タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

2015年09月

ラートチャドー百年市場に辿り着けず スパンブリーのコウモリ寺へ[1]

以前スパンブリーを旅した時、ソンテオを乗り間違えて
かなり北のはずれに連れて行かれたことがありました。

帰ってからその道程を調べてみたところ、
面白いお寺を発見したんです。

なんと、昼間から大きなコウモリがウジャウジャ棲息しているんだとか!

その寺と、まだ行き残している百年市場もあわせて
旅をしてみるかなーと思い立ったのでした。

決行日は、2015年2月23日(月)。


まずは戦勝記念塔駅南側、センチュリーの北側にある
ロッ・トゥーのターミナルへ。


01_01


スパンブリー行きのカウンターでチケットを買い、
案内された車両へ。 08:03発車です。

乗客3人だけだけど、元取れるのかな?


途中、ガソリンスタンドでの給油休憩でトイレに行ったついでに
ブラブラすると、


01_02


カオニャオ・マムアン(マンゴー+もち米ライス)の屋台が。
そういえばスパンブリーってマンゴーの産地ですもんね。

でもここはまだアユタヤ県かもしれませんが ^_^;)


01_03


終点のスパンブリーワット・プラサートトーンに到着。
09:39だから、所要時間1時間半ほどですね。


01_04


表のムーンハーン通り(ถนนหมื่นหาญ)に出ると、
右角にはスパンブリー名物スポンジケーキの
有名店「エーカチャイ」があります。以前訪れたなー。

店頭に立っているノボリをよくよく見ると、


01_05


「マル ケーキ」なる日本語が!
スパンブリーでまで日本語にお目にかかれるなんて嬉しいじゃないですか。

「タイ・スイーツを包んだソフトケーキ」で新商品とのこと。
味は3種類あるようですが、新たなスパンブリー名物になりえるのか!?


朝食がまだなので適当な店を探して通りを東へ歩いて行くと、


01_06


「ジョーク・モーディン」(土鍋粥)との看板を掲げた食堂発見。

土鍋なんですか? と店のおばちゃんに尋ねると、そうだと。
面白そうなので入ってみますか。


が、持ってこられたのは…


01_07


土鍋じゃないじゃん!(笑)
まぁ美味しかったから許します。

66バーツ也。
高くないか? -_-;)


さて、まずはこの辺りで行き残したラートチャドー百年市場
向かうとしましょう。

以前スパンブリーに来た時に「ラートチャドー」と表示のある
ソンテオを発見したんですよ。その乗り場に向かうと、


01_08


あ、これだ!

発車しようとするソンテオの運転席へ走り寄り、
ラートチャドーへ行きますか? と尋ねると、

「行けません」との返事。

えっ? でも車体には「ラートチャドー」って書いてあるじゃん。
私の発音が悪くて聞き間違いしたのかも。
いいや。乗っちまいましょう。

時刻は、10:00ちょうど。

乗り場をグーグル・ストリートビューでお知らせしておきます。
写っている「パーモーク スパンブリー」(ป่าโมก สุพรรณบุรี)
と書かれたソンテオがそうです。


01_09


なーんもない国道329号線をひたすら東へ疾走していきます。


スパンブリー県
アユタヤ県の県境辺りでおもむろに左折。
細い路地に入り込んでいきます。


01_10


どうやら集落に立ち寄るみたいですね。


再び329号線に出てまもなく、お寺の前で停車。
ここで乗客がわさわさと降りて私一人に。

すると運転手さんがやって来るではないですか。


「この車はこの先の白いビルで終点なんですよ。」

えっ、ラートチャドーって書いてありますけど行かないんですか?

ラートチャドーに行くのは朝と夕方の2便だけです。」


なんと、そうだったのか!!


「だから行かないって言ったじゃないの!」

と助手席の奥さんらしき女性が叫んでいるのが聞こえました。
気が強そうだな。うぐぐ。


じゃぁ、スパンブリーに戻ります…。

「いったん降りて反対側で待っていてください。」
と運転手さん。


01_11


時刻は、10:36。

がーーーーん _| ̄|○


この寺は、ワット・ナークー(วัดนาคู)。場所はここです。
グーグルマップで調べると、
ラートチャドー百年市場まで7.5kmあります。

さすがに歩くのはキツイですもんね~。
今回は潔く諦めていつか再チャレンジしますか。


反対側の木陰で待っていると、


01_12


さっきのソンテオがやって来ました。

バツが悪い気がしつつ、また乗り込みます。
10:54。

帰りの便はさっきの路地に入っていかずに代わりに


01_13


スアンドゥシット・ラチャパト大学スパンブリー・キャンパス
入り込んでいきました。

が、乗降客なし。すぐに発車します。


01_14


で、元の乗り場に戻ってきました。
時刻は、11:39。


珍しく大失敗しちゃいました(笑)
メインの目的地へ向かうとしましょう。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
ソンテオ(往復で):50バーツ
ここまでの合計:170バーツ

※旅は2015年2月23日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ラートチャドー

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ラムイントラ・ゴーモー2市場 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[最終回]

バンケーン虎神の祠での願掛けを済ませ、
向かいのセブンイレブン前で帰りのソンテオを待っていると、


11_01


うわっ、いきなりやって来た。
待って~!!

なんとか止まってくれました ^_^;)
時刻は17:36。


このソンテオはどうやらサパーンマイインジャルーン市場
ラムイントラ・ソイ19ラムイントラ・ゴーモー2)を
結ぶ路線のようです。

インジャルーン市場
と言えば、かつてプラカノン船着場と結ぶ
水上バスがあったんですよね。いつの間にか廃止になってて残念。


ラムイントラ・ソイ19
の入口で下車。


11_02


時刻は、17:42。

そのままラムイントラ通りからソイ21に入って折り返しで
サパーンマイまで行くようで。

私はラムイントラ通りを歩道橋で渡ります。


11_03


ん? 向こうのソイの上に看板があるぞ。
見にくいですが、スーンガーンカー・ラムイントラ
訳すとラムイントラ・ショッピングセンターと書いてあります。

行ってみるか。


ソイ入口から人の流れについて入っていきます。


11_04


えっ、なぜこんな細い路地をみんな歩いてるんだ?
構わず入り込むと、

11_05


ほぉ、広いところに出たではないですか。
なかなか賑やかですね。

さらにここを突き抜けて奥へと進むと、


11_06


なるほど!
中心に市場があるのか!

どうやら、ラムイントラ・ゴーモー2市場というようです。
150番バス車掌さんに連れて行かれた
ラムイントラ・ゴーモー7市場とは規模も活気も段違い。

それよりも横に停車中の赤いソンテオが気になります(笑)


11_07


前面にも後部にもラートプラーカオ(ลาดปลาเค้า)と。
横のラートプラーカオ通りを南下していく路線ってことか。


ついでだからラムイントラ・ゴーモー2市場内にも。


11_08


この雰囲気いいですね~。


ところでちょうどいい時間なので夕食を
ここで済ませて帰ろうかな。


11_09


食堂や屋台を探して歩くと、


11_10


SUKI の I の上にハートが乗った看板の店が。
料理の「スキ」と日本語の「好き」をかけてるんですかね。

日本語できるのかな?
と興味を持ったので、ここで食べることに。

店のご夫婦は、私が外国人だとすぐにわかったらしく
英語で話しかけてきます。なんだ、日本語できないのか(笑)

注文したのはもちろん、


11_11


スキ。45バーツ也。
それと近くの屋台のマンゴージュース。

どちらも美味しいけど、
マンゴージュースの味とボリュームに感動!
このサイズでたったの25バーツですよ。

そんなマンゴージュースで至福なひと時を過ごしながら、
今日1日で訪れた宝くじにご利益のある5大スポットを
思い返してみます。

メー・ナーク廟
キングコブラ母子廟
二哥豊廟
ムアントンタニー爺婆の祠
バンケーン虎神の祠

考えてみたら一つも仏教のお寺がないんですね。
みんな土着信仰の祠か亡くなった人・生き物を祀った廟でした。

タイ人にとってこれらは現世利益をシンプルに祈願する対象として
仏教とは別に存在意義があるのかなと考えてみたり。


さて、帰りますか。

ラムイントラ通り
沿いのバス停まで戻り、
やってきた26番バスに乗車。

時刻は、18:15。
戦勝記念塔までと告げます。
17バーツ也。


が、ラートプラオ五差路を過ぎたところで気が変わって、
BTSモーチット駅下で下車することに。


11_12


19:02。
もう日が落ちて暗くなり始めていました。

朝8時にサイアム駅スタートだったので
11時間かかった今回の旅もこれにて完結です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!


おっと忘れるところでした。
せっかくなので日本帰国後すぐに宝くじを買ってみたんですよ。
地域医療等振興宝くじってやつ。


結果は…





はずれ(笑)


敗因を考えてみたんですけど、

・二哥豊廟とムアントンタニー爺婆の祠でお供え物をしなかったから。
・普通はお供え物を手にしたまま願掛けしてからお供え物を供えるのに
 私はお供え物を供えてから願掛けしたから。
・日本語で願掛けしたから。
・そもそも日本の宝くじにはご利益がない?

てなところでしょうか。

今回は私が人身御供になったので(笑)、
みなさんは参考にしてぜひ失敗しないように願掛けをなさってください。
幸運を祈っております ^^


パワースポット巡りに味をしめた私は
後日また違う趣向で巡ったんですが、
それはまたいつぞやの機会に綴ろうと思います。

次回は珍しく大失敗したスパンブリー方面の旅を
軽くお届けする予定です。




<旅費交通費>
ソンテオ:8バーツ
26番バス:17バーツ
ここまでの合計:286.5バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<今回の旅の参考記事>
タイラット "ไทยแลนด์โอนลี่? ทัวร์แหล่งบนบาน ศาลกล่าว ไขความลับได้ดั่งใจ"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり

Km2市場

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バンケーン虎神の祠 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[10]

150番バスの車掌さんに間違えて連れて行かれたお陰で
時間をロスしましたが、ようやく本来降りたかった
ラムイントラ・ソイ19入口に辿り着けました。


10_01


宝くじにご利益のある5大スポットの5か所目は
この奥にあるんですが、事前にネットで情報収集したものの
交通機関の情報が全く見当たらなかったんですよ。

したがって最後の手段、「徒歩」発動です(笑)
距離1.6km、20分程度ですから 大したことありませんが。

意気込み十分でソイを歩き始めると右手に


10_02


あれ、ソンテオ?

ちょうど走り出そうとしていたところを運転手に
サーン・ジャオポースアへ行くか尋ねたところ、
頷くではないですか!

ソンテオ路線があったのか!
タイ人も知らない大発見だ!!

と一人大喜びしつつ乗車。
時刻は、17:12。

と言っても地元民はもちろん知ってるわけですけど ^_^;)


ソイ19
を出てラムイントラ通りを東へ少し走ったソンテオは、
隣のソイ21に入って直進。

車内には「この車はラムイントラ・ゴーモー2行きです」と。
ほぉ、ソイ19は2km地点なのか。

それを前もって知っていれば150番バスの車掌さんに
遠くまで連れて行かれずに済んだんですね -_-;)


何度か曲がった後、iPhoneのマップで場所を確認してブザーを押します。


10_03


四つ角のセブンイレブン前で下車。
運転席で運賃8バーツを支払います。

時刻は、17:21。


結構車の通りが多い路地ですね。

セブンイレブン前まで歩いて反対側を眺めます。


10_04


あそこがサーン・ジャオポースア・バンケーン(ศาลเจ้าพ่อเสื้อบางเขน)、
訳すなら「バンケーン虎神の祠」です。

場所はここ(グーグルマップ)。

辻に立つ祠…。いかにもお地蔵さんが立ってても
おかしくない日本っぽい風景で、妙に親近感が湧くではないですか。

が、お地蔵さんの代わりにあるものはその名のとおり、


10_05


トラ、トラ、トラ!

脳裏にイメージした日本の原風景が吹っ飛びました。


10_06


2つ並んでいるうちのこちらの祠には
サーン・プースアサミンプラーイ(ポースア) ศาลปู่เสือสมิงพราย (พ่อเสือ)と。

プースア・サミンプラーイ(サミンプラーイ)とポースア(ジャオポースア)は、
どちらも虎神を意味するので同じ存在を指していると考えて良さそうです。
爺婆の祠ほどではないものの、ここ以外にも多くの祠で祀られています。

ただ、2つの系統の伝承があるんですよ。

一つは、昔北タイの山中にいた呪術に長けた仙人の名というもの。
なんでも空中を歩け、どんな人にも虎にも猫にも自由に変身でき、
透視能力まであったんだとか。昔の叙事詩や小説にも登場しています。

もう一つは、虎の神というか霊・妖怪のような存在。
人を食べる獰猛な虎で、人を食べれば食べるほど
その魂を体内に取り込みパワーアップするのだとか。

また人が獣法を習得し呪術を使って虎神になることもでき、
その場合は、やはり人を食べることで完全体になるのだそうで。

現代ではそこまでして虎神になるメリットがないため、
虎神絡みの呪術はお守りに虎神の霊を取り込むことにのみ使用とか。

…というのが一般的な伝承です。
(タナーオ通りのサーンジャオポースアはまた別の由来ですが。)


祠左手のおばちゃん2人のいる売店でお供えセットを購入。


10_07


線香は7本だっかた9本だったか忘れちゃいました ^_^;)
あとロウソクと花飾り。

お供えして願掛けします。

もう一つの祠にも。


10_08


奥にはおじいさんの像が3つ立ってますね。
上記伝承一つめのほうの仙人かな?

でも実はここに祠が建てられた経緯はちょっと変わっているようなんです。

この付近は都有地で交通事故車の保管場所だったんだとか。
で、そんな事故車の中で泣いている人の霊を見た人が現れたりしたので、
とあるおじいさんが木造の祠を建てたのだそうです。

でも今の場所から電柱2本離れた場所で祠の名前もなかったんだとか。

その後、住民がソンテオ乗り場にしているこの交差点角に移して
祠兼あずま屋にしようと建設を始めたところ、
土中からプラスチック製の虎の置物が2つ出てきたのでした。

それでサーン・ジャオポースア(虎神の祠)にしたということ。

歴史があるのかと思いきやプラスチック製じゃ最近のことですね ^_^;)

しかしその後宝くじ当選の願掛けをここでした人が相次いで当選!
バンコク中に名が知られることとなったのでした。


10_09


当たるのかな。
素直に信じてみますか。

そうそう、ここは宝くじ当選以外に
厄除け、旅行安全、事業安定、商売繁盛
にご利益があるそうです。


よし、これで5か所全て1日で巡ったぞ~!




<旅費交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:271.5バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
doolekded.com "ตามหวยเด็ดศาลเจ้าพ่อเสือบางเขน"
๙ มหาเวทย์ "ปู่เจ้าสมิงไพร (ปู่เจ้าสมิงพราย)"
TumnanDD.com "เสือสมิง"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

バンケーン虎神の祠

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車掌に違う所で降ろされるの巻 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[9]

ムアントンタニー爺婆の祠を見たので、
宝くじにご利益のある5大スポットは、残る1か所のみ。

一番厄介な場所にあるところを最後に残したんですけどね。

向かう前にトイレを借りるか。


09_01


IMPACTの物凄く立派な施設に入って拝借。
冷房がガンガンに効いてて寒いです ^_^;)


ロッ・トゥーを下車した反対側のバス停で待っていると、
166番バスがやって来ました。

時刻は15:17。


09_02


とりあえずパーククレットまで行きますか。
10バーツ也。

スコータイタンマティラート大学
前に寄り、
表のジェーンワッタナ通りに出たところで
気が変わって下車することにしました(笑)

15:22。

ここで待ったほうが早いだろうと。
150番バスに乗り継ぐんです。


09_03


暫く待ってようやく姿を見せました。
15:44。

ピンボケですみません ^_^;)

乗り込んで車掌さんに行き先を告げます。
ラムイントラ・ソイ19です。

「どの辺り?」

えっ? そう言われても行ったことがないもので。
サーン・ジャオポースア
(虎の祠)に行きたいんです。

「サーン・ジャオポースアね? ゴーモー7って言うのよ。16バーツ」

ゴーモー7と言うのは「7Km地点」という意味。
ラムイントラ通りの起点からの距離なんでしょうね。

分かりました。車掌さんの言うことを信じましょう!


が、iPhoneのマップで現在地をチェックしていると、
ラムイントラ・ソイ19を過ぎたような…。
いや、きっと他にサーンジャオ・ポースアへの行き方があるんでしょう。

あ、あれ? 大通りとの交差点も過ぎたぞ。
車掌さん、絶対勘違いしてるな。
もういいや、車掌さんが連れて行きたいところまで
とことん付き合ってやる -_-;)


「ここよ。ゴーモー7」

あ、ありがとうございます…。
促されて下車。時刻は16:15。


09_04


目の前には何やら入口がポッカリと口を開けて
待ち構えているではないですか。

名称が剥がれ落ちてて判読できないのですが、
ラムイントラ・ゴーモー7市場」と書かれていた様子。

その名のとおり、内部は


09_05


ラムイントラ通りに沿った細長い市場でした。

すみません、この辺りにサーン・ジャオポースアはありますか?
と市場の人に聞いてみると、

「知らないな。なぁ、知ってるか?」

隣の物売りも知らないと。


市場の端まで歩いて解けましたよ。
車掌さんはどうやら、


09_06


この虎の置物店を車窓から見てサーン・ジャオポースアだと
誤解していた可能性大 -_-;)

やってくれましたね、車掌さん。
もう笑うしかないわ(笑)

そうとなったら正しい場所まで戻りましょう。


09_07


うげげ、この渋滞の中を進むしかないのか (T_T)

なかなかバスが来なくて15分ほど待ったところで、
156番赤バスが登場。とりあえず乗っちゃえ。


09_08


するとです。途中で左折してプラディット・マヌータム通り
かっ飛ばして行くじゃないですか。そっちじゃないよ~!!

ブザーを押すもなかなか停車してくれず、
かなり遠くまで連れて来られてしまいました。


09_09


踏んだり蹴ったりだ _| ̄|○

時刻は、16:44。
とぼとぼと歩いて戻ります。


すると右手に、


09_10


ん、ナイトマーケットかな?


09_11


スパイダーマンの佇む看板に
タラートナット・リアップドゥアン(ตลาดนัดเลียบด่วน)、
訳すと「高速道路沿いマーケット」と書かれてますね。

英語で LIAB DUAN NIGHT MARKET
毎日営業(祝日も休まず)とも。

場所はここです(グーグルマップ)。

どうやら2013年オープンで、
毎日17時頃からやってるようですよ。

知らんかった!


さらに歩いてもうすぐ交差点に戻れるぞというところで、
高速道路の下に何やら発見。


09_12


OTOPって看板が見えますね。

近付いてみると、
The Avenue Ramintra と書かれてました。

OTOP(一村一品)製品のマーケットで、
飲食、服飾品、ハーブ、77県特選品、サラブリー関係
の6つのゾーンから構成されているようで。

何気なく入ってぶらぶらとブースを覗いて歩いていると、
警備員が飛んできて「カメラをカバンにしまってください」
とややキツイ口調で言ってきました。

写真撮るほどの物なんて見当たらないのに。

タイって手工芸品からルークチュップのような手作りスイーツまで
写真を撮られるのを嫌がる場合がままありますよね。
きっとデザインを盗まれるとでも思ってるんでしょう。

でもデザインを盗んでまでして商売したい人は、
実際に商品を買って研究しますって。アホくさ。

見る気が失せたのでさっさと歩いて
ラムイントラ通りの交差点に戻りました。


09_13


左に歩いたところにあるバス停から
最初にやって来た95番バスに乗車。

時刻は、16:59。
無料バスだ。ラッキー。

iPhoneのマップで場所を確認して下車。
BIG C Extraの目の前でした。

しまった。もう一つ先のバス停で良かったみたい。
またやってしまった -_-;)

とぼとぼ歩き、


09_14


次のバス停に到着。
あの歩道橋を渡った向こうがラムイントラ・ソイ19です。

やっとスタート地点に立てる!




<旅費交通費>
166番バス:10バーツ
150番バス:16バーツ
156番バス:6.5バーツ
95番バス:0バーツ
ここまでの合計:263.5バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

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つづく

ラムイントラ

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ムアントンタニー爺婆の祠 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[8]

IMPACTムアントンタニー横の道を東へ少し歩くと到着しました。

宝くじにご利益のある5大スポットの4か所目、
ムアントンタニー爺婆の祠 です。

じゃ~ん。


08_01


シマウマだらけ!!


08_02


横にはサーン・ターヤーイ ムアントンタニー(ศาลตายาย เมืองทองธานี)
訳すと、ムアントンタニー爺婆の祠
との看板が立っているので分かりやすいですね。

っていうか無数のシマウマがイヤでも目を引くので
迷うことはないと思いますが(笑)

場所は、ここです(グーグルマップ)。


ここに限らずなぜシマウマを奉納するのかは諸説あります。

以前ナコンナーヨックの陸軍士官学校内にあるクンダーン廟
訪れた際にも書きましたが、本来は馬を奉納したいところが、
馬の像は売っていなかったり高価だったりで、庭の置物用に
ホームセンターなどで売られていたシマウマを代用したのが始まり
という説が有力なようです。

なぜ馬を奉納するのかは、祀られた人物が馬に跨って活躍したから、
または祀られた神様の移動手段や下僕として奉納するからと
いったところのようです。

シマウマを奉納する理由のもう一つの説には、
タイ語のシマウマ「マーラーイ ม้าลาย」は、
横断歩道「ターン・マーラーイ ทางม้าลาย」(シマウマの道)
と同じことから、交通事故の多いところに建てた祠に
交通安全祈願のシンボルとして奉納されたというのもあります。


08_03


ゴタクはいいから入ってみますか。


08_04


大理石かな? どんな意味があるんでしょうね。

その先に、


08_05


タイの伝統家屋様式の祠が立っています。

中を覗くと、


08_06


爺婆の祠(サーン・ターヤーイ)の名のとおり、
お爺さんとお婆さんの像が。

実は中央の祠の左側にもまた祠があり、


08_07


前にも祠の中にも同様に爺婆像が。

さらに右側にも


08_08


爺婆像の入っている祠が。


爺婆の祠」(ศาลตายาย)とは、ここの固有名詞ではなく
普通名詞でして、一般家屋の敷地内からこういうところまで、
タイ中いたるところに無数にあります。

祀られているのは、お爺さんお婆さんに限らず先祖だったり、
かつてその地で亡くなった人の霊だったり、はたまた
整地前にあった森の大木に住んでいた霊だったりします。

それらの霊に住まいを提供して土地の神となってもらうという
土着信仰に由来した祠なのだそうで。

爺婆の祠(サーン・ターヤーイ)は、
土地神の祠(サーン・ジャオティー)や
土地神・道の神の祠(サーン・ジャオティージャオターン)
と呼ばれることもあります。


ここの爺婆の祠は、IMPACTで開催される展示会の出展企業が
多く売れることを祈願しに参拝に来ることから有名になったようです。

さらにはす向かいに建つ内務次官事務所の職員もよく来ているようで、
そんなワケでご利益があるのは、宝くじ当選の他に、
商売繁盛、仕事運、金運、恋愛成就、無病息災 だとか。


爺婆の祠の詳細はこの記事を書くために調べて初めて知ったんですが、
思い返すと今回の旅で既に遭遇しているんですよ。

ここの一つ前に訪れた首都警察プラッププラーチャイ署の二哥豊廟
同じ4階屋上の北側隅に2つの祠が立っていたんです。


06_01


このうちの右がこの地の爺婆の祠。
ここでは「爺さんの祠-婆さんの祠」と書かれていましたが。

ところで左のは?ということになりますが、
プラプームの祠(ศาลพระถูมิ)です。

こちらも土地の神ですが、元々この地にいたのではなく、
儀式で天から招聘した神で、バラモン教に由来しています。

プラプームには9種類あるそうですが、
ここにはプラプーム・チャイモンコン(พระภูมิชัยมงคล)
と書いてあったので、家屋敷を守護するタイプの神です。

じゃあ、なぜ土地神に2種類もあるのか?ですが、
支配・被支配の2層構造から生じたものなんだそうで。

つまり支配階級のバラモン教に由来したプラプームの祠と
被支配階級の土着宗教に由来した爺婆の祠が併存していると。

プラプームの祠を建てる場合には、
必ず爺婆の祠も建てないといけないことになっています。


面白いのが2つの祠の形状の違い。
上の写真にはっきり写っているのですが、
爺婆の祠は柱が4本。
プラプームの祠は柱が1本で、
必ず爺婆の祠より高くするのだそうです。

2番目に訪れたキングコブラ廟入口左手にも、


08_09


左がプラプームの祠、右が爺婆の祠。
写真を見返したら、ちゃんと書いてありましたよ!


08_10


おじさんが黙々とモップ掃除をしていて
邪魔だという無言の圧力を感じたので退散しますか -_-;)


そういえばまたもやお供え物を買いそびれました。
近くに売ってないようなので、事前に準備してくるしかないですね。

ちなみにシマウマは願掛けした願いが叶った場合に
お礼として奉納するのが普通です。
なので、これだけの人がここで願掛けして成就したということ。

ご利益絶大ってことですよね!?




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:231バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
doolekded.com "ศาลตายายเมืองทองธานี"
mordookrungsiam.com "เจ้าภาพสมัยใหม่"
YAHOO! รู้รอบ "ทำไมบางที่มีศาลพระภูมิแล้วต้องมีศาลตายายอีกคะ?"
『タイ日大辞典』冨田竹二郎,めこん,1997年

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

爺婆の祠

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