タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バーン・バンケーンのフードコート バーン・バンケーン~百年市場風の新スポット[最終回]

バーン・バンケーンの読書室でノートPCでの仕事を片付けると
12時を回っていました。
フードコートでランチにしますか。

有料ゾーンを出る前に、もう一度古い商店街を再現したところへ。

06_01

こうやって見るとまるで本物ですよね。
リアリティが凄い!

あ、トイレにも寄っておこっと ^_^;)

06_02

するとトイレもこんなレトロ風で手を抜いてません。

外に出たら雨がポツポツと降り始めてしまいました。
雨をよけながら有料ゾーンからフードコートを目指して歩き、
屋根のあるところへ一時退避。

06_03

ここはあのレストランのもう一つの入口前なんです。
自撮り用の壁面画がこんなところにも。

06_04

そしてフードコートに戻ってきました。
お昼時なんでさすがに混んでますね。

さて何を食べようかな~。

店を覗きこみながら歩いていると、
目が合ったとある店の女性店員さんがニコっと微笑んで
「南タイ料理です。いかがですか?」と。

06_05

オススメのとおりに2品を注文してみました。
合計105バーツ也。
南タイ料理ってバンコクであまり見かけませんよね。

料理が出来上がった頃には、外は土砂降りに。
屋外で食べていた人達が大慌てで中に移動してきたので
席を探しても空きがまったくない状態に。

しまった!

右往左往していると、中年女性が椅子を差し出してくれて
店のカウンターで食べていいですよと。

ありがとうございます!

どうやらフードコートの責任者っぽいですね。
気配りができる人が上にいるってことは、
とても期待できそうですよ、ここ ^^

06_06

ではお言葉に甘えてさっきの南タイ料理店のカウンターで
食べさせていただきまーす。

06_07

これはクイッティアオ・ガティガイ(ก๋วยเตี๋ยวกะทิไก่)
訳すと鶏のココナッツミルク・ビーフン麺

甘いのかと想像したら、気になるほどの甘さではなく、
ほのかなココナッツ風味に若干の酸味があって絶妙な味加減です。

06_08

こっちはサラット・ケーク(สลัดแขก)
訳すとインド人サラダって感じでしょうかね。

卵、レタス、キュウリ、玉ねぎ、赤唐辛子の具に
ごまベースでやや辛さのあるドレッシングがかけてあります。

うーん、ちょっとはっきりしない味かな。
美味しくないわけじゃないんですが ^_^;)


食べ終わる頃には雨は止んでいました。
椅子を女性に返しつつお礼を言って後にします。

06_09

ほら、こんなに混み合ってるんですよ!

06_16

濡れた外の席を拭いているスタッフさん。
きっとこの後また拭く羽目になったんだろうな…。


さあ、思いのほか楽しめたバーン・バンケーンを後にして
帰るとしますか。

目の前の歩道橋でパホンヨーティン通りを反対側へと渡ります。
途中から振り返って見下ろしてみました。

06_10

駐車場も結構広いので車でも大丈夫ですね~。

06_11

反対側正面の陸軍第11歩兵連隊基地を今一度 ^_^;)
そう言えばいつだったか、ここって赤シャツ派デモの標的に
なってましたよね。


06_12

ちょうどバスが通過しているところにあるのが
バンコク中心部方面へのバス停。

そこで待っていると運良く185番の無料バスがやってきたので
行先を確認せずとりあえず乗ってみました。

06_13

パホンヨーティン通りでは高架鉄道グリーンラインの建設工事が
ずーっと続いています。

反対側に見える緑の一帯は、カセサート大学のキャンパス。
開業したら「カセサート大学駅」もここにできるみたいです。

ちなみにこの先のカセート交差点を越えるのに
またもや渋滞でかなり待たされました。

やっと交差点を越えたかと思ったら、その先でまた渋滞!
歩いたほうが速いんじゃないかと思い下車して歩き出したら…

06_14

いきなりスコールが!!

なんてツイてないんだ~(T_T)

商店の軒下で呆然と立ち尽くしていたら、
目の前に39番バスが渋滞で止まり、

目が合った女性車掌さんが「どうぞ乗ってください!」と。

渡りに船。ダッシュで乗り込みました。

06_15

渋滞を抜け、BTSモーチット駅下に到着した頃には
また雨が上がっていました。
ツイてるんだかツイていないんだかわかりませんね ^_^;)


とまあ、こんな感じで往復の交通に難ありですが、
バーン・バンケーン自体は古い町並みの再現も食事も
オススメできるスポットでした。よかったら行ってみてください!


<詳細>
バーン・バンケーンBaan Bangkhen, บ้านบางเขน)
場所:パホンヨーティン通り沿い、陸軍第11歩兵連隊基地正面
地図:グーグルマップ
営業日時:無休24時間
ウェブサイト:バーン・バンケーン facebook

※旅は2017年3月29日(水)に行いました。

おわり

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古い商店街の再現が見事! バーン・バンケーン~百年市場風の新スポット[2]

バーン・バンケーンの昔の商店街を再現したゾーンを見てみましょう!

05_15

「謝英泰百貨商店」との看板が掲げられたこの店は、
時計店ですね。年代物の壁掛け時計が並んでいます。

販売はしてないんですよね? たぶん ^_^;)

05_01

お隣の「和興」さんは電器店でしょうか。
電話やラジオ、テレビが陳列されています。

さらに床屋のサインがあるってことは兼業?
昔のタイには本当にこんなハイブリッドな店があったんですかね。

05_02

次はどう見ても薬局。

「ウィッタヤーポーン・オーソット」とタイ語の看板が。
オーソットは「薬」の意味の文語なので、
ウィッタヤーポーン薬局ってな意味なんでしょう。

棚の中に薬の箱がびっしり並んでいて、芸が細かすぎ!

05_03

なぜかその隣は、学校の教室(笑)

05_04

懐かしい木の机には、落書きまでリアルに再現されています。
というか、どこかの学校から譲り受けたんですかね?

看板の「ラムサヌン学校」はパトゥムタニー県に
実在しているっぽいですが。

05_05

最後は、食料品を扱うよろず屋。

ここも陳列された商品の数が半端ないです。
責任者はレトログッズ収集マニアなんじゃないかと
勘ぐるほどの気合の入れよう。凄すぎますよ、ほんと。


で、この商店街には2階があって、

05_06

赤いアメ車の奥の階段から2階に上がれるんですが、
今は倉庫に使っているだけで何もありませんでした。
でもゆくゆくは何かがオープンしそうな雰囲気ですね。

ちなみに階段のところには「ワット・ターチャーン学校」という
大きな看板が掲げられているんですよ。

ひょっとしたら2階はそのうち学校を再現した空間になるのかも。

ワット・ターチャーン学校は、ググったところ、
以前訪れたスパンブリー県のターチャーンに実在してますが、
関係があるんでしょうかね?

あ、左の「バーン・バンケーン」と書かれた撮影スポットでは
タイ人女性2人が運営側の思惑どおり写真を撮り合っています ^^


さーて、広場の反対側にあるレストランも覗いておきますか。

05_07

立派な入口に少々たじろぎつつ
ドアを開けて覗くと…

05_08

ほお、雰囲気いいじゃないですか!
広いし天井が高いのでゆったり感がありますよね。

店内は逆L字になっていて、

05_09

奥にはさらにスペースがあるんです。

05_10

そうそう、ここで入場券が兼ねている20バーツ分クーポンの出番ですよ。

写真中央の2人並んでいるところがオーダーするところ。
私はホットのアメリカンコーヒー80バーツを注文。
クーポンを使用したので20バーツ引きで60バーツの支払いに。

するとこんなモノを渡されました。

05_11

出来上がったら光と振動で知らせてくれるわけですね。

しばらく待たされましたが、無事に作動しました ^^
で、一つ前の写真の右端のカウンターで受け取ります。

05_12

警官が制服姿のままで利用してたりして、
なんだかのどかでいいですね~。


さてさて、広場を囲む右側と左側は見たので、
次は残る奥正面を見てみますか。

そこにはなぜか

05_13

プラクルアン(お守り)店があったりしつつ、
さらに奥へと進むと、

05_14

さらにナゾな「読書室」があるのです。

土禁なので靴を脱いで手に持ち入ると…。

05_16

木をふんだんに使ったインテリアと
大きな窓から見える緑が読書環境として素晴らしい!

素晴らしいんだけど、バーン・バンケーンのコンセプトは
理解に苦しみます。この統一感の無さは一体?(笑)

ここって一部施設が24時間営業なんですよ。
せっかく24時間やってるんだから、近くのカセサート大学生向けに
徹夜で静かに勉強できる施設も作っちゃおうと考えたんですかね?

でも読書室も24時間開いているのかは、不明ですが。

05_17

こんなに素晴らしい施設なのに、利用者は1組だけ。
勿体なさすぎます。みなさん利用しましょう(笑)

下調べした際に読書室があることを知った私は
実はノートPCを持参してきてまして。

しばしここで集中して仕事をやっつけました ^_^;)

一つよく分からなかったのが、WiFi。
バーン・バンケーンのWiFi電波が飛んでいたので
アクセスしたらLoginnameとPasswordを求められたんですよ。
無料WiFiじゃないのかな?

この読書室にはスタッフの姿がまったくないんですよね。
事前に入口で聞いておけばよかった…。


仕事を片づけるとちょうどお昼時。
入口のフードコートに戻ってランチにしましょう!


<詳細>
バーン・バンケーンBaan Bangkhen, บ้านบางเขน)
場所:パホンヨーティン通り沿い、陸軍第11歩兵連隊基地正面
地図:グーグルマップ
営業日時:無休24時間
ウェブサイト:バーン・バンケーン facebook

※旅は2017年3月29日(水)に行いました。

つづく

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バーン・バンケーン~百年市場風の新スポット[1]

バンコク郊外に古い町並みを再現した百年市場風な新スポット
バーン・バンケーン」がオープンしたと聞いて行ってきました。

まずはBTSで終点モーチット駅へ。

04_01

電車の進行方向に向かって左側の出口を下りたところのバス停で
パホンヨーティン通りを走るバスを待っていると34番バス
来たので乗車。

時刻は、09:58。

ラートプラオ交差点を越えてセントラルラートプラオの横を過ぎて
北上を続けます。

が、ちょうどパホンヨーティン通りでは高架鉄道グリーンラインの工事中で
ラッチャヨーティン交差点カセート交差点の立体交差橋を取り壊して
しまったため、この2つの交差点で大渋滞!

逆にグリーンラインが開業すれば、BTSモーチット駅からそのまま
電車でバーンバンケーンまで行けるようになるんですが…。

カセート交差点のカセサート大学を過ぎ、
運河を渡り切ったところでブザーを押してバスを下車。

04_02

時刻は、10:30。
渋滞のわりには意外と速かったかな。

バス停の横がもう、目的地。

04_03

バーン・バンケーンBaan Bangkhen, บ้านบางเขน)です!

場所は、ここ(グーグルマップ)

ちなみにパホンヨーティン通りを挟んだ反対側正面には、

04_04

第11歩兵連隊(กรมทหารราบที่ ๑๑ รักษาพระองค์)の基地があるので、
目印になると思います。

さあ、バーン・バンケーンに入ってみましょう!

04_05

まず目に飛び込んでくるのは木造の大きな建物。
フードコートになっています。

04_06

2017年1月30日にオープンしたばかりのはずなのに
まるで長い歳月を経たかのようにうまく作ってありますね~。

ここはクイッティアオ屋さん。

04_07

奥にもこの裏側にもずーっとお店が続いています。
お昼時になったらここで食べてみますか。

さらに奥へと進むと、この木造の建物の端に

04_08

ギフトショップが入ってました。

レトロな置物やファンシーな小物、コカコーラグッズに
タイの昔ながらのお菓子など、正直言ってごった煮な感じで
売られています(笑)

そんな中に

04_09

バーン・バンケーンのエコバッグも発見。
Tシャツもありましたよ。

04_10

この木造建物の終わりはこんな感じで、

04_11

タイ人が大好きな自撮り用トリックアートが。

この建物の裏側の壁にも

04_12

古いホーロー看板が貼ってあって、お客さんに楽しんでもらいながら
写真を撮らせてSNSにUPしてもらうことで宣伝に利用しようという
緻密な計算が感じ取れます。こりゃ凄いわ。


この建物のさらに奥には

04_13

それこそ百年市場の入口のようなところが。
この奥がメインなのか。

ここ、ゲート入って左の窓口で入場料20バーツを支払う必要があります。

でも引き換えにクーポンを渡されて、ペットボトルの水無料引き換えか、
レストランでの飲食代金20バーツ割引クーポンとして利用できるので
実質的に無料みたいなもんです。

窓口を過ぎ両側を木造の建物に挟まれた通路を進んでいきます。
右手の建物内にはプミポン前国王の胸像と肖像画が飾られています。
左手の建物はコカコーラグッズのミュージアム。

そこを過ぎると四方を建物に囲まれた広場に出るんですが、
中央には、

04_14

なぜか樹上ハウス!(笑)

上ってみたんですが、別に中に何があるでもなし…。

再び下りて、右側の建物に向かうと、

04_15

なんと昔の商店街がそっくりそのまま再現されてますよ。
ここまで本気だとは!

こりゃじっくり見てみましょう~。


<詳細>
バーン・バンケーンBaan Bangkhen, บ้านบางเขน)
場所:パホンヨーティン通り沿い、陸軍第11歩兵連隊基地正面
地図:グーグルマップ
営業日時:無休24時間
ウェブサイト:バーン・バンケーン facebook

※旅は2017年3月29日(水)に行いました。

つづく

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Talad Neon Downtown Night Market タラート・ネオン

03_01

ネオンが眩しい移動式の観覧車にメリーゴーランドといったら
タイの寺祭りの縁日で見かける光景ですよね。

でもここ、お寺じゃないんです。
しかもバンコク中心部。


タラート・ネオン・ダウンタウン・ナイトマーケット
Talad Neon Downtown Night Market, ตลาดนีออน)
という2016年12月1日に正式オープンしたナイトマーケットなのです。

場所はセントラルワールドプラザ近くのプラトゥーナム交差点から
東へ3,4分歩いた左手。ペッブリー通り沿いだからすぐに分かりますよ。

03_02

こんな感じで「TALAD NEON」という文字どおりのネオンが
入口で輝いてますので(笑)

03_03

ナイトマーケットの敷地はかなり広いです!

でもちょっと残念なのは、冒頭の観覧車とメリーゴーランドは
2017年3月15~31日限定で設置されていただけらしいこと。
いつもあったほうが楽しいのに~。

でも「TALAD NEON」のネオンはいつもあるので迷うことはないと思います。

肝心のお店のブースはというと、

03_04

飲食系が結構豊富に揃っています。

売っているだけの店舗もあれば、

03_05

座席も広く確保している店舗まで色々。


一方の物販はというと、

03_06

ざっと見でローカルのタイ人向けが6割で
外国人観光客向けが4割といったところですかね。

03_07

このあたりは主にタイ人向けかな?

03_08

で、外国人向けの店の例としてはこんな感じ。

様々な店があって、

03_09

床屋まで店を構えています(笑)

03_10

おっ、これは日本の縁日と同じ光景じゃないか!

03_11

射的ですよー!
あと風船割りとか日本と共通の縁日の出店が並んでいます。

射的などの縁日ゾーンはいつもあるのか観覧車と一緒で期間限定だったのか
不明ですが、いつもあるんだったらいいなー。

03_12


マーケットの敷地の奥にはお酒を飲むこんなゾーンもありました。

03_13

自撮りしてSNSに写真をUPするのが大好きなタイ人向けに
もちろんオブジェも用意されています。サイでしょうかね? ^^


せっかく来たのだから何か食べたいなともう一周してみたところ、

03_14

ケーキ屋さんが鯛焼きを焼いてました(笑)

具のクリームが何種類かあるんですが、
「CLASSIC THAI TEA」に目が釘付けになり思わず注文。

03_15

30バーツ也。

食べてみると、うーん・・・
カスタードにかすかにチャーイェン(タイミルクティー)の味がするかな。
色はチャーイェンっぽいんですけど ^_^;)


そんな感じで、縁日ゾーンが常設か不明ですが、
もしなくても他の店で十二分に楽しめますよ。

なにしろこんなバンコク中心部という便利な場所にあって
気軽に行けるので、オススメです。

どうやらプラチナム・ファッションモール前からトゥクトゥクの
無料シャトル
が出ているようです。
でも運行時間があてにならなそうですし、全然近いので
歩いていったほうがいいと思います。

セントラルワールド・プラザの伊勢丹前の歩道橋(スカイウォーク)で
大通りの反対のBIG C側に渡ってからプラトゥーナム交差点へと歩き、
交差点を右折。ペッブリー通り沿いに歩道を進んで、最初の歩道橋で
反対側に渡った目の前がタラート・ネオンです。

03_16

歩道橋から見たタラート・ネオンはこんな感じ。

ちなみに「タラート」とは「市場」の意味。
「NEON」はタイ人発音では「ニーオーン」になります。

それとプラチナム・ファッションモールからトゥクトゥクが
出ている理由ですが、
タラート・ネオンを運営しているのは、
プラチナム・ファッションモールと同じザ・プラチナム社だから
のようですよ。



<情報>
Talad Neon Downtown Night Market (ตลาดนีออน)
タラート・ネオン・ダウンタウン・ナイトマーケット
場所:プラトゥーナム交差点からペッブリー通りを東へ350m歩いた左側
   ペッブリー通りソイ23とソイ29の間
地図:グーグルマップ
営業日時:水~日曜16:00~24:00
ウェブサイト:TALAD Neon facebook

※旅は2017年3月25日(土)に行いました。

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蒸気機関車のアユタヤ行き特別列車

3月26日はタイ国鉄開業記念日ということで
毎年フアランポーン駅からアユタヤ駅を往復する
蒸気機関車牽引の特別列車が走ります。

3月26日(日)、私も当日朝から見に行ってきました。
乗車はせず見るだけです。


8時前にホームに到着したら、もう来てましたよ!

02_01

先頭の蒸気機関車は、日本製のパシフィック型。

以前当ブログで書きましたが、この蒸気機関車が
タイへ渡ってきた経緯をもう一度書いておきます。

太平洋戦争後、アジア各地が食糧不足の中、タイだけは米生産力に
余力がありました。
しかし鉄道車両が戦時中の酷使や爆撃被害により
不足していたため、
とくに東北地方からの鉄道による米輸送力不足が
深刻でした。


一方日本や朝鮮半島向けに大量の米を調達したかったアメリカ軍は、
妙案を思い付いたのです。

日本に鉄道車両を製造させ、タイの米と物々交換しよう、と。

日本の鉄道車両産業の復興にも寄与することができるまさに一石二鳥の策。
1948年、タイは日本へ蒸気機関車50両、客車200両、貨車500両、
さらに50年にも蒸気機関車50両、貨車500両を発注しました。

この蒸気機関車もそのうちの1両なのです。
C56を元にタイ国鉄専用にややコンパクトに設計・製造されたのだとか。


824番との番号が見えますね。

既に大勢の人が集まっていて写真を撮っています。
日本人の家族も何組もいますよ。

02_02

お、子供は前に上って記念写真を撮っていいみたいで ^^

02_03

あと関係者らしき国鉄職員さんたちも~。

それ以外の人は機関車の前に立って記念撮影をしているんですが、
タイ人の中にはずーっと居座って何ポーズも撮影している組が数組…。

蒸気機関車撮影のために来ている欧米人たちからは
さすがに「Hurry! Hurry!」と声が上がるのですが通じていません。

日本人家族だとさっと撮影してさっと立ち去ってるんですが、
国民性というか、興味深いもんです ^_^;)

02_04

機関士が整列して出発式典だかなんだかをやっていますよ。
その裏では、

02_05

タイ政府観光庁のマークが入ったプラカードを持った
ご一行さんも記念撮影中。

02_06

時刻は08:00ちょうど。

ホームに流れる国歌に合わせてみなさん直立不動ですが、
カメラのシャッターを押す手だけは動いていました ^^

でも左の警察官はさすがですね。
この姿勢で国歌が終わるまでピクリともしませんでした。

02_07

重連の後ろの機関車は、パシフィック型850番。
アユタヤで折り返す際、こちらが先頭になるんでしょう。

02_08

花飾りが付けられてハデハデな機関室。

02_09

同じ花飾りが先頭にも取り付けられました。
間もなく出発ですね。

今回のこの901列車は、 
バンコク発08:10 アユタヤ着10:15

折り返しの902列車は、 
アユタヤ発 16:30 バンコク着18:40

の予定。
が、ホームには「出発時刻を10分経過しています」云々の
女性アナウンスが流れています。

でもようやく、

02_10

プシューっと蒸気が吐き出されました。
出発進行!

02_11

石炭炊きから重油炊きに改造されてしまったからか、
煙突から立ち上る煙に若干迫力が感じられませんけど、
それでも蒸気を出しながら大きな動輪を回して走る姿はカッコイイ!!

02_12

このとおり多くの撮り鉄が走る蒸気機関車をレンズで狙っています。
この先、沿線にも沢山待ち構えているんでしょうね~。

02_13

間近で見ると迫力ある!

02_14

一路アユタヤへと走り去っていったのでした。

ちなみに今蒸気機関車が走っているあたりのちょうど左手に、
1896年3月26日にフアランポーン駅で国鉄開業式典が
執り行われたことを記念する碑が立っています。

で、そのすぐ脇には戦時中に日本軍がタイへ持ち込んだ
蒸気機関車C56が静態保存されていますよ。


この国鉄の蒸気機関車特別列車は年に4回運行されています。
例年だと、

3月26日(タイ国鉄開業記念日) 
フアランポーン ~ アユタヤ

8月12日(王妃誕生日) 
フアランポーン ~ ナコーンパトム

10月23日(チュラロンコン大王記念日)
フアランポーン ~ アユタヤ

12月5日(国王誕生日)
フアランポーン駅 ~ チャチューンサオ

なのですが、ご存知のとおりプミポン国王が崩御されたので、
12月5日の運行は例年どおりなのか、現ワチラロンコン国王誕生日の
7月28日に運行されるのかは、今のところ不明です。


※旅は2017年3月26日(日)に行いました。

<参考>
『王国の鉄路―タイ鉄道の歴史』柿崎一郎著, 京都大学学術出版会, 2010年
『毎年3/26(タイ国鉄開通記念日)蒸気機関車特別運行』(イベント情報), タイ国政府観光庁

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