さて、ワット・タキアンを後にすることにしましょう。

実はさっき、古式コーヒー屋の女性店主さんに
ここにはソンテオ路線はないのかと尋ねたんです。
すると、

「ありますよ。ノンタブリー…ターナム・ノンまで行きます。
 お寺の前から出てますよ」

とのこと。

ターナム・ノンとは、ノンタブリー船着き場のことです。
どうせだからそのソンテオに乗って帰ってみますか。


正門前に行くとちょうど逆行きのソンテオが停車中。
運転手に尋ねると、暫くしたらやって来るからここで待ってな、と。

ワット・タキアンが終点ではないんですね。

バンコク・ノーイ運河沿いにあるワット・ボート・ボンが終点。
そこからワット・タキアン→ナコーン・イン通り→ラマ5世橋→
ノンタブリー市場→ノンタブリー船着き場を結んでいる模様。


待つこと10分弱。来ました!


ノンタブリー船着き場行きソンテオ


1026番と路線名が書かれています。

乗り込むとすぐに出発!
時刻は、12:34。


橋の上から見えるワット・タキアン水上マーケットに別れを告げます。


なんだ、ちゃんとした道があるじゃないですか。
でも「けもの道」に入り込んだお陰でワット・スィンも運河沿いの風景も
見れましたし、まぁいっか。

このまますぐにナコーン・イン通りに出るものと思いきや、
ソンテオは左折し、ジャングルみたいな風景の中に
くねくねと突き進んで行くではないですか!

本当にノンタブリー船着き場に行くのか!?

一抹の不安を感じながらも車窓を眺めます。


土嚢が積んであります


道沿いには、土嚢が積んである箇所も。

この日11/1は、まだ洪水の被害が続いていましたから、
バンコク・ノーイ運河などの氾濫を警戒してのことなんでしょうね。


あまりにもくねくね走るもんだから方向感覚を失っていると、
ようやくひょこっとナコーン・イン通りに頭を出しました。


ナコーン・イン通りに出ます


安堵しているうちにラーチャプルック通りとの交差点を通過。
BRT終点のある通りを進んでくると、ここに出るんですね。


ソンテオはそのままナコーン・イン通りを進み、
ラマ5世橋チャオプラヤー川を渡ります。
やっぱり多摩川より何倍も広いな~(笑)

左折すると急に車窓が賑やかになりました。
さらに左折すると見覚えのある風景に。

おぉ、ノンタブリーの市場です!


ソンテオはそのまま突き進み、時計塔のロータリーをくるっと回って停車。
ノンタブリー船着き場の終点です!


ノンタブリー船着き場に到着したソンテオ


いくらか運転手に尋ねると、「どこから?」と。
乗った場所によって運賃が違うんですね。

ワット・タキアン~ノンタブリー船着き場は、10バーツでした。

時刻は13:01。
30分弱で到着したんですね!





<交通費>
ソンテオ:    10バーツ
ここまでの合計:36バーツ

つづく・・・


※旅は2010年11月1日(月)に行いました。


ワット・タキアン~ノンタブリー船着き場