タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り<2015年>

メーナーク廟 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[1]

タイ人の宝くじ好きは相当なもののように思えます。
有名なナコンナーヨックのワット・プラーンマニーでは
毎日大勢の人が観光バスで乗り付けて願掛けしていて驚きましたし。

しかしわざわざ遠くまで行かなくても、
バンコク近辺にも宝くじにご利益のある願掛けスポットがあるそうで。

ネットでタイの新聞を読んでいてたまたま紹介記事を
目にしたので、別に宝くじ好きではありませんが、
一つのネタとして訪ねてみることにしました(笑)

紹介されていたのは、5か所。
それを1日で巡ってみようではありませんか!

決行日は、2015年7月22日(水)。


1か所目は、以前訪れたことのあるプラカノンメー・ナーク廟です。

まず8時頃にサイアム駅から通勤ラッシュで激混みなBTSに乗車。

アソークを過ぎると途端に空いた電車になおも揺られて、
オンヌット駅にて下車します。

時刻は、08:14。


下を走るスクンビット通りの奇数ソイ側に下り、
電車の走ってきた方向へ戻るかたちで数分歩くと、
ソイ77、別名オンヌット通りの交差点に出ました。


01_01


工事でブロックが剥がされてまるで爆撃にでも遭ったかのような
歩きづらいオンヌット通りの歩道を進んでいきます。


01_02


BIG C向かいあたりでやってきた白いソンテオに適当に乗り込みます。
すぐに発車。時刻は、08:23。

前回と同じく、歩道橋下に差しかかろうかというタイミングで
ブザーを押し下車。運転席で運賃支払い。


01_03


08:27。

歩道橋脇の家の敷地には、なぜかハトがうじゃうじゃ。


01_04


屋根の上にも鈴なりになっています。
毎朝餌やりしてるのかな?


その先すぐのオンヌット・ソイ7を左折。
奥までずんずん歩くとワット・マハーブットに到着します。

ここまでのルートは、前回ワット・マハーブットに来た時
詳しく書いているので、参照していただけたら嬉しいです。
グーグルマップで場所もお伝えしておきましょう。


境内を奥まで歩いて、メー・ナーク廟
(ナーク廟、ヤー・ナーク廟とも)に到着。


01_05


時刻は、08:32。

中での写真撮影は禁止なので、外から狙います。

右手奥にナークのご本尊像があり、左側売店の奥、
女性が立っている窓口でお供えセットを購入します。

では、私も。
20バーツとのことで、窓口の箱に差し入れると、

黄色いロウソク
線香2本
金箔の挟んである紙
黄色い花飾り

を渡されました。


01_06


これがタイ人がもっとも恐れる幽霊、ナークのご本尊。
外からもなんとか撮影できました。
ナークとメー・ナーク廟について詳しくは、
前回訪れた際の記事をご参照ください。


01_07


では、祈願をば。

手前でまず、座ってお供えセットを手に持ち祈ります。
そしてランプでロウソクと線香に火を灯し、
それぞれの場所に差します。

花飾りをその上にある金属の棒に吊るしてから、
奥のご本尊前で座って祈り、
ご本尊に金箔を貼って、終わり。


メー・ナーク廟
というと恋愛の神様というイメージが強いのですが、
宝くじもご利益絶大なようなのです。入口には、

「参拝時間07:30~17:30。
 宝くじ当選番号発表日前日は終夜開放。」

と書かれています。
徹夜で願掛けする熱心な人もいるってことなんでしょうね。

ご利益があるのは、

宝くじ当選
諸願成就
無病息災
就業安定
徴兵免除

とのこと。

最後のは、夫のマークが徴兵されて留守の間にナークは・・・
だったので、徴兵は許さないだろうということからなんですね。

ちなみにご本尊の近くには、番号の記されたピンポン玉の入った箱が。
いくばくかの賽銭を横の箱にして玉を引くことで、
買う宝くじの番号を決めるってことですか。


願掛けを済ませたので、メー・ナーク廟を後にして、
ワット・マハーブットの入口に戻りました。

ここでもう一つしておきたいことが。


01_08


ウィハーン・ルアンポー・イムという仏堂です。

あれ? 前回はなかった変なポストが立ってるぞ。

差し入れ口には、「自身の守護神」、「父母・恩のある人」、
「土地神・道の神」、「自分・親類・知人」などと書かれています。

どうやら祈願をしてからその願いを届けたい宛先に
賽銭を入れるということのようで。初めて見ましたよ。

それはいいとして(汗)、サンダルを脱ぎお堂の中へと上がります。


01_09


参拝してから、おみくじの箱に10バーツ入れ、


01_10


シャカシャカ…。

落ちた棒には、11番の番号が。


01_11


棚から11番のおみくじを1枚頂きます。

昨年おみくじを引いた時は散々な内容で
しかも当たってたんですよね(笑)
「来年には悪運が消え去る」とのことだったので、
年明け後の運勢はいかに!? と思い引いてみたのです。


01_12


要約すると、

願いはかなう。探し求めている幸福は思いのままに。
意を決して考え、読み、大きなことをしなさい。
そうすれば願いはかなう。
支援してくれる人が現れるだろう。
幸福はそぐそこまで来ている。もう離れない。

前回と大違い!!

素直に喜んでいいんですかね?
単純な性格なもんで喜んじゃいますよ(笑)

2行目のこと、またしても当たってて驚き。
これで今やりかけている仕事を諦めずにやり遂げる決心がつきました。

ということで、メー・ナーク廟に行ったら、
入口でおみくじを引いてみることもお勧めしたいですね。
ただタイ語のため誰かに翻訳をお願いする必要がありますが ^_^;)


さて、次はチャオプラヤー川を渡りますよ~!




<旅費交通費>
BTSサイアム~オンヌット:41バーツ(ラビットカード使用)
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:49バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

メーナーク廟

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キングコブラ母子廟 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[2]

さあ、2つめの宝くじにご利益のあるスポットへ向かいましょう!
チャオプラヤー川の向こうまで足を延ばします。

メーナーク廟
のあるワット・マハーブットを後に。
オンヌット通りに出て、歩道橋で反対側に渡ったところから、
やって来た白いソンテオに適当に乗り込みます。
ここを通るのならどれでも大丈夫。


02_01


さほどかからず終点のBIG C前に到着。
運転席で運賃8バーツ支払い。

時刻は、09:00。


歩いてオンヌット駅に戻り、BTSで戦勝記念塔駅へ向かいます。
到着すると、ロータリー南東側のバス停へ。


02_02


ちょうど来ましたよ。140番バス。
高速に乗ってチャオプラヤー川を渡るので速いのです。

09:38発車。

車掌には「サーン・ジャウメー・ングージョンアーン」と告げます。
キングコブラ廟という意味。どんなところなんでしょうね ^_^;)

23バーツ也。


ルークトゥン(演歌)の流れるバスは、ペッブリー通りの
プラトゥーナムの先から高速道路に入ると、


02_03


チャオプラヤー川を渡りました。

スックサワット通りに下りたバスは、ラマ2世通りに入ります。
iPhoneのマップと睨めっこしながらタイミングを計り、
ブザーを押し下車。


02_04


10:20。

う、しまった。一つ手前のバス停だった(笑)
まあ、行き過ぎちゃうよりはいいかな。


とぼとぼ歩き、


02_05


見えてきた歩道橋で反対側に渡ると、
下りたすぐ左手にありました。


02_06


2つめのスポット、キングコブラ母子廟(ศาลเจ้าแม่จงอางและลูก)です。
短くキングコブラ廟(ศาลเจ้าแม่งูจงอาง)と呼ぶことが多いかも。

時刻は、10:27。


右手のお供え物セット売り場へ。


02_07


セットが2種類並んでいるので戸惑っていると、
売店のおばさんが、キングコブラ廟は左、
入口左手の土地神は右のセットと教えてくれました。

ではキングコブラ廟のほうを一つ。
50バーツでした。

セットの内訳は…


02_08


卵8個(さすがヘビへのお供え物…)
線香9本
黄色い花飾り

では、いざ廟内へ。


じゃーん。


02_09


コブラとインドな濃い世界が広がっていたのでした。

なぜにコブラが祀られているかというと、
話は1970~73年のラマ2世通り建設時にさかのぼるのですが。


ラマ2世通り
建設工事中、一人の作業員の夢にキングコブラが現れ、
建設工事を7日間中断してほしい、もうすぐ子を出産するので、
出産したら子を連れてこの場を去るから、それまで待ってほしいと
告げたのです。

驚いた作業員が翌朝上司に伝えると、
ただの夢で何も起きるわけないと取り合ってくれず。

かくして工事は続行。

その作業員が作業車をバックさせ地面をならしている際、
コブラ家族を轢き潰してしまったのでした。

気付いた作業員は怖くなって車で家へ逃げ帰ったのですが、
家にバックで入る際に誤って自分の家族全員を轢き殺してしまったのです。

錯乱した作業員は行方知らずになったのだとか。


その後、この地点では死亡事故が頻発。

困った住民がバラモンを招きコブラの招霊儀式をすると、
コブラは自分が死んだ付近に廟を建ててくれれば復讐を止め、
逆に皆を守ることにすると答えたのです。

それで小さな廟が建てられ、
多くの参拝者が訪れるようなったのだそうで。


02_10


線香は、像の前に立て、
卵と花飾りは、手前の台に載せます。


話には続きがあり、時は下って90年代にラマ2世通りが拡幅されることに。

ある日、現在廟が建つ場所の地主の娘の夢にコブラが現れたのです。
道路工事で廟を移転しなければならないようで困っている、
ちょうどそこの土地が空き地なので新しい廟を建ててもらえないか、
と頼んだというのです。

それを聞いた地主は、1996年に新たな廟の建設を開始。

するとどうしたことか急に参拝客が増え、
しかもその80%の願いが成就し、
今でも続いているんだとか…。


ヘビが子供を産むとかツッコミどころはあるのですが、
ラマ2世通り建設当時、この一帯でコブラが多く出没して
大なり小なり事故が起きていたのは事実だそうなので、
あながち全てがフィクションということでもないように思えます。

まぁ、信じる者は救われるということですよね ^^


02_11


中央の巨大なコブラ像だけでなく、背後の壁際にも
多くのコブラ像が並んでいる光景は圧巻ですよ。

しかしなぜインド人顔の男女像も立っているんでしょうね。

考えてみるとタイの廟って大別すると、
バラモン教系と中国系の2つがあるんじゃないですか?

有名なエラワン・プームはバラモン教ですし、
関帝廟や媽祖廟は中国系。
中にはどちらでもないメーナーク廟のようなところもありますが。

タイ系タイ人の祀る廟は、一般的にバラモン教系なんでしょうね。
仏教とバラモン教が同居している点が、
日本の仏教と神道の関係と似てて興味深いです。

ちなみにここでご利益があるのは、

宝くじ当選
事業安定
商売繁盛
厄除け

とのこと。


廟の敷地角には、チャッカリと言うべきかさすがと言うべきか、


02_12


宝くじ売りが店を構えているのでありました ^_^;)


さて、次はヤワラート方面へ~。



<詳細>
名称:キングコブラ母子廟(キングコブラ廟)
   (ศาลเจ้าแม่จงอางและลูก, ศาลเจ้าแม่งูจงอาง)
場所:ラマ2世通りソイ48入口。
   セントラル・ラマ2の700m手前。
地図:グーグルマップ

<旅費交通費>
ソンテオ:8バーツ
BTSオンヌット~戦勝記念塔:41バーツ(ラビットカード使用)
140番バス:23バーツ
ここまでの合計:121バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
tumsrivichai.com "ศาลเจ้าแม่งูจงอางและลูก ประวัติกับตำนานอาถรรพณ์"
Wikipedia "ถนนพระรามที่ 2"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

キングコブラ母子廟

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ヘンヨートパック(ラートナー) 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[3]

ラマ2世通りのキングコブラ母子廟を後にして
次の宝くじにご利益のあるスポットへ向かうことにします。

チャオプラヤー川を渡って向こうに戻りたいのですが、
何番のバスに乗ろうかなー。


03_01


するとやってきたのは、141番。

アンリデュナン通りチュラロンコン大学前まで行く路線ですね。
じゃあこれに乗っちゃいますか。

時刻は、10:40。


車掌に「チュラー」(チュラロンコン大学)と言うと、
クロントイ止まりだから行きません、と。
ありゃ。じゃあクロントイでいいです。

上の写真をよく見たら、窓右下の赤い看板に
クロントイ」と書いてありました。増発便だったんですね ^_^;)


行きと同じく高速でチャオプラヤー川を渡ったバスは、
クロントイで下り、クロントイ市場で停車。


03_02


時刻は、11:24。

クロントイ市場
のメインは道を渡った向こう側なんですが、
こちら側もそこそこ賑わっています。

歩道を北へ向かって歩いて行こうとすると、
明らかに流行っている屋台が。


03_03


背後にもテーブルが並んでいて お客さんで埋まっているんです。
カノムチーンの店でした。

実はあまり好きではないんですが、流行っているなら話は別(笑)


03_04


イチ押しらしいグリーンカレーのカノムチーンを食べてみました。

確かに美味しいわ、これ!

濃厚な味でちょうどよい辛さ。
鶏肉とタケノコがふんだんに入ってます。

でも、量が少なめ。
全然満腹感を得られません ^_^;)

40バーツ也。


先を急ぎましょう。なにせまだ3か所残ってるもんで。
北へと歩き、クロントイ交差点を歩道橋で渡ります。


03_05


左右に伸びている道は、ラマ4世通り
縦のアソーク通りへ下りて、1分ほど歩くと、


03_06


地下鉄(MRT)のシリキット国際会議場駅に到着。
11:36。

時間節約のため、電車移動です。
到着した先は、終点フアランポーン駅

国鉄のバンコク駅(フアランポーン駅)への連絡通路を、
壁にパネル展示されたタイの交通の歴史を眺めながら歩いていると、


03_07


シリントン王女が地下鉄の運転台に~ ^^


03_08


地上の国鉄駅内に出ました。
時刻は、11:57。

ちょうどお昼時ですね。
さっきのカノムチーンが全く物足りないので
再度食事をしますか。


駅を出て西へと歩きます。

運河を渡り、何本も道が集まっている交差点から
ラマ4世通りの延長の通り沿いを歩いて行くと、


03_09


ナーナー
(NANA)というソイの角に
ヘンヨートパックという食堂が出現。

実は以前、竹亭さんがブログで紹介しているのを見て、
一度食べてみたいと思っていたんですよ~。

場所はここ(グーグルマップ)です。

時刻は12:22。
入ってみましょう!


03_10


エアコンの効いた店内は、
香港の食堂みたいな雰囲気。

壁のメニューには「興粿條稚菜」と。

興の読みは「ヘン」ですよね。
粿條の読みは「クイッティアオ」。
稚菜の意味は「ヨートパック」=野菜の芯 のことのようです。

つまり中国語での店名ってことですか。


麺を選べるので、センミー(極細麺)にすると、


03_11


じゃーん。

ラートナーってふつうは平たい皿に
あんかけのかかった麺が乗って出てくるのですが、
ここのはまるで、あんかけソバ。

えも言われる香ばしい味がするではないですか!
あんかけをたっぷり麺にからめて食べられるので最高ですよー。

ラートナー40バーツ。
お冷用のコップ+氷が2バーツの
合計42バーツでした。

また来たい店ですね~。


さあ、ようやく腹を満たすことができたので、
3か所めに向けて歩き始めますか!




<旅費交通費>
141番バス:19バーツ
MRTシリキット会議場~フアランポーン:26バーツ
ここまでの合計:166バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ヘンヨートパック

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呂帝廟 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[4]

ラートナーの名店「ヘンヨートパック」を出た私は、
表の通りを西へと歩き、五差路を右に。


04_01


ミットパン通りというようです。

北上していくと、妙なことに気付きました。

ところどころに厚化粧のおばさんが立っていて、
熱い視線を投げかけてくるのです。

ぞぞぞおぉ~~ (>_<)

そういえば以前何かで読んだことがあるぞ。
ジュライ・ロータリー付近には真昼間から
その手の女性が立っているって。

このことか!

こんなに明るいのに体にまとわりつくような
じめっとした空気(妖気?)を感じるのはそのせいですね…。


04_02


で、ジュライ・ロータリーに出ました。
正式名称は、7月22日ロータリー

ラマ6世が、1917年7月22日に第一次世界大戦参戦を
宣言したことを記念して、翌年から建設が開始されました。

ロータリーからは6本の道が伸びているんですが、
ラマ6世にちなんでのこと。ちょっとしたマメ知識 ^^


ロータリーには警官の姿があるのに、
目と鼻の先には…。まあいいか。


04_03


一番下の「←プラッププラーチャイ警察署」の標識に
したがって左の路地を進みます。

沿道にはタイヤホイールや塗料を扱う店が立ち並んでいます。
突き当りを右折。


04_04


お、トゥクトゥクが整備中~。

そのすぐ先の反対側に、


04_05


呂帝廟とやらを発見。

今回目的にしている「宝くじにご利益のある5大スポット」
ではないんですが、ついでなので寄ってみますか。

時刻は、12:35。
場所は、こちらです(グーグルマップ)。


04_06


階段を上り2階のご本尊前へ。

道教寺院で1907年に建てられた後、
火災に遭い再建されたのだとか。


04_07


2階内部はこんな感じ。

左側の壁の隅にに何かの棚があるのに気付きました。


04_14


おみくじの棚か。

男科、婦科、幼科、目科、外科との項目ごとに
細かい棚がびっしりと並んでいます。

後で調べてわかったんですが、
薬おみくじ(シアムシー・ヤー)と呼ばれるもので、
引いた番号を持って境内にある調剤棟に行くと、
おじいさんが漢方薬を調合してくれるんです。

ここのは道教を信じる人の間では高い効き目で有名なんだとか。
私は目が疲れやすいので、今度行ったら試してみようかな ^^


04_08


そしてこれがご本尊の呂洞賓(りょ どうひん)。

道教の八仙(七福神みたいなもの)の一人だとか。
でも唐代に実在した仙人です。

お参りすると、恋愛と子宝にご利益があるとのこと。


04_09


4階建ての建物を奥の階段で上ってみます。
3階には何体もの像が。阿羅漢像のようで。

4階へと上ると、


04_10


道教の最高神、玉皇大帝を祀る部屋があり、
さらにその上に櫓が。


04_11


櫓からは中華街だなーと言う景色が一望できました。


04_12


眼下には崩壊しかけた家屋が。それも何軒もあるんですよね。
なぜ放置しておくんでしょう。それも道教の教え?


意外と楽しめた呂帝廟を後にします。
時刻は、12:49。


3か所め目指して歩いていくと、ものの1分で


04_13


右手に首都警察プラッププラーチャイ署
白いビルが現れました。

次なるスポットは、なんと警察署内にあるのです。
でも入って大丈夫なんだろうか…。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:166バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
Wikipedia "วงเวียน 22 กรกฎาคม"
chinatownyaowarach.com "ศาลเจ้าหลีตี๊เมี้ยว"
ウィキペディア "呂洞賓"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

呂帝廟

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二哥豊廟@警察署 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[5]

首都警察プラッププラーチャイ署前に到着。


05_01


場所はここです(グーグルマップ)。

次なる目的地はここの4階にあるそうなんですが、
どこから入るんだ?

1階の窓口で恐る恐る尋ねると、横の階段を上がってくださいと
にこやかに教えてくれました。


05_02


中央のここだな。上りましょう。

正面に国王肖像画が掲げられた2階から
また細い階段を上ると、


05_03


ようやく警察署内らしい風景の3階に。

さてここからは? と戸惑っていると、
通りかかった警官がどこに行くのかと
またもやにこやかに話しかけてくれました。

廟に行きたいんですが。

「この階段を上がってください」

ありがとうございます。
本当だ。↑との看板がぶら下がってますね。

トイレを借りたのち4階へ上ると


05_04


正面にはエレベーターが。
なんだ、やっぱりあったのか -_-;)

それはさておき「市民の平和を守る者」との標語付きの
警官イラストがカッコイイですね~。

←との案内に従い、左の広い屋上に出ると、


05_05


左端にありましたよ!

時刻は、12:56。


05_06


宝くじに当たる5大願掛けスポットの3か所め、
二哥豊廟です。

タイ語では、サーン・ポープージャオ・イーコーホン
(ศาลพ่อปู่เจ้ายี่กอฮง)と言います。

あ、しまった。 お供えグッズ買ってくるの忘れた。
そもそもどこで売ってるんだ? -_-;)


05_07


見ると、線香と黄色い花輪の他に、
ホットドッグみたいな串刺しの赤いロウソクが お供えしてあります。


05_08


さあ、警察署の屋上にあるこの風変りな廟に入ってみますか。


05_09


2本の象牙の奥にはラマ5世像が鎮座していますね。

ん? 手前左端のコップに入った黒い液体はなんぞや?

後で調べたところ、これもお供え物で、
中国式ホットコーヒー「オーユア」(โอยัวะ)だそう。
「烏熱」の潮州語読みで「黒くて熱い」の意味だとか。

ここでピンときた方もいらっしゃるのでは?
タイ式アイスコーヒー「オーリアン」(โอเลี้ยง)は、
「烏涼」=「黒くて冷たい」で、オーユアと対になってるんですね。


奥右側には、


05_10


いかにも中国人な出で立ちの男性の写真が飾ってあります。

この人こそここのご本尊、二哥豊こと鄭智勇その人。
下部には鄭智勇先生との漢字書きが。

1849年生まれのこの方、出身はタイか中国かはっきりしてないのですが、
16歳の時にバンコクの賭博場で使用人となったそうで。

その後チェンマイで商売をした後バンコクへ戻り、
宝くじ販売を始めます。どうやらこの区域初の宝くじだったようで。

と言っても今のと異なり、札に書かれた38種のタイ文字を
当てる「フアイ・ゴーコー」(หวย กข)と呼ばれるもの。
公認の他にヤミもありましたが、この方が始めたのは恐らく前者でしょう。

当時大人気だったことで成功し、この地に家を建てます。

宝くじにご利益がある最強の願掛けスポットとも呼ばれるのは、
そういった経緯からなんですね。


しかしです。宝くじがあまりにも人気を博したため、
ラマ5世末期からラマ6世初期にかけて規制され、
フアイ・ゴーコーが廃止されてしまいました。

そこで中国航路運航や精米所経営などを始めたものの、
負債を抱え破産し、全財産を国庫に没収されるという憂き目に。


実は彼は儲かっている頃に道路、橋、学校などの建設に
財産を寄付していたんです。
さらに報徳善堂の前身の設立(1909年)にも関わっています。

恐らくそれがあったからでしょう。時のラマ6世から
住居だけはそのまま住み続けて良いと特赦を受けたのです。

さらに1918年、ラマ6世からテーチャワニット(เตชะวณิช)の姓を
下賜され、徴税請負人の職位を授かりました。


05_11


左端には、この方のもう一枚の写真が。
ホン・テーチャワニットとタイ名が書かれています。

徴税請負人とは、政府に代わり税金を徴収する役目の人で、
この仕事で財を成した華僑が数多くいます。
確かタクシン氏の祖父だか曽祖父だかもそうだったはず。

公共への寄付は続き、チュラロンコン大学病院建設に出資、
タイ赤十字にも多額の寄付をしています。

そして1936年に他界。

ちょうど警察署が火災に遭い代替建設地を探していたところで、
テーチャワニット氏住居の敷地に白羽の矢が立ちます。

警察署が建設され、屋上に彼を祀る廟が設けられたのでした。


年代的に、今の建物は2代目でしょうかね。


05_12


中央のラマ5世像を見上げます…。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:166バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
chinatownyaowarach.com "ศาลพ่อปู่ยี่กอฮง"
Wikipedia "พระอนุวัฒน์ราชนิยม (ฮง เตชะวณิช)"
Wikipedia "มูลนิธิป่อเต็กตึ๊ง"
"สถานีตำรวจนครบาลพลับพลาไชย ๒"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

二哥豊廟

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