タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

チャチューンサオ県

ナコーンヌアンケート古市場 バーンパコン川を見に[14]

炎天下を15分ほど歩いた末、ようやく目的地に辿り着きました!


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ナコーンヌアンケート古市場の入口です!

ナコーンヌアンケート水上マーケットとの名もよく見かけますけど、
どの看板を見ても「古市場」(タラート・ボーラーン)と書いてあるので
こちらの名称を使うことにします。


奥へと進むと運河沿いに出て、いきなり目の前には渡れと言うように木橋が。


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よっしゃ、まずはこの橋を渡ってみますか。
下を流れる運河は、ナコーンヌアンケート運河


真ん中から東側=チャチューンサオ方面を眺めます。


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こんな不便な僻地(失礼)にこれだけの規模の市場が昔栄えていたなんてオドロキですね。

しかしです。とにかく静か。
観光客の姿はポツリポツリと見かけるのみ。

大賑わいのバーンクラー水上マーケットから来たので、
余計そう感じるのかもしれませんが…。


今度は西側、つまりバンコク方面。


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こっちは左岸に商店が長く続いてますね。
後で行ってみます。

橋を渡り終えた先には、


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それなりに観光地っぽく店が開いています。
でも店の数の少なさが、観光客数を物語っているような ^_^;)

逆にそんな観光地化が進んでいない雰囲気に好感を持ち始めながら先へと進むと、


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ナコーンヌアンケート古市場の歴史を紹介するブースが。
奥には無料のトイレも。

こういうコーナーって多くの百年市場にありますね。
スパンブリーのサームチュック百年市場しかり、
サムット・プラーカーンのバーンプリー古市場しかり。


入ってパネルを読んでみると、こんな経緯のようです。

ラマ5世が、チャチューンサオからバンコクへの交通の利便性向上のために
1876年にナコーンヌアンケート運河の掘削を命じたんだそうで。

運河両岸での農地開発が進むことも考えてのことだったようです。

そうして全長21km余りのナコーンヌアンケート運河が開通したのでした。


ここに市場ができたのは運河開通後でしょう。
このコーナーには、市場を開いた6つの一族の名もありました。
やはりと言うか中華系っぽい姓ばかりです。


その後1907年、国鉄東線開通のおり、鉄道でチャチューンサオへ行幸なさった
ラマ5世は、帰りは御座船でこのナコーンヌアンケート運河を通りました。

その際に、「ターカイ(ここの別名)という(運河の)十字路に着くと、
建物が連なり、全てが日用品や生鮮食品を売る市場になっている」と
自らの著書に記されているのだとか。

ラマ5世と縁の深い市場なんですね。


この地に市場ができたのは、上記のとおり運河の十字路という立地のためなんでしょう。


さて、さらに市場を歩いてみましょう!







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:88バーツ

※旅は2012年5月1日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


13_MAP


ソンテオ乗り継ぎで次の市場へ! バーンパコン川を見に[13]

バーンクラーのターミナルからチャチューンサオのバスターミナル行きソンテオに乗ります。


13_01


既にお客さんいっぱいなので、車内に立ち乗り。
12:43出発。

順調に走ってバスターミナル到着。
13:15。18バーツ也。


さてさて次のソンテオを探さねば。

どれかなとウロウロしていると、お客さんをさばく係らしき男性に
「どこへいくんだ?」と声をかけられました。

ナコーンヌアンケート水上マーケットへいきたいんですが。

「これだよ」
と、目の前の白いソンテオを指差します。


13_02


うぎゃ、満員じゃないですか (>_<)
仕方ない。乗るか~。


13:26出発。

屋根が低いので膝をやや曲げた姿勢で立たなければならず
結構キツイいんですが…。


そんな姿勢のままiPhoneの「マップ」で現在地を確認し続けます。
これが無ければ乗り過ごすこと間違いなし。


車内からタイ語ではない言葉が響いてきました。
その集団の一人がビルマ文字の書かれたTシャツを着ているので
ミャンマー人かモン人なんでしょうね。


と、突然後ろからツンツンと突付かれるではないですか。
おじいさんが席が空いたから座りなさいと。
ありがとうございます!


そろそろかな。
ブザーを押して停車させます。

運転席で運賃支払い。15バーツ。


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ソンテオを見送ります。
時刻は、13:50。


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あの向かいの道の奥が次なる目的地、ナコーンヌアンケート水上マーケットです。
(正式名称は、ナコーンヌアンケート古市場のようです)

しかし入口にモーターサイがたむろしているとの予想がすっかりはずれました。
まぁ、元々歩くつもりでいたからいいんですが。

歩いていきましょう!


13_05


まっすぐな道を炎天下ひたすら歩きます。


13_06


暑いぞ・・・ -_-;)
ネットによればこの日、バンコクでの最高気温は39℃とも40℃とも。
ここも勝るとも劣らない暑さですよ。


13_07


あ、行き止まりが見えてきました。
デジカメをズームにして確認してみます。


13_08


やっとだー。なんとかぶっ倒れる前に辿り着けそうだぞ(←大げさ)

路面には逃げ水まで出現しているじゃないですか・・・






<交通費>
ソンテオ(バーンクラー~バスターミナル):18バーツ
ソンテオ(バスターミナル~ナコーンヌアンケート):15バーツ
ここまでの合計:88バーツ

※旅は2012年5月1日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


13_MAP

バーンクラーの街並み バーンパコン川を見に[12]

バーンクラー水上マーケットを後にして、ソンテオを降りたターミナルへと戻ります。


このバーンクラーの町は意外と歴史があるみたいで、
目抜き通り沿いには古い木造商店が建ち並んでいるんですよ。


12_01


こんな風にカラフルに塗られた木造商店も。
古い街並みが残っているって、いいですよね~。


するとスピーカーからラジオのニュースが大音量で流れ出しました。
行政サービスの一つってことなのかな?


目抜き通りから右へ逸れたソイの奥に何やら発見。
ちょっと寄ってみますか~。


12_02


バーンクラー行政村(テーッサバーン・タンボン)生鮮市場
との看板が。

アーケード状になっていて、左側に生鮮市場、右側には個人商店が並んでいます。
さすがに昼過ぎなので既に閑散としていますが、立派な市場があるんですね~。

市場のアーケードを抜けて右に曲がると…


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バーンパコン川べりに出ました!

向こうにバーンクラー水上マーケットの南端が見えてますね。


元の目抜き通りに戻ります。
実は来た時に気になっていた店があるんですよ。

ここです。


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カノム・ピア・ウンムイセン
  バーンクラー元祖


デカデカと書かれています。

カノム・ピア自体は実は私、あまり好きじゃないんですが ^_^;)
きっと他のお菓子も売っているだろうと。

エアコンの効いた店内に入ると、カノム・ピアの他にはあまり品数が多くなかったです。
そんな中でこれを選んでお土産に買ってみました。


12_05


何て言うお菓子なのか不明 -_-;)
もしかしたらこれもカノム・ピアの仲間なんでしょうかね?

帰ってから食べたところ、美味しかったですよ。
日本人の口にも合う味ですね。


袋の裏には、チャチューンサオバーンクラーの歴史と
この店の略歴が記されていました。

それによると、チャチューンサオ、またの名ペートリウ
アユタヤ朝期の1549年頃にできた町だとか。

バーンクラーの特産品は、マンゴー、ナムホーム種のヤシ、そしてカノム・ピア。

バーンクラーのカノム・ピアの元祖は、1917年開業の当店「ウンムイセン」。
現在3代目で、潮州カノム・ピア、客家カノム・ピア(古代のままのカノム・ピア)、
ジャスミン・カノム・ピア、カノム・ブアヒマ味各種、月餅、王族カノム・ピア、
餅、古式中華まん味各種、などを扱う、と。

…えっ、そんなに陳列されてたっけかな?
ま、いっか(笑)

しかし一言でカノム・ピアと言っても色んな種類が実はあることが分かりましたよ ^^


さて、さらに歩きます。
またもや味のある木造商店が~。


12_06


この町も雰囲気的に華僑が開いた町なんでしょうね。


さて、ようやくターミナルまで帰ってきました。


12_07


時刻は、12:43。

ここからソンテオでチャチューンサオのバスターミナルまで戻ります。







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:55バーツ

※旅は2012年5月1日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


09_07

また来たいな、バーンクラー水上マーケット バーンパコン川を見に[11]

バーンクラー水上マーケットを南端まで来たので、また戻ることに。
その前に陸上の岸にトイレが見えたので行っておきましょう。

が、これがまた細くて滅茶苦茶急こう配な橋というか通路を
渡らないといけないんですよね。
私ぐらいにとっては楽しいんですけど、子どもやお年寄りにはキビシそう…。


再び水上マーケットに戻り、物売りの舟を眺めて歩きます。


11_01


人だかりができているので何を売っているんだろうと思ったら、


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イカ、貝、ワタリガニなどのシーフードですね~。
手頃な値段でシーフードが食べられるとあって、人気なんでしょう ^^


再び北端まで来ました。
食べ物よりも何か飲みたい気分だなー。

お、ちょうどいるじゃないですか!


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「デーンおばさん古式コーヒー」との看板が。

試してみましょう。

チャーイェンください!


看板がコーヒーなのにアイスミルクティーですんません -_-;)
でも飲みたいんですもん…。


おばさんに作ってもらっている間に背後では、停泊していた大型船がちょうど出港。


11_04


実はバーンクラー水上マーケットバーンパコン川を挟んだ反対側は、
ラット島という島になっているんです。

で、この水上マーケット発着でラット島を一周しつつお寺巡りをする
クルーズ・ツアーが2,3の業者によって催されているんです。

それが出発したんですね。
結構お客さんが乗っているじゃないですか。


チャーイェンをおばさんから受け取ります。20バーツ也。
着席して涼みましょう~。


11_05


なんでここにいると開放的かつ健康的な印象を受けるんだろうと
実は到着した時からずっと考えていたんですが、ようやく気付きました。

中華系色が皆無なんですよ。

歴史のある水上マーケットや百年市場は、かつて商売の担い手であった
中華系の人たちが始めたところばかりなので、建物が中華風だったり
看板に漢字が踊っていたり、時には無愛想な主人に遭遇したりと、
どこかチャイナタウンと共通の猥雑さ、陰鬱さを感じることも。

でもここバーンクラー水上マーケットは、観光振興のために自治体が
音頭を取って始めた市場。
舟の物売りも、恐らく地元の方たちの中から募ったのでしょう。

2008年にオープンしたばかりという新しさと、風が吹き抜ける作りも相まって、
そう感じるんだろうな、と。

家族連れで賑わう理由の一つもそんなところにあるのかもしれませんね。


さて、長居したい気持ちは山々なんですが、
次なる目的地へも行きたいのでそろそろ出発しますか。


11_06


おっと、バーンクラー水上マーケット営業日情報を書き忘れてました。
土日(祝も?)の8:00~17:00営業です!


なかなか素晴らしい水上マーケットでした。
またぜひ来たいな~。


時刻は、12:25。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:55バーツ

※旅は2012年5月1日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


09_07

バーンクラー水上マーケット バーンパコン川を見に[10]

さぁ、バーンクラー水上マーケットへ足を踏み入れてみましょう!


10_01


バーンパコン川に浮かぶいかだ状の市場は、南北に長く連なっています。
その上流側=北側の端が入口。

降り立ってみると、


10_02


なんだこの人出は!!

家族連れが大勢食事を楽しんでいるではないですか。
こんな辺鄙な場所(失礼)なのに、ここまで人気があるとは、正直意外でしたね。

と言うか、周辺に何も無いからこそ、ここに人が集まるってことかも…。

いずれにしてもこの活気に俄然ワクワクし出しました。


ちょうどお昼時だし私も早速ランチといきましょう!


10_03


舟の物売りが列をなしています。

全てが料理やお菓子、飲み物を売っている様子。

よし、美味しそうに見える手前のガイヤーンを買いますか。

舟のおじさんに注文すると、長い竿の先に受け皿が付いたもので渡してくれます。
代わりに代金を乗せて返します。

席に着いて食べましょう~。


10_04


ガイヤーン(半身)40バーツ
カオニャオ(もち米)10バーツ

うん、なかなか美味しいぞ ^^

川風が多少あるためか、とくに暑くは感じませんね。
むしろちょうどいい塩梅かも。


しかし見事に家族連ればかりだな。

そんな中でタイ語じゃない言葉が聞こえてきました。
ミャンマー語? モン語? 見た目はタイ人と区別が付きませんが。


もち米のお陰で結構満腹になったところで、再び舟の物売りを覗いて歩きます。


10_05


クイッティアオ、焼き魚、エビ、イカ、タイ・スイーツ、イサーン料理に揚げ物…。

一つ一つ食べてみたい衝動を抑えながら(笑)、
取り敢えず市場の南端あたりまで歩いてみました。

舟の物売りが尽きたところからバーンパコン川を眺めます。


10_06

大自然の中を流れる川、って感じな雄大な景色です!

こりゃ、いいなー。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:55バーツ

※旅は2012年5月1日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


09_07

 
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