バス停で待つこと10分。
暑い中歩いたので、そろそろヘトヘトな私。
「あと5分待って来なかったら、もうタクシーで帰ろう」

そう決めた途端、やって来ました(汗)

6番のミニバスに乗車。時刻は15:40。
思ったよりお客さんが多く乗っています。

ヂャルーン・ナコーン通りをかっ飛ばすバスは、ラマ9世橋の下を通過。
ほどなくヂェーンローン運河を越えると、そこはサムットプラーカーン県です。

1都2県にわたったこの旅もそろそろ終わりが近づいてきました。

ワット・ヂェーンローンあたりから多くのお客さんが降り始め、
気が付くと私以外に2人だけ。
と思っていたら、その2人が降りるではありませんか。

終点か!?
私も慌てて降りちゃいました。
が、終点じゃなかったし…(汗)

降りた目の前には、お寺があります。

ワット・クラーン

ワット・クラーン
サムットプラーカーン県プラプラデーン郡バーンプン町

門の上には、そうタイ語で書かれています。
一番下のはミャンマー文字?

なぜそんな文字が併記されているかと言うと、
この一帯にはモン族が多数住んでいるからのようです。

18~19世紀にビルマから何万人ものモン族が
タイへ難民として移住してきました。

タイは彼らモン族を農業労働力の他に、北方ではビルマからの、
チャオプラヤー川河口方面では外国船からの襲撃に備える軍事力として利用しました。

このプラプラデーンにもチャオプラヤー川沿いに要塞が築造されるとともに
モン族が集団で住むことになったのです。最初は「屈強な男性300名」が
移住してきたとラマ2世期の文書に記録されているとか。

でも今では、モン族であっても普通にタイ人として生活しています。
町並みも普通のタイの町となんら変わりないですね。

プラプラデーンの景色


反対側を眺めると、ラマ3世通りとスックサワット通りとを結ぶ
ウォンウエーン・ウッサーハカム橋が彼方に望めます。

プラプラデーンの景色 

この先1Kmほどにはプラプラデーン船着場があるはず。
恐らくバスの終点もそこでしょう。
現存する数少ない要塞の一つ、プレーン・ファイファー要塞も近くにあるらしいです。

でもさすがに疲れました(笑)
目的地に定めたプラプラデーンには足を踏み入れたので
もうここで十分です。

時刻は16:00ちょうど。
戦勝記念塔を07:30に出て8時間半が経っていました。


たった300円ちょっとでこんなに素晴らしい旅ができたことに満足です。
トンブリー側の魅力を色々感じることができ、収穫の多い旅でした。

でもこのプラプラデーンの地で、次なる旅の構想も浮かんでしまいました。
いつ実現できるか予想できないので、今のところは秘密で(笑)
でもこの続編となるような旅を考えています!


長々とトンブリー路線バスの旅にお付き合いくださいました読者の皆さま
本当にありがとうございました!


<交通費>
6番バス:7バーツ
ここまでの合計:100.5バーツ


※旅は2008年4月28日(月)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり。


ダーオカノーン~プラプラデーン