タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バンコク都

バーンワー駅から船着場へ パーシーチャルーン運河水上バスの旅[1]

前回バーンケー方面の旅を書いたついでに、
今回はパーシーチャルーン運河の水上バスを利用した旅をお届けします。


パーシーチャルーン運河
を覚えてますでしょうか?
バーンケー市場裏のワット・ニンマーノーラディー南側、
渡るとパーシーチャルーン運河水上マーケットのあるあの運河です。

今年2014年4月23日からバンコク都がこのパーシーチャルーン運河
無料水上バスの運行を始めました。

パーシーチャルーン水門
ペットカセーム69の区間、約11.5km。
全部で15の船着場を約60分で結ぶ路線です。

運行は、平日は朝6時~9時、夕方16時~19時半に15分間隔。
土日・休日は、朝6時~9時、夕方16時~19時半に30分間隔。


私は5月16日(金)の朝に乗りに行ってみることに。

ちょっと寝坊気味で07:53にBTSシーロム線終点バーンワー駅に到着。

現時点では、パーシーチャルーン運河水上バスの船着場に近い
鉄道駅はこの駅のみなのです。
将来的にブルーラインが開通すれば増えますが。


行き方がわからないので窓口のお姉さんに尋ねると親切に
道を教えてくれました。そのとおりに歩いていきましょう。

まずは、出口4へと。

なんのことはない、


01_01


前回下りたのと同じ階段でした。
高架鉄道ブルーライン工事中のペットカセーム通りへと…。


01_02


地上に下りたところでUターン。
高架のバーンワー駅下へと歩いていきます。

駅直下の細い運河を橋で渡り、


01_03


運河と高速道路出口の間に右へと続く歩道に入っていきます。


01_04

 ↑
船着場へ

っていう掲示がありますね。
いたるところに道案内の掲示があるので迷う心配無しですな~。

突き当たりがパーシーチャルーン運河
で、


01_05


船着場がありました。
時刻は08:01。

サパーン・タークシン-ペットカセーム船着場

との看板が。そういう名称なんですね、この船着場。
その下の小さなホワイトボードには、

ペットカセーム69行き次の便は8:00

と。
船着場の係員がいちいち記入しているっぽいですね。

道案内掲示といい、意外なほどにきめ細やかなサービスに正直驚きました。
全ての船着場に係員を配置しているんだそうですが、
ここの係員も笑顔で気持ちのいい方です。

バンコク都、やればできるじゃないですか。なかなか凄いぞ。


そうこうしているうちにペットカセーム69方面からの船が到着。


01_06


さすがにどっと降りますね。
みなさんBTSに乗り継いで仕事に向かうんでしょう。

この船が去って間もなくまた船が。


01_07


小型のロングテールボートも走っているんですね。
さっきの便との間隔がすぐだったので、混雑時の臨時便なのかも。


反対方面、ペットカセーム69行きの船も来ましたよ~。


01_08


乗り込みましょう!


01_09


08:06出発。

さっきのホワイトボードの時刻より6分遅れということですか。
まぁ別に急ぐ旅でもないからいいんですけど。

サパーン・タークシン-ペットカセーム船着場
を出て間もなくすると、


01_10


緑豊かな景色に。

安全のため時速10km以下で航行することになっているそうで
ゆっくりのんびり運河を走っていきます。

この速度制限は、センセープ運河ワット・シーブンルアン~ミンブリー間の
水上バスで問題となったのと同様に、船が起こす波で岸が削られることを
防ぐ目的もあるんじゃないでしょうかね。


01_11


通勤ラッシュ時の逆方向の電車みたいなもんで、船内はガラガラ。
スタッフのほうが多いくらいです(笑)




<旅費交通費>
BTSサイアム~バーンワー:51バーツ(rabbit card利用)
水上バス:0バーツ(無料)
ここまでの合計:51バーツ

※旅は2014年5月16日(金)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンワー


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パーシーチャルーン運河水上マーケット バーンケー再び[3]

ワット・ニンマーノーラディーから橋を渡ってみましょう。


03_01


下を流れるのは、パーシーチャルーン運河

右手に船着場が見えてますね。

実は今年2014年4月24日からバンコク都がこのパーシーチャルーン運河
朝夕のみ無料水上バスの運行を開始しているんです。

この時は運行開始の2週間ほど前でしたが、
今ならBTSバーンワー駅から徒歩数分の船着場から
簡単にここまで来ることができます。


で、対岸には木造長屋が続いています。

ここは、パーシーチャルーン運河水上マーケット
またの名をワット・ニンマーノーラディー水上マーケットと言います。


橋を下りてみますか。


03_02


橋の左手には、

   パーシーチャルーン運河水上マーケット
      ワット・ニンマーノーラディー
ラッタナコーシン暦102年 国王5代に渡る古市場

との看板が立っています。

西暦に直すとラマ5世治世の1882年。
130年以上の歴史のある市場ってことですか。

灯台もと暗し。
バンコク都内にもこんな歴史のある古市場が残ってるんですねぇ。


03_03


ところが、橋周辺こそこんな感じで営業している店があるものの、
ちょっと歩けば、


03_04


途端にうら淋しい光景に。

平日に来たのがいけなかったようで。
土日はもっと多くの店が開き、観光客もそれなりに多く訪れるようです。

ここもご多分に漏れず、昔は水上マーケットとして栄えたのですが、
陸上交通の発達により衰退。

最近になって組合をつくり市場復活に取り組んでいるのだとか。

特色すべきは、昔ながらの商品を扱う方針であること。
すっかりカップル向けや若者向けのグッズが溢れるようになってしまった
アンパワー水上マーケットやサームチュック百年市場と大違いです。
好感が持てますね。


対岸を眺めてみます。


03_05


ワット・ニンマーノーラディー観音亭が見えますね。

さらに進んでみると、


03_06


木造長屋からコンクリート製(?)長屋に変わりました。


03_07


ネット屋というか実質的にオンラインゲーム屋があったり、


03_08


申し訳程度の商店があったり、


03_09


裁縫の作業場があったりするものの、
うら淋しさは変わりませんね。


ついに長屋も終わったので、対岸に渡り直してみましょう。


03_10

左が対岸。ワット・ニンマーノーラディーの西側にも少し
木造長屋の一角があるんです。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:57.5バーツ

※旅は2014年4月8日(火)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


パーシーチャルーン運河水上マーケット


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ワット・ニンマーノーラディー バーンケー再び[2]

カーオパットを食べ終え、再びバーンケー市場内を歩きます。


02_01


トウガラシが山になって売られていますよー。
キロ40バーツ、20バーツ、30バーツ。どっさり買い込みたくなります(笑)


02_02


路地にまで入り込んで、とあるフルーツの一品種を探してみました。
が、要領が悪いのか結局見つからず。また他の市場で探しますか。


バーンケー市場
の西端奥の一角にこんな建物発見。


02_03


バーンケー・ラーマー。映画館のようです。
年季が入ってますね~。営業しているんでしょうか?

横の窓から覗き込んでみます。


02_04


上映中や近日公開の映画ポスターが貼られているので、
営業しているみたいですね。

…ということまではこの日見て感じたこと。

帰国後ネットで調べてみると、このバーンケー・ラーマーは廃れてからは
X指定(成人映画)やR指定の映画を上映するようになったんだとか。

貼られている映画のポスターは、普通の映画に見えたんですけどねぇ。

さらに驚くべきことに、どうもハッテン場のようなのです。
そのケの無い男性の方は身の安全のためにも入らない方が無難かと…。

知らずに入らなくて本当に良かったです -_-;)


そんなバーンケー・ラーマー右横の路地を奥へと抜けると、


02_05


バーンケー市場が終点のローカルバスが帰ってきたところでした。
そうか始発バスは表のペットカセーム通りへ出て、
終点のバスはここから入るんですね。

ちなみに右手角は、ソーセージみたいなのを干してました。
揃いの青いユニフォームを来た男女がせっせと働いています。


私は、ここを左折。バスが来た方向と逆へ向かいます。
ワット・ニンマーノーラディーというお寺へまずは行きたいのです。


02_06


お、白と紫のブーゲンビリアが綺麗ですね。

日差しが強烈で暑い中をとぼとぼ歩いていきます。
突き当たりで右へ曲がり、運河の橋を渡ると、


02_07


ワット・ニンマーノーラディー
      ←

との看板が。そのとおり左折しましょう~。

実は道中に同様の看板がいくつも立っているんですよ。
これなら初めてでも迷わずに辿り着けます ^^


ほどなくしてまた運河に架かる橋が。


02_08


舟がエンジン音を轟かせ通り過ぎていきました。

橋の向こうはもう…


02_09


ワット・ニンマーノーラディーの境内です。
時刻は、10:50。


02_10


この木はプミポン国王が1971年に植樹された、と看板にあります。
ということは、由緒あるお寺なんでしょうね。


02_11


巨大な托鉢僧人形。

警官人形にしてもそうですが、なんでタイの人形って
顔が可愛くないんでしょうか。いつも不思議に思います。

夜見たらきっと怖いでしょうね…。


さらに境内の一角には


02_12


観音亭なる観音様を祀る廟も。

手前左の髭を生やした白い像は、シワカコーマーラパットという名が
台座に書いてあります。タイ伝統医療の神様だそうなのですが、
昔インドのマガダ国で王医を務めた実在した人物なんだとか。

そんな方がなぜタイ伝統医療の神様になったのか、
はたまたなぜ観音様と一緒に祀られているのか興味深いですね。


02_13


その観音亭の左側はこんな感じ。

左手奥にパーシーチャルーン運河に架かる橋が見えます。
渡ってみましょう。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:57.5バーツ

※旅は2014年4月8日(火)に行いました。

<参考>
Wikipedia "ชีวกโกมารภัจจ์"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


バーンケー


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バーンケー市場 バーンケー再び[1]

サンクラブリーへ行った1週間後に時間ができたので、
バンコクのトンブリー側にあるバーンケー市場へ行ってみることに。

以前スパンブリーからの帰りに夕方立ち寄って興味を持ったので、
今回は日中の活気のある時間帯に覗いてみようというわけです。

2014年4月8日(火)09:07にサイアム駅からBTSシーロム線に乗車。

通勤ラッシュの混雑もサーラーデンチョンノンシーでどっと降り、
スラサックを出た頃には余裕で座れる状態に。

そのまま乗車し続け、終点の


01_01


バーンワー駅に到着。
時刻は09:34。


連絡橋を進み、


01_02


ペットカセーム通り下り側へと下ります。
相変わらず高架鉄道ブルーラインの建設工事が続いていますね。


階段を下りて間もなくのところにあるバス停で、


01_03


最初にやってきた101番赤バスに乗車してみます。
きっと行くでしょう(笑) 時刻は、09:36。


途中一部区間で渋滞につかまるものの、比較的順調に走っていきます。
下り側はまだマシですが、上り側は車が連なっているのが車窓から見えますね。


01_04


ショッピングセンター、シーコン・バーンケーの前を通過。

BTSバーンワー駅
から微妙に遠く、さらにこの付近は渋滞するため、
シーコン・バーンケーバーンワー駅との間に無料シャトルのバンを
運行させているんだとか。集客に苦心している様子が伺えますね。

でもブルーラインが開通すれば目の前に駅ができるので、
きっとお客さんが格段に増えるでしょうね。

私は入ったことがないので、
そのうち無料シャトルを利用して訪れてみますか。

細いラーチャモントリー運河を渡ると、
左側に屋台の傘がビッシリと並び始めました。


01_05


お、到着したようで。

ブザーを押そうとしたら、他の乗客が先に押してくれました。
そっか、大きな市場ですもんね。ここで降りる人は多いんでしょう。


01_06


時刻は、10:01。
バーンケー市場に到着です。

通り沿いではなく、バーンケー市場の中に早速突進!


01_07


うわぁ、夕方よりも営業している店も多いし、ずっと活気がありますね~。


01_08


とにかくバーンケー市場は広い!
普通の市場4,5個分が集まったぐらいじゃないでしょうか?

奥へ、さらに左右へとブロックが続いています。


01_09


パーシーチャルーン運河ラーチャモントリー運河があるため、
昔からある程度の規模の市場がここにあったんだろうと推測されます。

転機は1957年に訪れました。

時のピブーン・ソンクラーム首相が、
バンコクの町にいる天秤棒を担いだ物売りを
数ヶ所の市場に集約して商売をさせることにしたのです。

そのうちの一ヶ所がここ、バーンケー市場でした。


01_10


さらに巨大なもう一つの理由は、利用客の多さ。

バーンケー区
はバンコク都内で人口ナンバー1の座を
10年守り続けてきました。

ただついに今年2014年、北部のサーイマイ区
782人差で追い越され、第2位に転落。

それでも191,936人いるんですから、相当なものですよね。


暑いし朝食がまだなので座って食事をすることに。

西端のほうで簡単な食堂を見つけました。


01_11


にこやかなおばちゃんにカーオパットを注文。


01_12


具はなんだったっけ? ^_^;)

あとオーリエン(タイ式アイスコーヒー)も飲んで元気復活!
さらに歩くぞ~!!





<旅費交通費>
BTSサイアム~バーンワー:51バーツ(rabbit card利用)
101番バス:6.5バーツ
ここまでの合計:57.5バーツ

※旅は2014年4月8日(火)に行いました。

<参考>
Wikipedia "ตลาดบางแค"
Wikipedia "รายชื่อเขตในกรุงเทพมหานครเรียงตามจำนวนประชากร"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


バーンケー


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BTSバーンワー駅へ 国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[最終回]

バーンケー市場を後にして、ペットカセーム通りを
BTSバーンワー駅目指して歩きます。



11_01


気付けばもう真っ暗。時刻は、18:56。
予想外に大きな市場に興奮して歩き過ぎました(笑)


10分ほど歩くと、


11_02


建設中のMRT高架線路の様子がここだけ違います。
きっと駅ができるんでしょうね。フアランポーン駅から何駅目になるのかな。

ところで先のほうにクリスマスツリーが見えますよ。
さらに歩いていくと、


11_03


SEACON BANGKAE(シーコン・バーンケー)というショッピングセンターでした。
シーコンと言えばシーナカリン通りの巨大なシーコン・スクエアを
真っ先にイメージしますが、
バーンケーにもあったんですね。


11_04


イルミネーションはThe Mallバーンケーより綺麗かな? ^_^;)


さらに歩きます。BTSバーンワー駅はいったいどこなんだー。
いいかげん疲れましたよ。


11_05


気付いたらバーンケー市場から歩き始めて30分経過してました。
んー、まだまだっぽいぞ。


すると、沿道に市場が。


11_06


生鮮市場ですね。
ちょうど市場の横に歩道橋があったので、反対側に渡りがてら先を眺めてみると、


11_07


バーンワー駅の姿なんてさっぱり見えやしません。
もうダメだ。限界です。

諦めて、やってきたソンテオに乗り込みました ^_^;)


11_08


ふうっ。時刻は、19:39。
渋滞のペットカセーム通りをゆっくり進みます。

信号待ちで止まったところで外を眺めると、頭上に蛍光灯が煌々と灯る歩道橋が。
思わず隣の人にここはバーンワー駅かと尋ねると、コクリと頷くではないですか。

慌ててブザーを押して下車。運転席で運賃7バーツを支払います。


11_09


19:48。ソンテオで9分の距離じゃ、歩いたらさらに数十分かかったでしょうね。
乗って正解だったな。


11_10


歩道橋が交差点の上に入り組んでいる上に鉄道の高架が2段もあるから、
ゴチャゴチャした印象。蛍光灯の眩しさも相まって未知との遭遇的景観です。
…ってこの感覚分かっていただけますでしょうか? ^_^;)


階段を上ってBTSシーロム線の新たな始発駅となったバーンワー駅へと。

下段が建設中のMRTで、上段がBTSバーンワー駅でした。


11_11


真新しいホームに到着。


11_12


既にホームに入線していた列車に乗車します。
19:52発車。

このまままっすぐサイアム駅まで乗って宿へと帰ったのでした。


というワケで、2008年から続いてきたこのシリーズ初の泊まりがけの旅も
これにて完結です。


夜が更けた地方都市の光景が新鮮に目に映り、
また念願の国鉄スパンブリー線に乗車でき、
満足の旅でした。
惜しむらくは体調万全で臨みたかったです ^_^;)


今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!






<旅費交通費>
ソンテオ:7バーツ
ここまでの合計:541バーツ

※旅は2013年12月25日(水)~26日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり


バーンワー

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