4月に来た時よりも水面に出現した部分が長くなった
泰緬鉄道線路跡を船で離れます。

そうそう、下のほうに「泰緬鉄道線路推定図」を掲載しておきました。
これは実際に私が見た線路跡に1957年に米軍が作成した地図の情報を
加味しておおよその位置を推定して線を引いてあります。

正確ではない点をご容赦ください。

その図の(1)の線路跡を離れ、
北側の対岸へ向かっている途中で船頭さんが右手を指差しました。

「あそこも線路跡だよ」


10_01


あっ、本当だ!!

なんと、湖を横断するかたちでこんもりとした盛り土の線が
水面に顔を出しているではないですか。図の(2)です。

目で追っていくと、


10_02


あ、途切れた。
船の航行のために崩したっぽいですね。

左端にまた線路跡が見えています。そこへ接岸してもらいましょう。


10_03


写真には写っていませんが、このすぐ左側に水上家屋があるんですよ。
いかだ状なので簡単に移動できるみたいですね。

接岸すると、船頭さんはそこの住人と世間話を始めました。
知り合いなのかな?


振り返ってみるとこんな感じ。


10_04


向こう岸に沿って左から右へさっき見た線路跡(1)が走っています。
中央のこんもりした小山の右端あたりから右へカーブして湖の下へ消えていき、
細長い小島状の(2)を経て、私の立っている(3)に繋がっていたんですね。

これだけでも泰緬鉄道の線路跡をかなり解明した気がして嬉しくなりました ^^

この先はというと、


10_05


再び途切れて、その先は左へとカーブしてまた湖面に消えています。

では、その先へまた連れて行ってもらいましょう。


10_06


再び乗船して岩山の中央あたりへ。


10_07


この辺は水が引いて湖底が広く露わになってますね。
多少ぬかるんでいる中を歩いていきます。

立ち枯れた木が長短無数に突き出していて、
転倒したら怪我しそうですよ。
踏み出す度に踏んづけた短い枯れ木がバキバキと音を立てます。

中央を横切っているのは線路跡ではなく、かつての道路跡のようです。


さらにずんずん進んでいくと、水に進路を阻まれてしまいました。
が、その先を見ると、


10_08


こんもりとした線路跡がありますね。
(3)と(4)の中間付近です。


進めないんじゃ仕方ない。船に戻りますか。
と振り返ると、


10_09


うわぁ、随分と深く分け入ってたんだなー。
こんなところで何かに襲われたら死体も見つからなそうだ -_-;)

カオレーム・ダム
の完成で一帯が湖底に沈んだのはちょうど30年前の1984年。
これらの立ち枯れた木々はその頃からずっとこのままの姿なんでしょうかね。


再び船に乗り、さらに西へと案内されると、


10_10


うお、ここにも線路跡が。
乗り上げて停船。


10_11


左へカーブしてますね。反対の東側はというと、


10_12


岩山の下へと続いています。
たぶん4月に来た時に見たもう一ヶ所の線路跡がこの先の辺りでしょう。
図の(4)にあたります。

では、行けるところまで歩いてみますか!





<旅費交通費>
船賃支払いまだなので:0バーツ
ここまでの合計:359バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


泰緬鉄道線路跡推定図

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