タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

サンクラブリー

船で泰緬鉄道線路跡へ 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[9]

向こうからやってきた船を操っているのは、あの子供船頭さん!
会えて良かった!!

竹橋まで来て停船しました。

私を覚えてますか?

「覚えてますよ。いつ来たんですか?」

今着いたばかりです。泰緬鉄道の線路跡を見に連れていってくれますか?

「明日でもいいですか? もう暗くなってしまいますんで」


まだ4時なんですけど -_-;)
困ったような顔をしているので、今日は行けない事情がありうそうな雰囲気。

明日はもうバンコクに帰っちゃうんですよ。

「…。ちょっと待っててください」
子供船頭さんは引き返して対岸の水上集落に消えて行きました。

「船が壊れるのが怖いんだな。ははは」

やり取りを聞いていた他の船頭さんたちが笑っています。

なるほど。前回もそうだったけど、遠出するにはあの船じゃダメなのか。
きっと一回り大きな船を借りる必要があるってことですね。


しばらくして戻って来ました。が、さっきと同じ船です。

「代わりに行こうか?」
同業の青年が子供船頭さんに声を掛けました。

「譲るよ」
と仕方がないという顔をして子供船頭さん。

えっ、なんだ。そんなに簡単に諦めちゃうのか。
子供船頭さんに連れていって欲しかったのに。
あっさりしていてちょっぴりガッカリ。


では気持ちを切り替えて青年船頭さんの船にお願いしますか。


09_01


モン橋を出発でーす。
時刻は、16:13。


09_02


子供たちがスワンで遊んでます(笑)
ピースサインまでしてくれてありがとう~。


09_03


他の船の後ろについて進んでいきます。
向かいにはチェーディー・プッタガヤの金色の塔の姿が。


さらに進んでいくと、


09_04


ダム湖に沈んだ旧ワット・ワンウィウェーカーラーム
遠くに見えてきました。
前回訪問時より水位がかなり下がっているのがはっきり分かります。

前回4月1日の際は、


08_04


こんなでしたから。

右の鐘楼跡が上の2段しか見えてなかったのが、
今回は基礎部分まで現れてますもんね。

ワット・ワンウィウェーカーラームの手前で左折して
陸地が狭まっている部分を抜けると、


09_05


眼前にランティー山が姿を現しました。
岩肌に砲撃跡のあるあの山です。


湖面には立ち枯れた木が無数に頭を出していてなんとも殺伐とした光景。

ここで船頭さん右岸に沿ってぐるっと迂回する航路を取り、
ランティー山のすぐそばを通過していきます。

たぶんかつてランティー川が流れていた
水深の深い部分を進んでいるんでしょう。


そしてついに、


09_06


前回も訪れた泰緬鉄道線路跡が目の前に!

「勇気が無いよ」
船頭さんは、立ち枯れた木々を抜けて接岸するのをためらっています。

ここまで来たのに諦められるか。
我ながら意地悪ですが、あえて無言でいると渋々船を進めてくれました。

無事に接岸。 喜び勇んで線路跡に上がります。


09_07


時刻は、16:37。
まずは東のカンチャナブリー方面へと歩いてみますか。


09_08


意図的になのか自然になのか削られて分断されています。
間を左から右へ湖水が勢いよく流れていて、見ていると吸い込まれそう。

4月の際は私が立っている側は水面下でした。
子供船頭さんのお父さんが言っていたように干上がってないのが残念ですが、
それでも前回より水面に出ている部分がずっと増えていますね。

調べたところ、数年に一度、この時期に異常に水位が下がることがあるそうで。
そんな時にまた訪れたいもんです。


じゃぁ戻ってビルマ方面へと歩いてみましょう。


09_09


右に乗って来た船が見えますね。
向かいの山はランティー山


09_10


右へとカーブして湖面に消えていっています。

先端まで行ってみますか。


09_11


北側の対岸に見える岩山のほうへ伸びているのが分かりますね。
あの山は、前回見た砲撃跡のあるもう一つの岩山なんです。


引き返しながら足元を注意深く探すと、


09_12


枕木があった!
どれも朽ちかけていますが、数本発見することができました。


では次に対岸の線路跡へ連れて行ってもらいましょう。





<旅費交通費>
船賃支払いまだなので:0バーツ
ここまでの合計:359バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


サンクラブリー地図140501
 今回訪れた泰緬鉄道線路跡は①の場所です。


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サンクラブリーのモン橋再訪 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[8]

サンクラブリー・バスターミナルを出た私は、
とりあえずサンクラブリーの町中心部を散歩してみることに。

バスターミナルの真正面に伸びるテーサバーン1通りを東へと歩きます。

さっきモーチットスリー・パゴダ・パス行きバスが
立ち寄ったバス乗降所がほどなく目の前に出現。


08_01


振り返ってみたところです。

正面奥の緑の多いところがバスターミナル。
で左の「blend」という看板の手前、赤いアイスボックスが置かれた場所が
モーチットスリー・パゴダ・パスのバス発着所なのです。

閉まっている事務所のシャッターには、


08_02


99、999バス時刻表 サンクラ(バンコク)
便  時刻   等級 カンチャナ (モーチット2)
1.7:45 ポー1 207B   302B
2.9:30 ポー2 161B   249B
*チケット購入後は返金しません*
*チケット予約電話 081-7776546
‘注意’ バス発車時刻前にお越しくださいね。

と。

スリー・パゴダ・パス
発のバスも
ここに寄ってからバンコクへ向かうってことか。


さらに通りを歩くと同じく右手に、


08_03


大きな市場が。ここは夕方までやってるみたいですね。
中を覗いてみます。


08_04


売っている物に特色があるわけではありませんが、
この木造の建屋に味があっていい感じですね。


戻ってテーサバーン1通りサンクラブリー通り
ぶつかって終わる端まで歩くと、


08_05


左手の角にロッ・トゥーの待合所が。


08_06


エアコン車チケット販売所
  BUS TERMINAL
サンクラブリー - トーンパープーム
SANGKLABURI  THONGPAPHUM
サンクラブリー - カンチャナブリー
SANGKLABURI  KANCHANABURI

看板は誤解を生みそうですね ^_^;)
ここ発着なのはバスではなくロッ・トゥーですよ。

細かく言うと、
カンチャナブリー~トーンパープーム~サンクラブリー と
カンチャナブリー~サンクラブリー~スリー・パゴダ・パス
の2路線がここ発着です。


Uターンして市場を縦に抜け、一本南のテーサバーン2通りに出ました。
市場前には彫りの深いインド系の顔をしたおじいさんがしゃがみ込んでいます。

市場の反対側には、


08_07


サイアム・コマーシャル銀行サンクラブリー支店が。
サンクラブリーで目にした建物中、ダントツで最も近代的に思えます ^_^;)


ひとおおり見たので、そろそろモン橋まで歩いていくとしますか!
15:31にシースワンキーリー通りを南へと歩き出します。


08_08


途中右折するポイントをうっかり過ぎてしまい、
ちょっぴり遠回りすることに。

実はまたもや右折するポイントを通り過ぎてしまったんですが、
バイクで通りかかった兄ちゃんが親切にも教えてくれたので助かりました。


08_09


前回帰りに渡ったコンクリの橋でモン橋へと向かいます。


08_10


水上集落とモン橋が大パノラマで目の前に広がってますよ!!


08_11


4月に来た時と比べて間違いなく水位が下がってますね。

水面に現れた部分が緑に覆われ、
いっそう秘境の楽園な趣が感じられるではないですか。


コンクリの橋を渡り切り、階段を下りてあの竹橋を渡り始めます。


08_12


モン橋よ、帰ってきたぞ~。
時刻は15:56。

ちなみにモン橋ですが、10月上旬の現時点で修復工事はほぼ完了していて、
10月18日に開通式が執り行われる予定だとか。1年以上経ってようやくですね。
なので現在はもうこんな倒壊した姿ではなくなっています。


08_13


水遊びをする子供たちの姿がそこかしこに。
そっか。まだ夏休みですもんね ^^


さて、人探しをせねば。
前回お世話になった子供船頭さんを。

竹橋付近で客引きしている船を全て見て回ったんですが、姿無し。
お客さんを案内中かなー。しばらく待ってみるか。

そう思った時です。


08_14


向こうの方から一艘の船が
こちらへ一直線に向かってくるではないですか。

目を凝らして見ると・・・、子供船頭さんだ!!





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:359バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


カンチャナブリー


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フィクション「タイ-ミャンマー国境で見た光景」 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[7]

 ※はじめにお断りしておきます。
 今回の記事は、あくまでフィクションです。登場する人物は実在しません。
 創作のストーリーとしてお読みください。


スリー・パゴダ・パス
目抜き通りの坂から一本脇道に入ったところにある
ソンテオ乗り場に到着。


07_01


ここからはサンクラブリー行きのみが出ています。

「乗って待ってて」

運転手さんらしき男性に声をかけられましたが、
しばし周囲の写真撮影を ^_^;)


07_02


ソンテオの先の今にも崩れそうな木造小屋は、
売店兼待合所兼運転手詰所のようですね。
男性が数人ベンチでまったりしているのが見えます。運転手でしょう。

撮るものが無くなったのでソンテオに乗りこんで待つことに。
進行方向右側のベンチシートの一番前に腰かけます。

するとものの3分で発車。
時刻は、14:33。

のろのろと走り出したところで赤ちゃんを抱えた若い女性が
運転手に声をかけて停めました。何か相談している様子。
私は車窓を眺めます。


07_07


覚えている方はいますでしょうか?
この左手の建物は、4月に訪れた際に見た「土禁のスーパー」なんです(笑)

写真だと見づらいですが、今回も階段の上にサンダルが散らかっています。
そしてこの道の先はもう、ミャンマーなんですよねー。

そんなことを思いつつ、正面へ向き直すと、
さっき運転手さんと話し込んでいたあの女性が私の真正面に座って
私に微笑みかけているではないですか!

わぁっ、ビックリしたなもう。

「タイ人ですか?」

いえ、日本人です。観光で来たんです。

「なんでタイ語が話せるんですか?」

ああ、以前バンコクでタイ語を習ったことがあるんですよ。

…とお決まりの会話が続きます ^_^;)


歳の頃は22~3ぐらいでしょうか。ほっそりしていてなかなかの美人。
タイ系のタイ人ではなさそうですが、ネイティブなタイ語です。

若いのに赤ちゃんもいて立派だなぁと感じることよりも何よりも
もっとも印象的なのが、眼力の強さ。

人と折衝する商売でも営んでいるのかな?
失礼な言い方ですけど、こんなど田舎のうら若き女性には不釣り合い。
危険な匂いを感じざるを得ない目つきの持ち主です。

でも笑顔は可愛いんですよ。
だから思い過ごしかな ^_^;)


07_03


表通りへ出て坂を登っていきます。

スリー・パゴダ・パス
よ、さようなら~。


07_04


4,5分もすると人家のまったくない景色に。

沿道の林から鈴の音みたいな蝉の鳴き声が聞こえてきます。
日本にはいない種類かな。

目の前の女性が、助手席の男性に何か叫びました。
するとソンテオはスピードを落とすではないですか。

友達を拾うのかな?
女性はしきりに携帯で電話をしていますが相手に通じないようです。


10分ほど走ると検問が現れました。
時刻は、14:53。

女性が係官と親しげに話しています。
「日本人なんだって」

「友達ですか?」と係官。

いえいえ、違います ^_^;)

「パスポート」

あ、はい。これです。

「タイ語話せるの?」「タイには長くいるの?」

となんだか疑われているような質問が。
コラ~、ネエちゃん。あんたが親しげにするせいだぞ(笑)

なんとか無事に検問を通過できました。
走り出したソンテオはなおもスピードを抑えめ。


カーブの坂を下っていた時です。
ネエちゃんが助手席に向かって何か叫びました。
するとソンテオが停車するではないですか。

その途端、大勢の人が物凄い勢いで乗り込んで来ました。
まさに「突進」という感じで駆け込み、先頭の男性が私に体当たりして
椅子に崩れ込み、安堵の表情を浮かべました。

ソンテオは急発進。もう普通のスピードです。

何が起こったのか理解できず、あっけにとられる私。

ネエちゃんの隣にピッタリくっついて座った色白の若い女性が
ネエちゃんに二言三言話しかけています。

すると、他の数人も同様に。
でも共通して親しげではなく、仏頂面で。


むむむ。


乗り込んできたのは、20~40代の男女6,7人。

私に体当たりした揚句まだピッタリ密着している男性は20代後半。
こんな暑いのに薄手のダウンジャケットを着ている不自然さ。
額には汗をビッショリかいているじゃないですか。

向かいの席の女性を見ると、ジーンズに雑草の種が付いています。

そんな私の目の動きを察したのか、ネエちゃんが笑顔で話しかけてきました。
「今日はサンクラブリーで泊まるんですか?」

そうですよ。ところで、みんなは友達ですか?

そう尋ねた途端、笑顔が消え目を逸らして黙ってしまいました。


なるほどね。全てが理解できたぞ。

この連中は、道なき道を歩いてきたのか。あちらから。
どうりでネエちゃんの目ヂカラが強いワケだ。


すると15:01、また検問で停車するではないですか!
おいおい、大丈夫なのか!?

観察していると、とっさに100バーツ札を握りしめた人が。

連れていかれる人と乗ったままでOKの人がいるのが不思議。
どんな基準なんでしょう?

いずれにしても連れて行かれた人も間もなく無事に戻って来たのでした。

いったいどうなってるんだーーー!!
ほっとした半面、説明のつかない割り切れなさも感じたり。


ソンテオがサンクラブリーの町に近付くと、
ネエちゃんはおもむろに紙幣を数枚グシャっと握りしめ外に手を伸ばし、
素知らぬ顔をして助手席の男性に窓から手渡そうとしています。

でも、助手席の男性はまったく気付かず(笑)


サンクラブリー
は、国道323号線から南へ並行して真っ直ぐ伸びた2本の道路に
囲まれた地域が市街地になっています。

そのうちの東の道路、サンクラブリー通り入口でソンテオは停車。
ここでネエちゃんの指示で御一行様下車です。

ネエちゃんはというと、一瞬ニコっと私に微笑んでから後について下車。

降りてきた助手席の男性に紙幣を手渡しています。
500バーツ札があるのがチラっと見えましたが、総額いくらかは定かでないです。


ここはタイと言えど、住民の多くはモン族も含めてミャンマー人。
官民問わず同胞同士で助け合って生きているのかもしれないな。


再び走り出したソンテオは、西の道路シースワンキーリー通りに入って
すぐにあるサンクラブリー・バスターミナルで停車。終点です。


07_05


時刻は、15:18。

運賃30バーツ也。
運転手さんに手渡します。

国境のありのままの姿を垣間見たような45分の旅でした。


07_06


サンクラブリー・バスターミナルを後にしましょう。





<旅費交通費>
ソンテオ:30バーツ
ここまでの合計:359バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。
※今回の記事は、あくまでもフィクションです。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


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カンチャナブリー


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サンクラブリー到着 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[3]

ナムトック・サイヨークノーイ駅に保存されている
日本製蒸気機関車C56の先には、


03_01


泰緬鉄道の線路が切り通しの間を数十メートルだけ保存されています。

その先に何やら説明が刻まれた記念碑が。
タイ語と英語があるんですが、タイ語のほうは訳してみます。

蒸気機関車C56 702号機
日本製で1946~1976年に使用された。
タイ国鉄はカンチャナブリー県に委譲し
ナムトック・サイヨークノーイにて保存する。
スチャーン・ポンヌア カンチャナブリー県知事の政策にもとづき
歴史的な記念物として、また観光振興に使用するためである。

1995年5月12日委譲を受ける。

マーニット・モッカロップ サイヨーク郡長

英語の方は原文のままで ^_^;)

This steam locomotive, c 56 No. 702, was
made by Japanese train corporation. It was used
duraing the period 1946-1976
The vintage steam locomotive shown was employed
for military transport service in the World War II along
the Death Railway (Wang Pho station) to Burma. After
the war ended, it was opened to passenger traffic until
1976.
It was officially handes over on 12 th May, 1995 by
the the State Railway of Thailand to Kanchanaburi
Province, for World war II commemoration and historical
tourist attraction purpose.
                        12 May 1995


03_02


その先のミャンマー方面は、線路ははがされているものの、
線路跡が遊歩道として整備されているようです。
時間が無くて歩いていけないのが残念ですが。

途中、飛び石みたいなのがありますが、
ちょうどそこには小川が流れていて線路跡を横切っているんですよ。

で、左手の斜面下へと続いているんです。

そちらに延びる遊歩道の入口には、


03_03


インフォメーション・センターが。
構わず少し下りていってみると、


03_04


さっきの小川が滝になってるんです。
これがサイヨークノーイ滝

ナムトック・サイヨークノーイ駅
のナムトックとは「滝」の意味。
駅名の由来がこの滝なんですね。


さて、時刻は09:53。
そろそろ戻りましょう。

食事休憩場所のレストラン「レーヌー」に戻ると、
みなさん食事を終えまったりしながらバスを待っています。

喉が渇いたのでペットボトルの水を買って飲んでいると、
おばちゃんがニコニコしながら話しかけてきました。

トーンパープームで宿をやっているのよ」

と話すや否やおばちゃんの電話が鳴ります。
出るといきなり英語で話しはじめました。
どうやら常連客さんからのようで ^^


食事休憩20分のはずが、26分経過したところでバス登場。
6分遅れぐらい、正確なうちですかね(笑)


03_05


10:10、全員乗車したところで発車。

かと思いきやすぐに軍の検問で停車。
男性が2人乗りこんできました。うち一人は迷彩服姿。

「パスポートを手に持ち降りてください」

なんと。
でも私は日本のパスポートを見せたら大丈夫でした。
結局降ろされたのは10人ほど。


03_06


下車していく迷彩服姿の軍人の後ろ姿がわかりますでしょうか? ^_^;)
降ろされた人達がほどなく戻って来て再び走り始めます。
時刻は10:16。


1時間ほどでクウェーノーイ川を渡りました。

ということは…


03_07


前回歩いたトーンパープームの町に到着です。
11:20。停車4分で発車。


03_08


再びクウェーノーイ川を渡った後は、勾配のある道が続きます。
そうこうしているうちに左手にカオレーム湖ワチラーロンコーン・ダム)が
顔を出しました。

確かに前回訪問時より水位が多少下がっているようには見えますね。


そしていよいよ、泰緬鉄道線路跡が湖に沈んでいるポイント近くの
ランティー川に架かる橋を渡ります。

カオレーム湖
をまじまじと見ると…


03_09


なんだー。干上がってないじゃん。子供船頭さんのお父さんの話だと、
4月下旬~5月には水位が最も下がって干上がるとのことだったんですよ。
ハナから半信半疑でしたが、やっぱりがっかり。

でも前回よりは確実に水位が下がっています。
多少は線路跡をもっと広範囲に見られるかなー。


そして行程での最難所へ。


03_10


運転手さん、急な上り坂にさしかかる度にエアコンを止めるんですよ。
この峠を攻めるには、エンジンの馬力をそこまでして上げないと勝てないんですね。

喘ぎつつ登り切った後は下り坂。

そこを抜けるともう


03_11


サンクラブリー
です。

テーサバーン1通り
に入ったところで、バスターミナルを出発したばかりの
カンチャナブリー行きローカルバスとすれ違いました。

そして停車。
時刻は、12:56。


03_12


blend Coffee&Bakery」と書かれた看板が見えるでしょうか。
この店の左隣がトランスポート社の事務所になっていて、
このバス上り下りともの発着所になっているんです。

グーグルマップでは「blend cafe'」となってますね。

ここで大勢のお客さんが下車。

12:59、終点スリー・パゴダ・パスへ向けて再び走りはじめました。
あとちょっとだー!





<旅費交通費>
バスに乗っていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:329バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

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カンチャナブリー


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カンチャナブリーでロットゥー乗り継ぎ カンチャナブリーの奥へ[最終回]

スリー・パゴダ・パスを12:36に出発した
カンチャナブリー行きのロッ・トゥーは、12:45に検問で停車。

パスポートを出すと、「日本人は(チェックの)必要無し」と言われてパス。

さらに12:50にも検問。ドアを開け「男性2人」と言っただけでここもパス。

お坊さんと日本人じゃ、疑わしい点が無いってことですかね?
あと1,2ヶ所検問がありましたが、停車せずにスルー。


で、まずはサンクラブリーに到着。
時刻は、13:00。

ここでお坊さん、
トーンパープームですよね? 乗り換えてください。同じくすぐ出ますから」
とスタッフに言われ下車していきました。

それと入れ替わりにここからのお客さんがどどっと乗車。
13:10出発。


すると間もなく前方にサンクラブリーカンチャナブリー行きの
ローカルバスの姿が。


20_01


みるみる近付いて…


20_02


あっさりと追い抜きました。

こりゃ、バスとロッ・トゥーで所要時間がかなり違いそう。
カンチャナブリーに着いたら時間を比較してみましょう。


最大の難所をあっけなく越えると、


20_03


ランティー川に架かる橋に差し掛かります。

正面が砲撃跡のあるランティー山ですね。
ということはその手前左側のあたりが泰緬鉄道の線路跡か…。

などと眺めているとあっと言う間に渡り切ってしまいました。


トーンパープーム
には寄らずカンチャナブリー直行のようです。
サンクラブリー始発のロッ・トゥーはトーンパープーム経由ってことのようで。


14:30、検問で停車。全員が身分証のチェックを受けます。

最後部座席の若い女性が
「どこに行くの? バンコク? お父さんは知ってるの?」
と尋ねられてました ^_^;)


さらに15:15と、


20_04


15:20にもここの検問で全員チェック。

多くの検問があるのは陸軍と警察が
それぞれ設けているのもあるんでしょうね。

さらに警察は地方警察、入国管理警察、国境警察の
いずれもが出しているのかも。


サイヨーク・ノイ
ナムトック駅の間で給油休憩。


20_05


売店でジュースを買って腹の足しに。
15:29再出発。

それから1時間弱で、ようやくカンチャナブリー・バスターミナル到着です!


20_06


時刻は、16:18。

昨日乗ろうとしたカンチャナブリーサンクラブリー経由
スリー・パゴダ・パス行きロッ・トゥーの乗り場横にある路地が終点でした。

所要時間は、
サンクラブリー13:10発→カンチャナブリー16:18着なので、3時間8分。

昨日のローカルバスは、
カンチャナブリー10:18発→ヒンダート12:39着、
ヒンダート14:25発→サンクラブリー18:06着なので、計6時間2分。

なんと倍の差!!

というワケで、カンチャナブリーサンクラブリー間を移動する際には、
ロッ・トゥーを断然オススメいたします。安全性はバスが上でしょうけど ^_^;)


下車すると、戦勝記念塔行きロッ・トゥーの呼び込み男性が。
ついて行くと路地横すぐの待合所に案内されました。


20_07


マンゴーン・トーン(金竜)とはいかめつい会社名ですね(笑)
しかしこんな場所にも戦勝記念塔行きの乗り場があったとは
気付きませんでした。

待合所内の受付で運賃130バーツを支払います。
チケットは無いので呼ばれたらそのまま乗車してくださいとのこと。

エアコンが効いているし、ジュースやスナック菓子も売っているので快適。
ここ、オススメです。

なんのことはない。
すぐに呼ばれて待合所前に停車している車両に乗るように言われます。


20_08


乗客は私含めて5人。
16:32出発です。

あ、食事するの忘れた! (T_T)


バーンポーン
方面ではなく、国道324号線で北東に進み、
Uターンして停車。時刻は17:00。


20_09


こんなところにも乗り場があるんだ。
パノム・トゥアン
(พนมทวน)というところのようです。

すぐに出発し、346号線を進んだ後、
カセサート大学カンペンセーン・キャンパスの交差点で右折し、
国道321号線マーライメーン通りを南下。

ここからはスパンブリーの帰りに通ったことがあります。
国鉄南線を渡り、シンラパーコーン大学サナームチャン・キャンパス横を左折。
国道4号線に出てかっ飛ばします。

その頃には夜の帳が下り始め…


20_20


戦勝記念塔、というかセンチュリーの裏手に停車した時には、
真っ暗になっていました。

時刻は、19:30。

ミャンマー国境のスリー・パゴダ・パスから
ほぼ丸々7時間かかったんですね ^_^;)

やっぱり遠いなー。


これにて、今回の旅も完結です。

必然的に泰緬鉄道や旧日本軍の足跡を中心に巡る旅となりましたが、
1泊旅であったこともあり、このシリーズ中もっとも刺激的な旅だったように
思います。

後日再訪した模様もそのうち綴りますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
そして今回も最後までお付き合いくださりありがとうございました!


次回は、バーンケー方面のミニ・トリップの模様をお届けします!





<旅費交通費>
ロッ・トゥー:130バーツ
ここまでの合計:1,920バーツ

※旅は2014年4月1日(火)~2日(水)に行いました。 

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり


カンチャナブリー帰り

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