タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

2016年04月

タイ海軍の父像がここにも チャチューンサオの海上寺院へ![11]

金色に輝くワット・ホントーンの阿羅漢舎利塔を
最後にもう一度眺め、階段を下りて戻ることに。


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2階の下り階段脇には、スコータイ王朝のラムカムヘン王の肖像画が。
最初どなただか分かりませんでした ^_^;)


11_02


階段の途中から1階を見下ろします。
結構広々としたつくりですよね。


外へ出て、上で見下ろした時に気になったものを見に
海側へ回ってみると、


11_03


あった。
これは軍艦を模してますよね。


11_04


やはりそうだ。
タイ初の近代軍艦プラルアンだな。

そして後ろに立つ銅像は、


11_05


チュムポーン親王に違いないです。

正しくはクロムルアン・チュムポーンケートウドムサックという名の
チュムポーン親王(1880年生~1923年没)は、「海軍の父」と呼ばれるお方。

この1日旅シリーズに何度も登場していますが、おさらいすると…、

ラマ5世の28番目の男子として生まれ、13歳から6年間渡英。
海軍大学などで学び、帰国後は海軍の近代化に尽力しました。

パークナムの海軍博物館で見た、軍艦プラルアン(銘板のみですが)も
このお方がイギリスで購入し、自ら艦長となりタイまで航行させてきたんだそうで。

さらにタイ伝統医療にも通じていて、民衆に自ら無料で施術されたとか。

そんなこともあってタイ国民から親しみを持って敬われ、
とくに沿岸部にはチュムポーン親王廟が多くあります。
海の守り神的な面もあるのかも。


お次は隣の仏堂へ。


11_06


こちらは赤がこれまた金色と空の青さに映えて綺麗ですね~。


11_07


北側の入口からお堂内へ。


11_08


仏像と壁画が立派なのですが、
私は「これでもか!」と言わんばかりに並べられた
扇風機の大群に目を奪われてしまいました ^_^;)


もう一度外へ出て、名残惜しく海を眺めます。


11_09


あれは漁船ですよね。
いつかあんな船に乗せてもらって海を見てみたいなー。

ふと視線を手前に落とすと、


11_10


金色のお墓には「売約済み」との文字が。さらに携帯番号まで。
転売目的の財テ…、おっと、そんなことはきっとないですよね(笑)




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:140バーツ

※旅は2015年11月19日(木)に行いました。

<参考>
"พระเจ้าบรมวงศ์เธอ พระองค์เจ้าอาภากรเกียรติวงศ์ กรมหลวงชุมพรเขตอุดมศักดิ์"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


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ワット・ホントーンの阿羅漢舎利塔 チャチューンサオの海上寺院へ![10]

階段を上ると目の前に金色の仏塔が!


10_01


ワット・ホントーンの海上に建つ建物の3階部分になります。

仏塔の周囲をぐるっと回って南側に出ました。


10_02


なんとも素晴らしい眺望ではないですか!


ちなみに並び立つ小さな金色の塔は、

お墓です…。
海の上のお墓というのも初めて見ましたよ。

そんな塔の間を失礼して海を眺めてみました。


10_03


ずっと先まで水深が浅そうなのが分かりますね。

真下の1階部分に何やらあるのに気付きました。
あとで見に行ってみますか。


この位置から仏塔を振り返ります。


10_04


快晴の青空に金色が映えて見とれてしまいました。

さらにぐるっと歩いて仏塔内への入口発見。


10_05


お邪魔しまーす ^_^;)


10_06


ちょっと想像と違った雰囲気に感じるのは、
壁画や天井画のタッチがどことなく西洋画風だからですかね。

で、この時は知らなかったのですが、中央のガラスケース内には、
阿羅漢の骨が収められているんだそうで。

阿羅漢とは、タイなどの南伝仏教では修行者の到達しうる最高の位。
タイ語でもアラハン(อรหันต์)と言います。

で、その阿羅漢に達した高僧の骨=阿羅漢舎利は、
お釈迦様の骨=仏舎利と同等に扱われるのです。

ということは、ここは最高にご利益のあるところということなんでしょう。
しかも海上に阿羅漢舎利を納めた世界初の場所なんだとか。

事前に知っていれば、もっとしっかりお参りしたんですが…。


仏舎利塔ならぬ阿羅漢舎利塔内を出て、北側を眺めてみます。


10_07


さっきも見えた建設中の高いビル?塔?が、
やはりロケット発射台みたいに見えますね。

しかもどうやらエレベーター完備のようで。

右端に長く続いているのが、歩いてきた橋です。


この海上部分全てがかつては陸上で、
ワット・ホントーンの所有地だということですか。


ワット・ホントーン阿羅漢舎利塔の地図




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:140バーツ

※旅は2015年11月19日(木)に行いました。

<参考>
"ความเป็นมาของวัดหงษ์ทอง"
『タイ日大辞典』冨田竹二郎,めこん,1997年

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


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ワット・ホントーン チャチューンサオの海上寺院へ![9]

ワット・ホントーンの海上に建つ仏塔までの橋を進んでいると、
途中右手に、建設中の高い塔へ抜ける通路が。

そちらから仏塔の建物を眺めてみますか。


09_01


浅瀬とは言え、まさに海上寺院!


しかし何故わざわざ海上に建てたのかというと、
やはり深いワケがあったのだそうで。

ここホントーン集落一帯は元々、有明海の干潟みたいな泥地で、
住民はもっとも近い寺までお参りに行くのに、毎回数キロも
膝の高さまでもある泥の中を歩いて行かなければならなかったのだそうです。

1967年、村長が用地を寄進すると口約束したことを受け、
クローンダーンワット・クローンダーンが寺の出張所のような
施設をこの地に設けました。
住民にとってはようやく寺への参拝に行きやすくなったのです。

が、その後、施設の建つ土地を含む周辺の土地が
丸々民間企業に売却されてしまいました。

そこでホントーンの集落長が中心となり、
民間企業から土地を買い取る交渉に東奔西走し、
遂には土地を売却してもらえたのでした。

宗教局から寺としての認可も下り、
仏教局から「ワット・ホントーン」の名ももらえ、
ようやく「寺」として土地も地位も安定。

そこで集落長は職を辞して出家する決心をします。
6年間の巡礼修行の間にワット・ホントーン住職が逝去すると、
ホントーン集落住民からぜひ住職にと招聘を受けます。

1991年、ワット・ホントーン最大の功労者である元集落長が
住職となりました。


住職となってこの地に戻ってみて驚いたのは、海の浸食により
寺の所有地面積が3分の1ほどになってしまっていたこと。

そこで堤防を自ら作った上で、地券(土地登記証)上の
寺の所有地である海上に寺を建てたのでした。

さっき大勢の人が集まっていた建物は1998年、
この左の仏塔は1999年、右の仏堂は2005年の落成です。


奇をてらって海上に建てたわけではなかったんですね。
あくまでも、ここは当寺の土地なんだということですか。


橋に戻ります。ふと見上げると、


09_02


赦すことは、他人に自覚させることができる。
復讐は、他人の恨みを一層買うことになる。

との標語が。
さすがお寺です。

私が気付いたのはこれが最初でしたが、
いくつも標語が貼ってあるようですよ。


09_03


風鈴の音色に包まれながら、
サンダルを脱ぎ、仏塔に入ると、


09_04


まず正面に仏像が。

私も座り、参拝しました。


09_05


左手の階段で上がった2階にも


09_06


仏像があり、ここにもまた参拝している人々が。
ずっと座って熱心に拝んでいます。

この階には仏像以外に王族の肖像画もあるのですが、


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国王夫妻の肖像画の間から外へ出てみますか。


09_08


気持ちいいーー!!


なんて穏やかな海なんでしょう。

さっきはチョンブリーの町を望むことができましたが、
さらに遠くにも町を発見。


09_09


きっとシーラチャーだな。
まだ行ったことがないんですよね ^_^;)


仏塔にはさらに上があり、


09_10


綺麗に磨かれた木の階段で3階へと登って行くと、


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おぉっ、仏塔がお出迎えです!




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海上寺院への橋 チャチューンサオの海上寺院へ![8]

大満足だったシーフードレストラン「クルア・バーンタウィー」での
ランチを終え、いよいよ海上寺院ワット・ホントーンへ向かいます。


08_01


時刻は、12:52。

ひときわ目を引く建設中の高いビルというか塔というかに向けて
コンクリートの橋が伸びてますが、直感的にあっちではないと感じた私は
手前を左に入り込んでいきました。


08_02


あった。どうやらこっちのよう。
他の人たちもこの道へと進んでいます。


08_03


正解だったようで~。

歩いて行くと、


08_04


もうここから海の上なんですね。

最初の建物に吸い込まれるように入ると、


08_05


大勢の人たちがお供えグッズを手に集まっています。

眺めていたら僧侶が列をなして正面に登場。

まずい。
このままいたら中座するわけにいかなくなりそうなので
慌ててさらに奥へと出たのでした。


08_06


するとちょっとした広場になっているその先に、
金色の仏塔が見えてきましたよ~。

仏塔まで続く橋の欄干は、


08_07


仏法の守護神、ナーガになっています。

頭の数は7つがポピュラーなようですが、
ワット・ホントーンのは9つありますね。


08_08


橋を渡りつつ左手を眺めると、


08_09


ちょっと霞んでいますが、向こうに小さめな町が見えるのに気付きました。

方角からして、チョンブリーの町に違いありません。
直線距離で15kmほど、ここから車で行くと35km離れています。


さらに目を沖の方に向けると、


08_10


島がいくつか見えてますね。

きっとあのどれかがシーチャン島のはず。
そのうち行ってみるかな。


08_11


橋の屋根に無数にある風鈴の音色に包まれつつ、
海風を感じながら涼しい気分に浸って橋を渡っていきます。




<旅費交通費>
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ここまでの合計:140バーツ

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