タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

2016年08月

シロマブタザルと戯れる アーウマナーウ~空軍基地内のビーチへ![8]

日タイ停戦調印地点記念碑から真っ直ぐの道を
カオ・ロームムアック(ロームムアック山)に向けて進むと、


08_01


年代物の飛行機が展示されているのに遭遇。
さすが空軍基地ですね。

真ん中の飛行機はもしや戦時中に日本から供給されたものでは?
と思い説明を読んだら、

North American T-6A/B/C-/C-/F/G Texan

と。なんだ残念。
1948~1974年に就役していた機体なんだとか。


08_02


さらに自転車を漕いでカオ・ロームムアックの麓まで
到着しました。


08_03


あ、あそこが登山道入口だな。
でも予想どおりに…


08_04


「CLOSED」との表示。

このカオ・ロームムアックは登山道があって頂上まで登れるんですが、
今は祝日の絡んだ連休のみ登山可なのです。だから年に数えるほどですよね。

かつては毎日好きな時に登れたものの、事情を知るタイ人の話によると、
滑落者が出て以来、入山日が制限されるようになったのだそうで…。

事前に今日は登れなさそうだとわかっていたんですが、やっぱり残念。
でも入山可能日でも時間は6:00~16:00に制限されているので、
ちょうど16:00をまわったばかりの今ではどのみち無理なんですが。


登山道入口近くに何やら売っている小屋を発見。


08_05


写真では見づらいですが、タイ語と英語で
「ダスキールトンのエサ販売所」と書いてあるではないですか。

ダスキールトン
とは別名シロマブタザルと言い、
タイ南部に生息するサルの一種。

そう言えば、カオ・ロームムアックにはそのサルがいるとの
情報を見かけたな。

サルはどこにいるんですか?と
販売所のお兄さんに尋ねてみました。

ニコニコしながら指差した先はすぐそばの大きな木。

へ?

とりあえず10バーツ払いエサのトウモロコシを受け取って
木に近付き見上げてみると、


08_06


いた!!

ビニール袋からエサを取り出すやいなや、
カサカサッと葉っぱが擦れる音がして早速現れましたよ。


08_07


手渡しで受け取ってくれた!

まさにシロマブタザルの名前どおり、
目の周りだけ白くて愛嬌満点ですよね。

しかもここのは大人しい性格なので、
こうやってエサを手渡しできるんです。


08_08


母子連れも登場。
子ザルは生後6か月まで毛が黄色なんだそうです。

可愛いので、エサ販売所でもう1袋買い求めたら、
2袋渡してくれました。ありがとう、お兄さん!

でもシャッターチャンスのために、私がサルになかなか渡さないでいたら、
「じらさないですぐに渡してください」と注意されてしまいました。

そっか。じらしたりすると人を警戒するようになってしまう
可能性があるからなんでしょうね。すみませんでした ^_^;)


十分に楽しんだので去ろうとしたところで
家族連れがやってきました。

すると販売所のお兄さん、太っ腹にもなんとエサをカゴごと
渡しているじゃないですか。


08_09


それでこんな光景に(笑)

時間も時間なので店じまいなんでしょう。
いつも最後には売れ残ったエサを全部サルにあげてるのかも。


そんなシロマブタザルへのエサやりスポットから
左へ行ったすぐ近くには、


08_10


カオ・ロームムアックの神様が祀られていました。

とは言っても神様の正体は、アユタヤ時代に中国からジャンク船で
やってきた人物なんだとか。徳があったので97歳で亡くなるまで
住民から尊敬を集めたんだそうで。


これでカオ・ロームムアック空軍基地の主だった見どころは
全て見たので、そろそろアーウマナーウに帰るとしますか。


※タイ人のカオ・ロームムアック登山記を掲示板サイトで
 見かけたのでリンクを貼っておきますね。写真を見るだけでも
 素晴らしい眺望を楽しめますよ。




<旅費交通費>
貸自転車代まだなので:0バーツ
ここまでの合計:1,753バーツ

※旅は2016年5月24日(火)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ファーチョムクルーン

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日タイ停戦調印地点記念碑 アーウマナーウ~空軍基地内のビーチへ![7]

第5航空隊基地内の日本軍上陸モニュメントなどがある一角から
反対側の海岸に出たついでに、海岸づたいにちょっと歩いてみますか。

自転車を適当な場所に止めつつ…


07_01


カオ・ロームムアックロームムアック山)と逆方向、
プラジュアップキリカンの市街地方向に砂浜を進みます。


07_02


ズームで狙ったプラジュアップ市街地。
ロッ・トゥーで通ってきた限りでは、小ぶりで素朴な町な印象です。

右端に見える山は、チョンクラジョック山。
明日、時間があったら寄ってみるとしましょう。


ところでちょうど干潮時なのか、海が干潟っぽくなっていますね。

最も潮が引いている時には、沖の島まで歩いて渡れるんだそうです。
いっちょ試してみますか(笑)


07_03


足を踏み出してみると、ずぶずぶと沈むこともなかったので
行けるところまで行ってみることに。

ずんずん歩いて行くと、


07_04


残念! ここまでか。
完全には潮が引いてませんでした。

向こうの島には何やら祠があるんだそうですよ。


左手を眺めると、


07_05


漁をしている船が沢山見えます。
あれだけの船が出ても収穫があるんだから豊かな漁場なんでしょうね。


さて戻るかと振り返ったら、


07_06


うわぁ、随分歩いて来たんだな ^_^;)


歩いて戻る最中、飛行機の音が聞こえてきました。
この基地所属の練習機のようですね。

上空をぐる~っと周回しています。


07_07


プロペラ機ですね。

カオ・ロームムアック
の前を横切り、高度を落として滑走路上を通過した後、
また上空の周回へと戻っていっています。


砂浜に戻ったので自転車のところまで行こうとすると、
右手から鳥のけたたましい鳴き声が。

変わった鳴き声です。日本にはいない種類かな?

すると、その鳥が飛び立ったかと思うと、
私の目の前スレスレを威嚇してかすめるではないですか!

戻った先をよくよく見ると、


07_08


左の鳥が飛んできたのなんですが、
右手にももう一匹いるではないですか。

きっと巣があって卵を温めているんでしょうね。

邪魔してすみません ^_^;)
足早に去ります。


そうこうしていたら先ほどの練習機が
いよいよ高度を下げてきました。


07_09


滑走路に着陸で~す。


自転車に再び跨り今度はカオ・ロームムアックに向かおうと
ペダルを漕ぎ始めたところ、


07_11


なにやらまだあるのを発見。

線香が何本も立っているようなオブジェの前に
英語、タイ語、日本語で説明が書かれてますよ。
日本語の部分を文字起こしすると、

 停戦条約署名場。仏歴 84年
12月9日において、激戦終了33時
間後、両方の軍が整列し、お互いに
銃剣と侍刀を交換した後、この場で、
停戦条約の締結を行った。
(原文ママ)

ほう、カオ・ロームムアックに籠って抵抗を続けていたタイ軍に
政府からの停戦命令電報が郵便局員の手で届けられた後、
この場所で停戦の調印が行われたんですね。

位置は、


07_10


奥に聳えるカオ・ロームムアックから真っ直ぐ伸びた道の角。
グーグルマップでもお知らせしておきます。

山から出てきたタイ軍と空軍施設を占拠した日本軍が
ここで向かい合った光景が想像できそうです。

この道の左側には、先ほど見た日本軍上陸の巨大石版モニュメントが
あるんですよ。


さあ、この道を進んでカオ・ロームムアックの麓まで行ってみましょう!




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ここまでの合計:1,753バーツ

※旅は2016年5月24日(火)に行いました。

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日本軍上陸モニュメント アーウマナーウ~空軍基地内のビーチへ![6]

宿泊ホテル「ファーチョムクルーン」の横から海沿いの道で
空軍施設ゾーンとロームムアック山麓へ行ってみることにしましょう。


06_01


右手はこのとおりビーチなんですが、
このあたりで海水浴をしている人影は皆無ですね。
禁止なのかな?

ふとその近くに看板が建っているのが目に留まりました。


06_02


奇跡の双頭ヤシの木

へ?


06_03


あー、確かに上の方で2本に分かれてるけど、
これって珍しいことなんですか? まあいいか ^_^;)


さらに自転車を漕いで行くと前方に


06_04


検問が出現。
ほう、空軍管理地域内なのにさらに検問があるのか。

「国民身分証」と検問の若い憲兵さん。

外国人です。

「パスポート」

はい、これです。

受け取って預かりながら
「何をしに行きますか?」と。

景色を見に行きます。

で通してくれました。

かなり走ったところで大声で呼ばれた気がしたんですが、
戻るのが面倒なので聞こえないふり~(笑)
たぶん通行許可証兼引換証を渡し忘れたんでしょう。


滑走路の端をかすめつつ海岸沿いをひたすら漕いで行くと


06_05


↑歴史公園

との看板が見えたのでそちらへ進んでみますか。

すると、


06_06


写真で見たことがあるぞ。
見事な巨大石版の彫刻ですね!
場所はここ(グーグルマップ)

1941年12月8日未明の日本軍奇襲上陸時の様子が刻まれています。

左端から
・タイ国旗を掲げたタイ軍
・旭日旗を掲げて上陸する日本軍
・タイ国旗を振り機関銃で迎撃するタイ軍
・飛行機へと走るタイ空軍パイロット
・左をタイ軍、右をタイ人住民に挟まれた日本軍

が描写されています。


06_07


石板モニュメントの手前には、タイ語・英語・日本語併記の
説明板もありました。日本語は、

石浮き掘り絵。この第5航空団歴史庭園における石彫り浮き絵は、仏歴
84年12月8日の英雄の勇敢な行為を思い出すために、60トンの緑砂岩を用いて
作られたものである。表の絵には、日本軍による上陸との対戦を表す。裏の絵
には。停戦条約の締結を表す。
(原文ママ)

誤字があったりでこなれていない日本語ですが、
意味は通じますね。

しかしこの時しっかり読まなかった私は、裏面に
停戦調印式の模様が描写されていることに気付かなかったんです。
またしても詰めの甘さが出てしまいました -_-;)


近くには、


06_08


1941年12月8日の英雄碑」も。

足元にあるのはサーフボードに見えて首をかしげたんですが、
たぶん飛行機のプロペラを模したんだと思います。

ちなみに左手奥の木造建物は、第5航空隊の歴史を
展示したミュージアムとなっています。
でも開館は週末のみ。今日は見学できません…。

さらにその背後に聳える山が、タイ軍が住民とともに
最後までねばって籠城したカオ・ロームムアック(ロームムアック山)。


英雄碑の男性の向かわんとする先には、


06_09


トーテムポール状の「犠牲者氏名碑」が建っていました。
恐らくタイ側で死亡した42名の名が刻んであるんでしょう。


この碑のすぐ先はもう、


06_10


海岸です。

カオ・ロームムアック
は陸繋島になっていて、
繋がった砂州の部分に滑走路や空軍施設があります。

で、アーウマナーウ(マナオ湾・マナオビーチ)はその砂州の南側の海岸。
目の前の海岸は砂州の反対側、つまりプラジュアップ側の海岸になります。

1941年12月8日に、二手に分かれた日本軍が
ここからも上陸したに違いありません。




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ビーチ沿いの店 アーウマナーウ~空軍基地内のビーチへ![5]

アーウマナーウの貸自転車屋に辿り着きました。


05_01


どうやらこの店だけみたいですね。

すみません。自転車を借りたいんですが。

「何時間ですか?」

いかにも南タイの人という風貌の男性がニコニコと
穏やかに尋ねてきました。

3~4時間です。

奥から状態の良さそうな自転車を探して持ってきたかと思うと、


05_02


やおらブレーキケーブルを取り外して新しい物に交換し出しました。

職人気質が信頼感満点です ^^


05_03


これが借りた自転車!

時間は14:55だったんですが、15:00からで計算すると
言ってくれました。ありがとうございます。

では出発~!


05_04


ビーチ沿いの道を南へと走って行きます。

さすが平日。お客さんがいないようでビーチに立ったパラソルが
全てたたんでありますね ^_^;)


05_05


右手に「土産物販売センター」なるところを発見。
ちょっと見てみますか。


05_06


お、アーウマナーウのご当地Tシャツだ!

感じの良いおばさんの店主さんからご当地Tシャツと
海水浴用に短パンを購入。


さらに南へと自転車を走らせると、


05_07


これがフードコートか!

大きいですね。ここも平日なので閑散としてますけど、
週末は結構賑やかなのかも。

さらに日帰り客用の有料シャワー&更衣室を挟んだ先にも、


05_08


フードコートがもう一つ!

こっちは半分がオープンエアになってます。
どちらも平日だと営業している店が少ないんですねぇ。


もう少し先まで行ってみると、ビーチ側に


05_09


こんな記念写真撮影用モニュメントが。

右のタイ文字はアーウマナーウ(マナオ湾、マナオビーチ)と
書いてあります。


ここで折り返して、宿のファーチョムクルーンまで戻ってきました。
さらにその先のビーチ沿いの道路へと進みます。


05_10


空軍基地施設や正面に見えるカオ・ロームムアック(ロームムアック山)の麓まで
行ってみようと思います!



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ここまでの合計:1,753バーツ

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