タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ナコンナーヨック病院

宝くじに超ご利益のある寺へ 意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[2]

次の目的地へと向かうために再びナコンナーヨック「病院前」の待合所に。

ワット・プラーンマニーというご利益がとてもあり、
ナコンナーヨックに来たら必ず参拝すべしと言われているお寺に行こうと。

事前にネットで情報収集して分かったのは
「白いミニバスがナコンナーヨックから国道3049号線を走っている」
ということだけ。

具体的にどの辺り発でどこ行きなのかも分かりません。
本当に走っているのかという不安が少々…。


待合所で待っているとすぐに一台のロッ・トゥーが現れました。

「この車ですよ。ワット・ルアンポー・パークデーンに行きます!」
「ありがとうねぇ」

そんな会話を、待っていた男性とおばあさんが交わしているじゃないですか。

ワット・ルアンポー・パークデーンとは、
なんと私が行こうとしているお寺の別名なのです。

渡りに舟! 私も乗り込んじゃいましょう!(笑)


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時刻は、10:56。


窓には、ナコンナーヨック クンダーン・ダム 第1-16運河 と。
なるほど、国道3049号線の奥にあるクンダーン・ダムまで行くのか。


国道305号線ナコンナーヨックから国道3049号線
名を変えた道を北東へと疾走していきます。


すると、途中で右折してあぜ道のような細い路地へと。
なんと、ワット・プラーンマニーの入口前に横付けしてくれました。

前もって運転手に頼んでおけばここまで入ってくれるんですね。
運賃20バーツを運転手に払い、おばあさんの続いて下車します。


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時刻は、11:02。

ロッ・トゥーを見送ります。


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ロッ・トゥーの先に見える白い山門は国道3049号線沿いに建っています。
それよりも、やっと山並みがはっきり見えましたよ!


入口横の道沿いには…


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牛やゾウがズラ~っと。
ぱっと見が本物に見えて一瞬驚きました ^_^;)
きっと檀家さんの寄進なんでしょうね。


さて、ワット・プラーンマニー (วัดพราหมณี) に入りますか。


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参道を進むうちに売店が並び始めました。


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来るまでの沿道でもそうだったんですが、マナオやソムオー(ざぼん)を売る売店が
目につきますね。ナコンナーヨックの特産品なのかな?


しかしお寺にまで銀行のATMがあるのがなんとも… ^_^;)


まっすぐ進んだ右に本堂がありました。
その前にお参りセット売り場が。


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20バーツの1セットを買いつつ、売り子のおばさんにとある場所を尋ねてみました。
ちょっと歩いてみたのですが見当たらなかったもので。

「あとで案内してあげるから、まずはここでお参りを済ませてね」

ありがとうございます。ではちょっとお待ちください~。


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ラマ5世期の創建だそうで、100年余りといったところですか。
有名なお寺のわりに小ぶりな本堂ですね。

実はこのお寺に参拝した人の中に宝くじに当たった人が続出したそうで、
それで土日ともなると観光バスを連ねてご利益にあやかろうとする人たちが
各地からわんさとやって来るんだそうです。

なんと言うか、まぁ、いいんですけど ^_^;)


私は違うことの願掛けをしようと思います。

手前でロウソクと線香に火を付けて差し、祈ってから本堂内に入ります。


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巨大なロウソクに圧倒されつつ、花輪をお供えして奥へ進みます。


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手前のヤマタノオロチのような神様はなんでしょう?
ワット・プラーンマニーのプラーンマニー (พราหมณี) とは
「女性のバラモン」の意だとか。バラモン教の神様なんですかね。

周りにある仏像に金箔を貼ってお供えセット使用完了。


奥の最上段に鎮座している仏像はランサーン様式で、
昔ラオスのビエンチャンからここへ移されたんだとか。

この写真では分からないんですが、上唇が赤い色をしているんですよ。
なんでも色を塗ったわけでもないのに、長い年月を経ても鮮やかな赤色のままだそうで。

ここの別名ワット・ルアンポー・パークデーン=赤口本尊寺は、
この仏像に由来しているんです。


そんな唇の色にちなんでか、


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お供え物にナムデーン (น้ำแดง) と呼ばれる赤い色のジュースが大人気。
中には1ケース丸ごとお供えする人もいるんだそうで。

元々タイではナムデーンを神仏にお供えする風習があるのですが
(どうも昔は自分の血だったのが近代に代用されるようになったようです)、
赤い唇にちなんでなおさらナムデーン人気が高いんでしょうね。

どうかみなさん、宝くじに当たっていますように… ^^


あれ? 私のお供えセットにはナムデーンが無かったぞ。
違うバージョンのお供えセットが売られているのかな。ま、いっか。

さて、いよいよここに来た本来の目的の場所へ!





<交通費>
ロッ・トゥー:20バーツ
ここまでの合計:130バーツ

※旅は2013年8月16日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

<参考>
新聞『コムチャットルック』2012年3月23日付け(タイ語)
↑このページの左上の写真が、仏像の唇の赤い色が分かりやすいと思います。


つづく


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意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[1]

バンコク西方のラーチャブリーの旅で山を見てきました。
そこでふと、じゃぁバンコク東方の山も見てみたいなと思い調べてみると、
どうやらナコンナーヨック県まで行けば山を眺められるらしいことが判明。

ということで今回の目的地はナコンナーヨックに決定!

決定してから見どころを調べたのですが、
滝やらダムやらばかりが多く外国人観光客には地味な印象が…。

でもです。よくよく調べると興味深いスポットがいくつもあったのでした。
滝やダムは今回はパスしてそんなところを巡ってみることにします!


出発は8月16日(金)。

まずは戦勝記念塔へ。南東ゾーンでロッ・トゥーを探すと、
とあるカウンターにナコンナーヨックとの文字が。

ナコンナーヨックに行きたいんですが。

ナコンナーヨックですね。90バーツです」

その場で支払うと、

「あの車です。すぐ発車しますよ」

と、ハザードを付けている車を指差しました。


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窓には、
カビンブリー ナレー交差点-チャンタカーム
とあるだけで、ナコンナーヨックと一言も書いてないんだけど本当にこれでいいの?

不安に感じつつも乗り込みます。
カウンターで貰ったカードをまじまじと読んでも、やはりナコンナーヨックの文字は無し。


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言ってたとおり本当にすぐに出発。時刻は08:30。


心配だったので、地名は聞いたことがあるもののどこにあるのか知らなかった
カビンブリーをiPhoneでグーグルマップを使って慌てて調べます。

なるほど、ナコンナーヨックから右折するとカビンブリーなのか。
じゃ、通るってことですね ^_^;)


ロッ・トゥーはウィパワディー・ランシット通りを北上、
ドンムアン空港を通過してフューチャーパーク・ランシットのジャンクションから
国道305号線ランシット-ナコンナーヨック通りに入り
東北東へとまっすぐ爆走していきます。

この通りってランシット運河沿いにずっと伸びていいるんですね。


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ちょっと分かりづらいですが、右手にランシット運河が。
時折、味のある木橋が架かってるんですよ。

で、09:52、右手に聳える白亜のビルは
シーナカリン・ウィロート大学オンカラック・キャンパスのようです。


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私は十数年前にスクンビット・ソイ23奥にある
シーナカリン・ウィロート大学でちょこっと大学生をしたことがあるんですが、
在学中はこっちのオンカラック・キャンパスへは終ぞ来る機会がありませんでした。

今になってその前を通過するとは。ちょっぴり感傷に浸ってしまいました。

そういえばオンカラックナコンナーヨック県ではないですか。
あとちょっとで到着ですね!


しばらくすると左側の車窓に山並みが見え始めました!
やはり東側で山が最初に見えるのはナコンナーヨックなんですね。
でも右側座席に座っていたためうまく写真が撮れず -_-;)

運転手が私のほうを向いて、
ナコンナーヨックで降りる人、どこで降りますか?」と。

病院前で降ります。

事前に調べておいて良かった~。


そしてロッ・トゥーはナコンナーヨックに到着。


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時刻は、10:20。
戦勝記念塔から1時間50分と思ったよりも時間がかかりました。

来た方向を眺めます。


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この通り、305号線の反対側にナコンナーヨックの中心部が広がっています。
後で見ることにして、まずは腹ごしらえを。朝食まだなんですよー。

「病院前」と言って降りたここは、


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ナコンナーヨック病院の前。

病院なら食堂がきっとあるはず。中に入って案内板を頼りに食堂へ。
あった! ここみたいですが…


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食堂というか屋台というか。しかも営業しているのは、


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この1店だけ!(笑)

まぁとにかく腹が減ったので何でも食べられればいいや。
ガパオ・ムー(豚挽肉のバジル炒めのせご飯)を注文。30バーツ也。


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へぇ~、カオマンガイみたいにスープが付くんですね。これは初めてです。
味は美味しかったですよ。十分に合格点!


さてさて、このナコンナーヨック病院に来たのには
実はもう一つ理由があるんですよ。

iPhoneで開いたグーグルマップの航空写真をご覧いただきたいのですが、


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中央の青い丸が現在地の食堂(笑)
で、病院の敷地の上部に注目して欲しいのですが、不自然に円弧を描いてますよね?

これは私の見立てでは、昔この円弧の線に沿って町の城壁があったはずなんです。
城壁の始点・終点の寺院と川、町の広さを勘案すると間違いないと思います。

調べたところ、ナコンナーヨックの城壁はアユタヤ時代に王の命で破壊されたものの、
破壊しつくされずに基礎部分が低く残っていて、20世紀初頭までは城壁の跡が
はっきり確認できたとのこと。

でも、今でも右側に記した黄色い「←」の場所に城壁跡が残っているのでは!?
と推測してそれを確かめに行こうと。


食事を終えた私は、病院を出て305号線沿いに病院の右隣の空き地へ向かいます。


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草地に分け入って行くと、


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はっきりとは分かりませんが、この右手の雑草の列がやや不自然ですよね。
低い盛り土の上に生えているように見えます。
雑草に覆われているのでこれ以上は確かめられませんでしたが。


んー、微妙に空振りかな?(笑)


でもこの手前でこんな光景を目にしたんですよ。


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綺麗な花が咲き乱れていました。
これ、砂地に縦横に延びたツルから咲いているんです。
面白いですね。なんていう花でしょう?





<交通費>
ロッ。トゥー:90バーツ
ここまでの合計:90バーツ

※旅は2013年8月16日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


<参考>
www.amphoe.com(タイ語)


つづく


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