バーンヤイに到着した私は、前方に見えた橋を上り
真ん中からまず右の上流側を眺めてみました。

バンコク・ノーイ運河

バンコク・ノーイ運河です。
でも昔は、こちらがチャオプラヤー川の本流だったとか。

アユタヤ時代の1636年、プラサートトーン王(治世1629~56年)が命じて、
西に大きく蛇行していたこの部分をショートカットする運河を東方に掘削させ、
以来そちらが本流になって現在に至るのです。

プラサートトーン王と言えば、山田長政毒殺を指示したとも伝えられ、
またアユタヤ日本人町を焼き討ちした王。

山田長政は死去が1630年ですから、きっとこちらの旧流のチャオプラヤー川しか
知らずに亡くなったのでしょう。
山田長政もここを船で通ったんでしょうね。


さてさて、今度は左の下流側を・・・

あ、あった!!!!!

クイッティアオ・ルア売りの舟

何だか分かりますか?
クイッティアオ・ルアです。
本物の舟で作って売ってるクイッティアオ・ルアなのです!!

私はコレを食べたくてわざわざ脇道にそれてまで
ここバーンヤイ(バーンムアン)までやって来たのです。

下りて行き、早速おばさんに注文。
まずは、「センレック・ナーム」。

おばさんは、おもむろに舟に下り黙々と作り始めました。

「写真撮らせていただいていいですか?」

私の問いかけにニコッとはにかんだかと思うと
また下を向いて黙々と作り続けてくれました。

舟上でクイッティアオを作っています

暫くするとおばさんの呼ぶ声が。
できたみたいです。
取りに行ってテーブルに戻り、いざ!

センレック・ナーム

楽しみにしていた味は、やや薄めの味付けです。
でも深みのある味わいがあり、美味しい!!
量も少なくなく丁度いい具合。

一杯平らげ、今度は・・・
クイッティアオ・ルアといったらやっぱり注文しないワケにはいかないでしょう。
「センレック・ナムトック」です!

センレック・ナムトック

こちらも同様に薄めですが、やっぱり美味しい!!
うぅっ、ここまで来た甲斐がありましたよ~(涙)

どちらも一杯15バーツ。安いな~。

近くの店で聞いたところによると、先ほどの橋の上流側のたもとにも
同じく舟のクイッティアオ売りがいるそうです。
私は2杯食べて満足したので、ここで切り上げて先を急ぐことにしました。

<交通費>
食べただけなので・・・:0バーツ 
ここまでの合計:41バーツ


※旅は2008年4月28日(月)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく・・・


バーンヤイ(バーンムアン)のクイッティアオ・ルア