タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バーンパコン川を見に<2012年>

バーンパコン川を見に[1]

今回から新シリーズ開始です。

ターチーン川、メークローン川と最近バンコク西方の旅ばかりしていたので、
今回は正反対の東へ向かい、バーンパコン川を見てみることにしました。

バーンパコン川を見るのは初めてです。
さて西方の川とはまた違った趣なんでしょうかね。楽しみです!


旅決行日は、GWの5月1日(火)。


まずは朝早く起きてパヤタイ駅へ。
BTSでもエアポートリンクでもなく、国鉄東線パヤタイ駅です。

06:45着。


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早朝の駅は気持ちいい~
…かと思いきや、ハエが結構飛んでてしかも何か臭います -_-;)

駅横のスラムっぽいところのせいかも。
線路上にも…


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ゴミが散乱。こりゃ臭いのも当然ですねぇ。


なんて考えているうちに、遠くから列車のライトが近付いてきました。
パヤタイ駅にゆっくりと入線。


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行き先を一応確認しましょう。


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 「バーンプルータールアン」行きなのでOK。
月~金曜のみ、バンコクからパタヤを経由してウタパオ空港近くまでを結んでいる列車です。

乗ります!


驚くべきことに時刻表どおり07:08に発車!


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パヤタイ通りの踏切を通過します…






<交通費>
まだ電車賃を払ってないので:0バーツ
ここまでの合計:0バーツ

※旅は2012年5月1日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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国鉄東線 バーンパコン川を見に[2]

パヤタイ駅から乗った国鉄東線の列車は、
エアポートリンクの高架橋下を東へと向けて走っていきます。


列車はクローンタン駅でしばらく停車。
その間に車掌さんが切符を売りに来ました。


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チャチューンサオ駅まで13バーツ也。


発車間際になって女子中学生の集団がどっと乗り込んできて車内は一気に賑やかに(笑)

さらには物売りのおばちゃんも登場。
ゆで玉子や串団子、飲み物をバケツに入れて通路を行ったり来たり。
結構売れてるみたいですね ^^


フアマーク駅でも大勢乗車して、通路に人が溢れるまでに。

私のボックスには目の前に一人で乗車のガタイのいい欧米人男性、
と、後からやって来た4人連れの20代後半のタイ人女性たち。

はい。4人掛けボックスにむりやり6人が座ったので、
欧米人は露骨にイヤな顔をしてます ^_^;)

私も暑いのに女性に密着されてなんだかなーですが、
まぁ、激混みのソンテオよりはいいかなと。


ワット・ラーンブンという駅に停車。
窓からタンポポの綿が飛び込んでくるのどかさに癒されます。


そして来たことのあるプラチョームクラオ駅に到着。


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駅前のキングモンクット工科大学ラートクラバン校(KMITL)の学生たちが
どっと下車しました。

でもまだ混んでますけどー。


パヤタイ駅を出てから1時間15分ほどで、
クローン・ルアンペーンという駅に到着。


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いかにも郊外といった趣のこの駅が、国鉄東線でバンコク都最東端の駅。
この先は、チャチューンサオ県です。


08:56、車内が混雑したまま列車はチャチューンサオ駅に到着!

どやどやと大半の乗客が降りていきます。
くだんの欧米人さんは、座ったまま。パタヤにでも行くのかな?


02_04


マハーチャイ線メークローン線だとディーゼル車の短い編成なので
なんというか近郊通勤列車って感じがしますが、
機関車けん引の東線の列車は、さすがに「鉄道の旅」をした実感が湧いてきます ^^

ついでにその機関車も見ておきましょう~。


02_05


そして駅舎内へと。


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わさわさと下車した大勢の乗客たちは、すでに外に出ていった模様…。
私も出ますか。







<交通費>
列車陳:13バーツ
ここまでの合計:13バーツ

※旅は2012年5月1日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


02_map


 

バスターミナルへ バーンパコン川を見に[3]

チャチューンサオ駅を出てみました。


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駅前の駐車場(?)スペースはかなり広大なのですが、
駅舎自体はこじんまりしていますね。タイ国鉄の駅ってこんなもんなんでしょう。


列車から降りた大勢の人たちの流れを追ってみると、
この写真右端に見える黄色いソンテオに乗り込んでどんどん消えていっています。

えっ!? あれだけの大人数の行き先がみんな一緒ってこと!?


興味を持った私は黄色いソンテオのところへ。


「どこへ行くんだ?」

お客さんのさばき役らしき男性が声をかけてきました。

バスターミナルに行きたいんですが。

「道を渡った反対側でソンテオに乗りな。ここからバイタクでも行けるよ。」


その声に敏感に反応したバイタク運転手の女性がやってきて
「たった15バーツなんだから乗ってってよ」と。

あ、いえ、ソンテオで行きます ^_^;)


このソンテオはどこへ行くんですか?

ワット・ソートーンだ。」


なんと! あの人達はみなお寺詣りのためにわざわざチャチューンサオまで
やって来たってことですか!!


この時は知らなかったのですが、ワット・ソートーンは全国的にも有名な
ご利益のとてもあるお寺なんだそうです。

どうりでチャチューンサオ観光のサイトの多くでトップに紹介されているワケだ…。


ってことは、列車で同じボックスに座った女性4人もお参りか。
恋愛成就祈願かなーなどと妄想したり(笑)


私はワット・ソートーンには行かず、
当初の予定どおりまずはバスターミナルへ行きましょう。


おっと、その前に。

駅前広場にあるコレを見るのも目的の一つなんですよ。


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蒸気機関車!

でも、まじまじと見るとどうもフォルムが日本製っぽくないんです。
なんだ残念 -_-;)

帰ってから調べたところ、The North British Locomotive Company製、
つまりイギリス製の機関車でした。


駅前の通りを歩道橋で渡ったところで待つと、すぐに白いソンテオがやって来ました。

バスターミナルへ行きますか?

「行くよ。」
車掌のおばちゃんが答えます。

よっしゃ。ぴょんと乗車。
時刻は09:07。

すると、なんのことはない。ほんの1分で到着です。


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なんだ。歩いて来れる距離じゃん -_-;)


チャチューンサオ・バスターミナル玄関に横付けされたソンテオから降り、
ターミナルへと入ってみます。


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レトロだなー。
まるで映画のセットみたいです。


バス・ターミナルというぐらいだからここに発着するのはバスのみ。
ソンテオはというと、周囲を囲んでうじゃうじゃ停まっています。

こんな感じで・・・


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目的のソンテオを探し当てられるかなぁ。
シラミ潰しに一台一台確認していくしかないかー。







<交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:21バーツ

※旅は2012年5月1日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ソンテオで最初の目的地へ バーンパコン川を見に[4]

チャチューンサオ・バスターミナルの周囲に停まっているソンテオの中から
最初の目的地へ行く便を探します。

まずはバーンマイ市場という百年市場へ行こうと思います ^^


ターミナル入口正面の一角まで歩いてくると…


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白いソンテオのフロントガラスに「バーンマイ・ファーム」とあります。
これかな?

バーンマイ市場に行きますか?

運転手に尋ねるとコクリ。

側面にも「バス・ターミナル - ワット・サーイチョン」とあるだけで、
ちょっと分かりにくいですね。

乗り込んでしばらくすると出発。
時刻は、09:17。


チャチューンサオ駅前を通り過ぎたソンテオは、
幹線道路から左へ逸れてゴチャゴチャした一角へと進んで行きます。

どうやらこの辺りがチャチューンサオの商業の中心っぽいですね。
大きな市場があるらしく、細い道は渋滞。

でも渋滞箇所はほんの数百メートルの区間だけで、
そこを過ぎるとソンテオは再びスイスイと軽快に走り出しました。


すると向かいに座って車窓を見つめていたおばさんが、
ハッとした顔をしてベルを押しました。

ん?

私もおばさんが見つめていた方を見やります。
そこには木造家屋がゴチャッと密集した一角が。

あっ、あそこか!!


私も慌てておばさんに続いて下車。
運転手に運賃8バーツを払います。

時刻は09:38。


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危ない危ない。
おばさんが降りてくれなかったら、私は通り過ぎてましたよ!


ソンテオが走り去ると、バーンマイ市場が目の前に姿を現しました。


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ここだけ不自然なくらいに木造家屋が密集してて
なんとも奇妙な光景です ^_^;)


さて、入ってみますか。


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えーと入口はここか。


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赤い提灯がぶら下がったり「福」の赤い札が掲げてあったりで
他の百年市場と違わず、ここもコテコテの中華系ですね。

まだ開店していない店が多い雰囲気。
ちょっと早く来過ぎたかも・・・。








<交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:29バーツ

※旅は2012年5月1日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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バーンマイ百年市場 バーンパコン川を見に[5]

さあ、バーンマイ市場に入ってみましょう!


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入ってすぐの辺りは揚げ物なんかの料理を売る店や食堂が多いですね。


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生活が垣間見れるのもここのいいところかも。


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なんだか香港で食堂の厨房を覗いているかのような錯覚に陥ったり ^_^;)


この辺りはラマ3世期(1824~51年)には、中国から渡って来た人達が
住み着いて商売を始めていたようです。

その後大火に遭い、新たに市場を建て直したことから
「バーンマイ」(新しい家)市場と呼ばれるようになったんだとか。


そうそう、このバーンマイ市場の入口には、かつて大きな阿片窟があったそうです。
当時は合法でしたからね。

それがサリット独裁政権時の1958年に禁止。
アメリカと親密な政権でしたから、きっとアメリカから促されたのかも。

ここの阿片窟も閉鎖され、商店用の賃貸スペースに模様替えしたんだとか。


この市場全体に漂うなんともいえない薄気味悪さ(すんません)は、
そんなところに由来しているのかも…なーんて気のせいでしょうけど ^_^;)


さーて、直進して突き当たりまで来ました。
そろそろ遅い朝食といきたいですね。

左右にはレストランが。

左へ入ろうとしたものの、店員が振り向きもしないので変更。
右の店に入ることに。

どうも愛想が無い人が多く感じるのも、コテコテ中華系な伝統を維持している
証拠とも言えなくはないのかもしれませんねぇ。


で、右の店です。


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「バーン・パー・ヌー」(ヌーおばさんの家)という名のレストランは、
このとおり、


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バーンパコン川に突き出して建っているんですよ。

いきなりお目にかかれましたね、バーンパコン川


ターチーン川より流量が多めかな。その分、やや力強い川に見えます。
周囲の緑も心なしかターチーン川のそれよりもジャングルっぽい雰囲気。


などと考えていたら、なにやら大音響が。
ん? 下流側を振り向くと・・・


05_06



橋を貨物列車が渡っているではないですか!
こんなところに国鉄が走っていたとは。パタヤ方面へ向かっているんですね。


あ、料理の注文をせねば… ^_^;)






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:29バーツ

※旅は2012年5月1日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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