タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

スクンビット通り

カートで帰ります! 71年前の足跡を訪ねて[最終回]

バンプー保養地の橋の先端にあるシーフードレストランでの食事を終え、
そろそろ帰ることに。

建物を出ます。


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この橋をまた歩いてみたい気もするけど、
どうせだから今度は送迎カートに乗車してみましょう。

建物前に停まっているカートに乗り込みます。


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うげっ、「TIP-BOX」だって!
こりゃ、いくばくかのチップを入れないワケにはいきませんなぁ…。

私に続けて女性ばかり3人の家族連れが乗ってきて発車。
時刻は、15:25。


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橋を渡り終え、記念碑前を通り過ぎます。
前に座っている女性が運転手のおじさんに駐車場に入って停めてと
依頼しているのが聞こえました。

すると女性が振り返って私に英語で「どこで降りるんですか?」と。
気を遣ってくださってありがとうございます。
でも外国人だとバレてましたか ^_^;)

パークソイ(路地の入口)です。

「どこの路地?」

女性はキョトンとして聞き返してくるではないですか。

スクンビット通りのところです。

相変わらずキョトンとした面持ちの女性。
まさかソンテオで帰るなんて思ってもいないんでしょう(笑)
一方の運転手のおじさんはニコニコしながら黙って頷いています。

というワケで駐車場に入って3人を降ろしたカートは、
続いてスクンビット通りまで出て停車。

ボックスに5バーツ硬貨を入れて降ります。
ありがとうございました。

時刻は15:29。


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戻っていくカートを見送ってから、
すぐ横にあるバス停でソンテオを待つと、


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すぐに36番ソンテオがやってきました!

が、赤い字じゃないじゃないか!
なんだ、赤い字以外の36番もここまで来るってこと?
どうなってるのかよく分かりません -_-;)

15:30出発。

スクンビット通りパークナムへ向けて疾走します。

しばらく走った右手にムアンボーラーン(The Ancient City)というタイの歴史的建築物の
レプリカが数多く建っているテーマパーク(?)があります。

その前辺りでスクンビット通りは右へ曲がるカーブになっているんですが、
どうやら1941年12月8日にバンプーに上陸した吉田支隊とタイ側警察隊が
対峙したのはこの場所らしいんです。

ということは帰国後に調べて知ったので、この時には知る由も無く通過…。


パークナム市街地に入ると渋滞につかまってしまいました。
気が付くと左手にはさっき訪れた中央刑務所跡地公園が。
この辺ならもう歩いていいでしょう。

降りると、つられて他の乗客も降り出しました。
時刻は16:15。


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運転席で運賃8バーツを払い、みんなについて歩いて行きます。
バス停に着きました。


まもなく、バタバタとエンジン音を轟かせて1141番ローカルバスが登場。


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バンナーと書いてあるので大丈夫でしょう!
飛び乗ります。16:19。


スクンビット通りを相変わらずバタバタと大きなエンジン音で走ります。
お、BTSの高架橋が見えてきました。降りますよ~。


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BTSベーリン駅下で下車。
時刻は、16:47。
BTSに乗って帰りました。


ということで、これにて今回の旅も終了です!

実はもう10年近く前からバンプーの日本軍上陸地点が気になっていたんですが、
今回調べた上で訪れる機会を得ることができて、ずっと抱えていた疑問の一つが
ようやく解決した心持ちです。

今回もお付き合いくださいましてありがとうございました!

次は趣向を変えて、バンコク市内某通りの食べ歩きをお伝えしたいと思います!





<交通費>
送迎カートのチップ:5バーツ(任意)
ソンテオ:8バーツ
バス:8バーツ
ここまでの合計:95バーツ

※旅は2012年12月28日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり


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バンプー保養地 71年前の足跡を訪ねて[5]

パークナムから乗車した36番ソンテオは、スクンビット通りに出て
南東方向へと広い通りをかっ飛ばします。

行き過ぎないように気をつけなければ。
iPhoneのマップで現在地を逐一確認…。

そろそろだ!
ブザーを押して停めます。

うん、ドンピシャリ!
運転席で運賃8バーツを支払い、ソンテオを見送ります。


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時刻は、14:23。
パークナムから40分弱ですね~。


歩道橋に上ります。


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あそこですよ。看板の立っているところ!

反対側に渡って入口へ。


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右の看板には「サターン・タークアーカート・バンプー」と。
「バンプー保養地」って感じですかね。

ここが入口で、南に向かって道が真っ直ぐ伸びています。
歩いて行くか~。


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途中の門に「陸軍補給部」と記されているとおり、
ここはタイ陸軍の施設なんです。でも一般向けに開放されてますけどね。


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延々と歩きます…。
途中でカートとすれ違いました。あれ? 無料送迎なのかな?
まぁいいや、帰りは乗るとしても取り敢えず歩いて行きましょう~。

ここももちろん、ほとんどの人は車で訪れるようで、
広大な駐車場が右手に広がっています。


おっ、


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着いたぞ、目的地に!!
時刻は14:32。

詳しくは次回お伝えします!! ^_^;)






<交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:74バーツ

※旅は2012年12月28日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


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チェーディー新船着き場から渡し船 海上の寺院へ[最終回]

ソンテオの終点プラサムットチェーディーから
渡し船で対岸のパークナムへと渡ることにしましょう。


再びアーケードを奥まで歩きます。


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ちょっぴり閑散とした雰囲気ですけど、夕方の帰宅ラッシュの頃には
それなりに活気があるのかもしれませんね。

奥の船着き場に到着。


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ゲートが2つ。

青:一般 4バーツ
赤:制服着用の学生・公務員 3バーツ


私でも学生服着てれば3バーツになるかな?(笑)


青のゲートで4バーツ支払い、中へ。


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ずいぶん立派な設備を作ったんですね。
長い通路を歩いて…


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渡し船に乗り込みます!
15:07出発!


この辺りのチャオプラヤー川は川幅がかなり広いですよね~。
外航船が何隻も停泊しているのが見えます。

すると渡し船は川の中ほどで停船するじゃないですか。ん?
次の瞬間、目の前に巨大な影が出現。


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うおおお、間近で見るとデカイですね~!
まるでスターウォーズのスター・デストロイヤーのよう(笑)

左右に2隻並列した格好で目の前というより頭上を通過していきます。
この船ってよく見かけますけど、何を積んでいるんでしょう?


通過し終えるのを待って再び進み始めた渡し船は
対岸のパークナムウィブーンシー船着き場に到着。


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市場を抜けて表通りを左へしばらく歩き、バス停へ。
すぐにやって来ました。


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25番バス!

スクンビット通りを走っているので、日本人に馴染みのある路線ではないでしょうか?


乗りこみましょう。
時刻は、15:22。


席についてふと車窓を眺めると、


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前方にかな~りヤバめな雨雲が。

案の定ほどなくして、物凄いスコールに突入。
乗客はみんな慌ててバタバタと窓を閉め出しました。


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スクンビット通りを走った25番バスがBTS高架橋下に入ったところで
ブザーを押します。BTS始発駅ベーリン駅下で下車。

雨に濡れないようダッシュして階段に辿り着きます(笑)


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ホームに立ちBTSの車両を目にすると、さすがにほっとしますね。
時刻は15:48。


これにて、今回の旅は完結です。


海上に取り残されたワット・クンサムトチーンだけでなく
日本軍の銃弾の薬きょうをはじめ、
予想もしなかった物や人々に出会えて面白い旅でした。

なにしろバンコクから程近く気軽に行ける場所に
こんなアドベンチャーを味わえる別世界があることにオドロキです。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!


次回の旅は、サーラーヤーからの続きの旅です。
なにせその時もスコールに見舞われ(る直前でしたが)、
旅程を途中で切り上げて帰らざるをえませんでしたので ^_^;)

また日本にゆかりのあるモノと出会った旅でした。
どうぞお楽しみに!





<交通費>
渡し船:4バーツ
25番バス:7バーツ
ここまでの合計:230バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり


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サムローンのイメージ BTS新終点ベーリンからの旅[3]

BTS新終点ベーリン駅下から飛び乗ったローカルバスで
取り敢えずサムローンまで。


渋滞にはまりながらも進んで行くと、
車掌のおばちゃんが、はっと気が付いたかのように私に
サムローンだよ」と。

えっ、どうせならインペリアルの向かいまで行って降りたかったんだけどなぁ。
でもそう言われたら降りないワケにいかないでしょう…(汗)

しぶしぶ下車。
時刻は09:33。


目の前にある歩道橋に上って景色を確認します。


サムローンのバス停


向かって奥がベーリン駅方面。
バスやソンテオがひっきりなしにやって来ます。
乗り換えでの乗降人口が多そうな街ですね。


ところで「サムローン」に、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

ちなみに私は、「サーオ・ローンガーン(女性工場労働者)の街」です。
近隣の自動車部品などの工場で働く若い女性が多く住む街という
イメージを抱いています。実際のところは違うのかもしれませんけどね。


そしてあと一つ、サムローンでイメージするのは、
パークナム側へちょこっと歩いたところにあるココ。


IMPERIAL WORLDとロッ・トゥー乗り場


IMPERIAL WORLDです。

私が訪れた10年ほど前は、垢抜けない感満点の地方デパートでしたが、
外観も改装したようですし、中身も大変身を遂げちゃったのかもしれませんね。

今回はまだ営業時間前のため入館できず。
ちょっぴり残念です… ^_^;)

で、このインペリアルの左端はロッ・トゥー乗り場になっているのでした。
ランシット、フアランポーン、南バスターミナル・・・と
結構多くの路線が発着している様子。

その先の雑貨類市場を過ぎると、


サムローンのフルーツ市場


フルーツの市場が。

細い路地の奥まで長~く続いています!
これはなかなか見ごたえありますよ~。

旬なのかラムヤイ(竜眼)を多く見かけます。
あと変わったところでは、プラップ(柿)やサーリー(梨)が。
思わず買いたくなっちゃいました(笑)


フルーツ市場を一周してからさらに先へ進み、
スクンビット通りの橋下をくぐって再び奇数側に戻ったところで
運河に突き当たりました。


サムローン運河


サムローン運河です。


バスが渡っている橋が、スクンビット通り。右がバンコク中心方面です。

その橋の手前に屋根付きの歩行者用橋が架かっているんですが、
両側のたもとで魚の餌を売ってるんですよ。
で、これを買っていく人が結構いて、橋の上から何人もが運河の魚にあげてました。

私もその橋に上って眺めてみましたが、魚がうじゃうじゃ群がって来て
結構グロテスクな光景が繰り広げられていました。
写真は撮ったもののお食事中の方のことを考え、UPは控えますね(笑)


ところで、かつてこの辺からこの運河を進む水上バスが出ていたようなんです。
実はそれを確かめたくて運河べりまで来てみたんですが、船着き場の片鱗も
残っていませんでした。

できることならその水上バスで旅をしたかったなぁ。
廃止前に間に合わず非常に残念です。


じゃあ予定どおりソンテオでこの先の旅を続けることにしますか!




<交通費>
あるいただけなので:0バーツ
ここまでの合計:48バーツ

つづく


※旅は2011年8月15日(月)に行いました。


ベーリン駅~サムローン




バンコク都県境標注 BTS新終点ベーリンからの旅[2]

ベーリンから先へ進む前に、ベーリン唯一(?)の見どころを
今回紹介しておきます。

実は旅をした8/15にはすっかり忘れていて、
翌日8/16にこのためだけにベーリンを再訪したのでした(汗)


BTS延伸区間の新しい終着駅ベーリンは、
バンコク都サムット・プラーカーン県の境にあります。

バンコクバスマニアさんの情報では、駅近くにバンコク都県境標柱
あるそうなのです。

はい、今のところこの駅の見どころってこれぐらいではないでしょうか? ^_^;)


バンコク都県境標柱と言えば、以前の旅で、
第28標柱第29標柱を見てきました。

ここのは第何番目なんでしょうね!


ベーリン駅からサムローン方面に少し行くと、スクンビット・ソイ107
またの名をソイ・ベーリンを越えたところでBTSの高架橋が途切れます。

その直下にスクンビット通りを跨ぐ歩道橋があるんですが、
その奇数番号側(サムローンに向かって左側)の橋下に、まずこんな標識を発見。


バンコク都域標識


「バンコク都域」と書いてあります。
が、これは都県境標柱ではないですね。


ちなみに後方の青い看板には、
「サムローン・ヌア市にようこそ」と書かれています。


この黒い標識頭上の歩道橋で偶数側(右側)へ渡り、ベーリン駅側に
ちょっと歩いて戻ると、また似たような標識がありました。


サムローン・ヌア市域標識


「サムローン・ヌア市域に入る
 ようこそ」

と。

これはサムット・プラーカーン県側の標識ですね。
でもどうせならさっきの「バンコク都域」標識と入れ替えたほうがいいのでは?

車でサムット・プラーカーン県側から来ると、この標識を見たところで
バンコク都域に入るワケですから…。


まぁそれはいいとして、肝心のバンコク都県境標柱は、
この標識のすぐ近くに地味に佇んでいました。


バンコク都県境標注第3標柱


「バンコク都境参考標柱第3標柱」とあります。

そうか。ここのは第3標柱なんですね!


裏側に回ると、


サムット・プラカーン県境参考標注第3標柱


「サムット・プラカーン県境参考標柱第3標柱」と。
両都県とも書いてあるんですね。


で、表側にはこんなプレートが打ちつけてあります。


都境標柱参考座標


都境標柱参考座標、とのタイトルで、
第3標柱であること、
Indian 1975測地系での座標、
WGS84測地系での座標
が記されています。

さらに、

行政区域境参考用使用のみ。
バンコク都都市計画局調査地図部

と。

標柱自体はバンコク都が設置したものなんですね。


ここでちょっと不思議なことが。
この標柱、座標まで記されているんですが、グーグル・マップ上に引かれた
都県境の線はここを通ってないんですよ。


グーグル・マップで見たベーリン駅周辺


都県境第3標柱があるのは、スクンビット・ソイ107(ソイ・ベーリン)
スクンビット通りにぶつかったポイント。
グーグル・マップではもう少し南側に境が通ってます。


どちらが正しいんでしょうね???


ナゾが残る、ベーリン駅近くのバンコク都県境標柱でした…。



※旅は2011年8月16日(火)に行いました。
 
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