローンタラートの水上バス便について
どうしても知りたくて、今回は聴き込み調査目的に訪れてみることに。


3月28日(月)に行ってきました。


BTSサイアム駅からスタート!
シーロム線でウォンウィエンヤイ駅まで行き、歩いて
国鉄ウォンウィエンヤイ駅に到着。もう慣れたもんです(笑)


国鉄でワット・サイまで行こうと思っていたんですが、
次の列車までかなり待つことになるので予定変更。
バスで向かいますか。


120番バス


駅向かいのバス停から120番バスに乗車。
08:52。

バスはソムデット・プラチャオ・タクシン通りを南下。
チョームトーン通りに入り、エーカチャイ通りソイ23が見えたところで下車。

時刻は09:21。


ソイ23に入り、国鉄線路を越えるとワット・サイ市場です。
さらに進みサナームチャイ運河沿いの市場内食堂へ。

ここで食事がてら店主さんに聴き込みしようという魂胆なのです ^_^;)


カーオパット・ガパオを食べ終え、代金を払いながら、
パーククローンタラートまでの船便について尋ねてみました。

「無いよ。」

・・・(汗)


なんともあっけない返答。
そんなワケないだろー。仕方ない。他の人にも聞いてみますか。


ワット・サイ前でフルーツを売っているおばさんに
しゃがみこんで尋ねてみます。

「以前はあったけど、無くなったよ。」

えっ!?
そんなバカな!!


ここで諦めるワケにはいきません。さらに聴き込みをすべし。

ワット・サイ境内に足を踏み入れてみます。
そこにもみかんを売るおばさんが。

これ、バーンモットみかんですか?

「そうだよ。」

前回買って美味しかったのでまた買いましょう。
1kg買って代金を払いながら、また尋ねてみると…

「無いよ。」

ええぇーーーー!? そんなぁ。絶対にあるはずなんだけどなぁ(T_T)


「舟に乗りたいのかい? ちょっと待ってて。呼んであげるよ。」

は?

おばさんは、運河べりから男性を連れて来るではないですか。
「300バーツで一周回りますよ。」

男性が提案してきます。
あぁ、チャーターしませんか、ってことですね。
うん、それも面白いかも。この辺の景色を運河から眺めてみたいですし。


意外な展開になりましたが、まぁ流れに身を任せてみましょう(笑)


ワット・サイ船着き場横に泊めてある舟に乗り込みます。


ワット・サイ船着き場から舟に!


さぁ、しゅっぱ~っつ!!

時刻は、09:55。


すぐ左に曲がり、あのバーンモット運河に入って行きます。


バーンモット運河


民家が建ち並んでますね。でも橋をくぐると景色は一変。


バーンモット運河


両岸に先の先まで果樹園が続いています!

みかん園ですよね? 船頭さんに尋ねます。

「違いますよ。大部分はマンゴーです。」

えっ!? じゃぁ、バーンモットみかんのみかん園はどこにあるんですか?

「もっとずっと先ですよ。」


な、なんだ~。そうだったのか。
もっと海に近いあたり、トゥン・クルサムット・プラーカーン県
あるってことですね。てっきりバーンモットにあるんだと思ってました(汗)

きっとかつてはあったんでしょうけど、汚染や塩害でこの辺からは消えちゃったんですね。


その事実を知っただけでも舟をチャーターした甲斐がありました!!


舟はさらに進んでいきます・・・。







<交通費>
BTS: 35バーツ
120番バス:8バーツ
ここまでの合計:43バーツ

つづく


※旅は2011年3月28日(月)に行いました。


サイアム~ワット・サイ~バーンモット運河




バーンモットみかん! 「ワット・サイ水上マーケット」の姿を求めて[10]

橋からワット・サイの市場に戻ります。


ワットサイ前のフルーツ売り


一度来ているのに、朝だと景色がまた違って見えて新鮮です!

例の「ワット・サイ水上マーケット」看板前には・・・


ワット・サイ水上マーケットとバーンモットみかん


早速発見! みかんを売ってます!
きっとバーンモットみかんですね。でも札が無いので確証が。

尋ねればいいんですけど、まぁ他の屋台でも売ってるだろうと
国鉄駅方面へと歩きながら物色開始。


すると、みかんを売ってるとある屋台のご夫婦が声をかけてきたので、
立ち止まってみました。


バーンモットみかんはありますか?

「こちらがバーンモットみかんですよ!」

指差す方には「とても甘い」との札が立った小振りなみかんの山が。


バーンモットみかん


これがバーンモットみかんか!!


「なんでバーンモットみかんを知ってるんですか?」

奥さんのほうがいかにも興味ありげに尋ねてきました。

タイ人の友達から聞いたんです。
あ、私、日本人です ^_^;)


「タイ人の友達から聞いたんだって!」
「おぉ、日本から来たんですか!」

ご夫婦でなにやら喜んでいます。
すると奥さん、

「娘を親善大使として日本に送ってやりたいんですよ。
 区で毎年、親善大使を○○人募集しているんです。」

20人と言ったような。忘れちゃいましたが、区でその人数なら結構多いかと。


希望がかなって日本に行けるといいですね。

横にお行儀よく立っていた女の子にそう言ってほほ笑みました。


バーンモットみかんは1kgで50バーツ。

土ぼこりがこびり付いたままで、いかにも今さっき採ってきたような
みかんをビニール袋に入れ、計りで計って渡してくれました。


やった! バーンモットみかんが手に入った!!


再び国鉄駅方面に歩くと、線路のすぐ脇でも売ってました。


バーンモットみかんとサーイナムプンみかん


左がバーンモットみかん

右は「サーイ・ナムプン」という種類のみかんです。
チェンマイが有名な産地だとか。
そう言えばユナイテッド航空の機内食でコレが出たことがありました。

その他この市場でよく見たみかんは、「ショーグン」

名前からして日本からもたらされた種類なんだろうと思ったら、
バーンモットみかんとチーンビッカーという種を掛け合わせて作られた品種で、
将軍が食べるほど美味しいということからの命名なんだそうな。

深南部のヤラー県が生まれ&本場のようです。


この「サーイ・ナムプン」「ショーグン」は同じ品種で
違うのは産地だけと説明するサイトも見かけたのですが、
本当のところはよく分かりません(汗)


バーンモットみかんですが、宿に帰ってから早速食べてみました。

外皮にはアザのような傷のような模様が。
これがバーンモットみかんの特徴なんだそうです。

その外皮ですが、薄いんですよ。
ネットで調べたところ、日差しをいっぱいに浴びると
外皮が薄く、そして甘く育つとか。


いよいよお味ですが、

ん~~、なんとも自然な優しい甘さ!
酸っぱさがまったくないので不思議な味です。

でも美味しい!!


そう言えば、バーンモットの地でのみかん栽培を諦めた農家が
バンコク北方のランシットへ木を移植して再起をかけたのですが、
バーンモットのみかんほどの味には育っていないようです。

広島県高根島自然勇気農園で無農薬のみかん栽培をなさっている
タイガー&乙姫さんによると、

「灌水する際に希釈倍数が500~1000倍か或いはそれ以上に薄めた海水を
みかんに散布すると、ミネラルその他微量要素が補われるので
木にとっては良い効果があります。」とのこと。

かつては海だったバーンモットの地の、微妙に塩分やミネラルを含んだ土壌が
みかん栽培に適しているのかもしれませんね。



さて、ワット・サイの地から帰ることにしますか。
時刻は、07:35。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:38バーツ

つづく・・・


※旅は2011年1月10日(月)に行いました。


ワット・サイ水上マーケット




タイでミカンと言えば 「ワット・サイ水上マーケット」の姿を求めて[6]

ワット・サイ対岸のバーンスアン集落を突き抜けると、
そこはジャングルと形容したいぐらいにうっそうとした林。


バーンスアン集落はずれの林


集落とジャングルの境界に細い路地が東西に続いています。

うーん、東に行ってみるか。
すると、ほどなくして細い橋に行き当たりました。
橋上から北側を眺めてみます。


バーンモット運河


バーンモット運河ですね。

ちょうど運河沿いの家から舟が出て行ったところ。
奥の木の向こうにワット・サイ本堂の頭が覗いています。


今度は南側を見てみると、


バーンモット運河


先のほうは木々が茂ってますね。
みかん園かな。


実はかつて、このバーンモット運河一帯には広大なみかん園が広がっていたのです。
バーンモット住民のほとんどがみかん栽培に携わっていたほど。


タイ人でも若い人は知らないかもしれませんが、ある程度の年齢の人にとっては、
みかんと言えば「バーンモットみかん」と言うほど、
タイの代表的なみかん産地だったのです。

ここで収穫したみかんはバーンモット運河を通って舟で運ばれ、
パーククローン・タラートで売られていました。


それが、いつの頃からか乾季になり水位が下がると、海水だと思いますが、
塩分濃度の高い水が流れ込むようになり、みかん園に被害が広がり始めることに。

そしてラマ2世通りの開通で周辺に路地が増え家屋や工場が建つと
バーンモット運河の水質が悪化。

さらにとどめを差すように、1975年の洪水でみかん園が冠水し
壊滅的な被害を受けたようです。


ある農場主はみかん栽培を諦めて土地を売ったり、他の地へ移って行ったりで
今でもバーンモットでみかん園を続けている人は僅かになってしまったのでした。

なんとも残念ですよね。


で、その「バーンモットみかん」をぜひ味見してみたいと思って来たのですが、
水上バスのことで頭がいっぱいでワット・サイの市場で買うのを
忘れてしまいました!(汗)

きっと売っているはずです。

まぁ、ラマ2世通り側に出たらその辺でも売っているだろうと期待して
戻らずに進むことにしましょう。


歩いてきたジャングル沿いの路地を戻って今度は西側へ。
すると立派なソイに出たので南へ向けて歩き始めます。

しかしこのソイ沿い、なーんにもありません。
真正面から日差しを浴びながらひたすら歩くので疲れ始めてしまいました…。

まだラマ2世通りに出ないのかなぁ。

iPhoneの「マップ」で確認。


バーンモット


もうちょいありそうです(T T)






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:38バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月30日(木)に行いました。


ワット・サイ水上マーケット~バーンモット




 
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