タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ついに河口の先端へ!~チャオプラヤー川河口への旅[12]

「プラジュン要塞マングローブ林自然学習の橋」を後にして今度向かう先は、
チャオプラヤー川河口の先端です。

といっても先端は水上に広がるマングローブ林なので、
道など無く、辿り着けない可能性もあります。
さらにここは海軍管理区域。怪しい行動と受け取られて捕まってしまう恐れも…。

なので無理は禁物を心がけつつ、行けるところまで行ってみることに。


先のマングローブ林へと行けそうな道を探しているうちに
こんなところに出ました。


こんな池がたくさん…


見渡す限り、池がいくつも広がっています。
塩田のようでもないですし、何なんでしょう??

池の間には土手があり、そこを歩いて進むことにしました。


ひび割れた土手を歩きます…


土手の土はこんな感じでひび割れています。
またもや鳥のさえずりしか聞こえない静寂。

ここにいるのは私だけか、と考えると
今まで以上に恐怖心が募ってきます。

まあ、行けるところまで歩いてみよう!
と自分を鼓舞して前進。


実はこの後・・・

何度も書きますが海軍管理区域のため、
詳細な記述は自粛させていただきたいと思いますが、
一旦は先には行けないことになったんです。

でも、その後に出会った方のご厚意で
なんとか許可を頂けた上、案内までしていただきました。
通常は事前に担当部署の許可を得る必要があるようです。


・・・ということで、
先のほうは土手さえなく、なんとマングローブ林の間の水面に突き立ててある杭の上に
渡された板きれ1枚の上を歩いていくことに!

板は固定されていなくて、ユラユラ揺れるんですよ。


バランスを崩したらさようなら。


とまではいかないまでも、
水面に落ちることは100%間違いなし。

意を決してすり足で進んで行きます…。


しばらく進むとマングローブ林が途切れて、視界が広がりました。
そこだけ板が敷き詰めてあります。

元々そこには小屋があったのですが、
波で流されてしまい、今は床の部分だけが残っているんだとか。


チャオプラヤー川河口の対岸を望む


チャオプラヤー川対岸の景色が目の前に広がります。
サムット・プラーカーン県のバーンプーなのだと教えていただきました。

そして右のほうを指差されました。

「あそこがチャオプラヤー川の先端だ」


チャオプラヤー川河口の先端があそこに!


手前の木の向こう側奥の茂み。
あそこが本当の先端なのだそうです!

水面に突き出た杭の列を見ると分かるとおり、以前はあそこまで板きれの道が
伸びていたそうです。でも小屋同様、波にさらわれてしまったのだとか。

なので、今行けるのはここが最も先。
本当に辿り着けてしまいました。


しばしチャオプラヤー川河口先端の光景を感慨深く見つめました。


これ以上迷惑をおかけするわけにもいかないので、
このへんで戻ることに。

帰りもなんとか無事に板きれの道を渡りきり、
深々とお礼を言ってその場を後にしたのでした…。



<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:108.5バーツ


※旅は2008年12月30日(火)に行いました。


つづく・・・



チャオプラヤー川河口の先端

レアグッズ(?)とマングローブ林の公園~チャオプラヤー川河口への旅[11]

このへんで今回の旅でゲットしたレアなグッズ(?)を
紹介したいと思います!


軍艦メークローン号の後ろにある、まさにそのものの名前のレストラン
「ターイルア」(船尾)には、主に海軍関係のグッズを販売するコーナーも
併設されていました。

そこで私が買ったものは、コレです。


レア(?)な軍人人形と軽空母キャップ


なんだかカワイイ人形がたくさんショーケースに並んでいたんですよ。
その中からこの3つを選んできました。
左から、陸軍、警察、海軍、でしょうか?

触れると首が揺れるんです(笑)


それと右は、タイ海軍が誇る軽空母チャックリー・ナルベートのキャップ。

両方とも手にしたときは嬉しかったんですが、
今になって使い道がなく困ってます(笑)


実はもう一つ、もっとレア(?)なグッズが。

レストラン「ターイルア」で会計したら、なんと2009年のカレンダーをくれたんです。
行った日が12/30だったのがラッキーでした!


超レア(笑)なレストラン「ターイルア」カレンダー


でも・・・、これこそ使い道が(汗)

壁に掛けるだけでモーラム(タイ演歌)が聞こえてきそうな
なんともいえない雰囲気を醸し出しています。

1年間眺めていたらスタッフ全員の顔を覚えちゃいそうで、
いまだ丸めてしまったままだったり・・・。


と、レア・グッズ紹介はこれぐらいにして、
旅の続きを書き進めます!

独立と自由のラマ5世像の前まで戻ってきました。
その正面には、


「プラジュン要塞マングローブ林自然学習の橋」の入口


「プラジュン要塞マングローブ林自然学習の橋」と書かれた看板が。
自然公園みたいなものですかね。一応入ってみますか。

マングローブ林の中に木製の橋が伸びていて、植物やそこに暮らす動物の生態を
観察できるようになっているみたいです。


橋を歩いてマングローブ林の中を散策できます。


この橋、ところどころ木の板が抜けているので要注意・・・。
ここにいるのは、見事に私一人。ちょっと怖いです。


植物や動物の解説も


こんな感じで植物や動物を解説した案内板も
ところどころに立ってます。
猿もいるようですが、姿は無いですね~。


植林もしているそうです!


一番奥には、植林している区域がありました。
2年前の国王80歳誕生日を記念した事業で植林した、と看板に書かれています。

くまなく歩いたのですが、動物の姿はついぞ見ることができず。
鳥のさえずりと、チャポンという水の音が聞こえてくるのみでした・・・。



<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:108.5バーツ


※旅は2008年12月30日(火)に行いました。


つづく・・・



プラジュン要塞マングローブ林自然学習の橋

チャオプラヤー川河口が目の前に~チャオプラヤー川河口への旅[10]

軍艦メークローン号の後ろにある建物は、
やはりレストランでした。

店名は「ターイルア」(船尾)。

入ってみるとかなり大きなお店で、お客さんもいっぱいです。

なんだ、みんなここにいたのか!

そりゃ、こんな炎天下で外を歩き回る奇特な人なんて
私ぐらいですよね(笑)

席に案内されメニューを渡された私は、
シーフード料理のオススメを尋ねてみました。

「プーパッポン・カリー」

あ、あの、量もお値段も一人で食べるのはさすがに・・・(汗)

私の困った顔で察したのか、ウェイトレスさんはちょっと考えた末、
「カオパット・プー」(カニ・チャーハン)と。

それにしましょう!


カオパット・プー


とにかく空腹だったのも相まって、もの凄く美味しかったです!


落ち着いたところで周囲を見回すと、
みなさん大勢で来てますね。
団体旅行のご一行さんのようなグループもいます。

さて、会計を済ませて外へ。


このお店ターイルアと軍艦メークローン号の間に
チャオプラヤー川の中へと伸びる遊歩道がありました。
ちょうど雲が日差しを遮ったので今のうちに!


チャオプラヤー川へと伸びる遊歩道


先端の東屋風のところから、
下流側を眺めると・・・


チャオプラヤー川河口 


チャオプラヤー川河口がすぐそこに!!


右岸は前方に見えるマングローブ林の途切れたところが、
まさにチャオプラヤー川河口の先端です。

とうとうここまで辿り着けた!
ちょっと感動しながら、河口の光景を目に焼き付けます。

でも、でもですよ。
あそこまで行けないものですかねえ。
マングローブ林だから水の中。歩ける道なんて無いんでしょうか。

などと考えながら右手を振り返ると、
先ほどの軍艦メークローン号も全体を見渡せます。


遊歩道の先端から見たメークローン号 



<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:108.5バーツ


※旅は2008年12月30日(火)に行いました。


つづく・・・


軍艦メークローン号とレストラン「ターイルア」 

軍艦メークローン号~チャオプラヤー川河口への旅[9]

独立と自由のラマ5世像を後にして、とぼとぼと歩いて行くと、
駐車場には多くの車が。

人っ子一人いないのに、なぜ??

いぶかしく思いつつも
次の目的地に到着しました!


軍艦メークローン号博物館


軍艦メークローン号博物館

と看板にあります。

1996年に退役するまで、実に60年の長きに渡り
タイ海軍で活躍した軍艦です。

左舷に回ってみましょう。


メークローン号を左舷側から


正確に言うと、海防艦という種類の艦とのこと。


船首のガルーダ(?)


船首には、これは「ガルーダ」でしょうか。
タイ軍艦らしさが漂っています。


さて、いよいよ艦に上がってみます!

階段を上り甲板を船首のほうへ進みます。
で、振り返ってみると、


メークローン号の雄姿


おぉー!

この光景を目にした瞬間、心の中では無意識のうちに
「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲が流れ始めました。


実はそれもそのはず。

この船、日本製なのです!

浦賀船渠で造られ、三井物産経由でタイ側へ納入されました。
1937(昭和12)年のことです。そう、戦前の日本製です!

戦前の日本で建造された軍艦は、現在の日本では目にすることができません。

しかし、はるばる海を越えたタイの地で、
こんなに素晴らしい状態で保存されているんです!

改めてメークローン号の雄姿を眺めてみます。
なんとも感慨深いものがあるではないですか。


メークローン号の雄姿


そしてメークローン号の主砲が向く先は・・・


メークローン号主砲の向く先は・・・


チャオプラヤー川河口です。


113年前に2隻のフランス軍艦が遡上してきた
まさにその先に目を光らせているかのようです。


戦時中にタイ湾の哨戒に当たっていたこの艦は、戦後は海軍練習艦となり、
多くの士官候補生が代々乗り組んだのだそうです。

保存状態が素晴らしいのは、
ひとえにタイ海軍軍人にとって思い出の艦だからでしょう。


甲板上には、メークローン号の歴史を説明したパネル展示もありました。
その中には、日本語の説明文も。タイ人が書いたようです。
日本へ留学した海軍士官が書いたのかもしれませんね。

艦を下り、船尾に回ってみます。


メークローン号の船尾


船尾の光景もまた格好いいではないですか!


なんというか、こんな果ての果てで日本の面影に出会えて
嬉しく、そしてなぜか心強さを授けられたような気がしました。

感謝の気持ちでいっぱいです。


ところで・・・
さすがに空腹が限界です。

先ほどの甲板上で主砲を眺めた際に、
その右側後方に赤い屋根の建物が見えていました。
あそこはレストランらしいのです。

早速行ってみましょう!!



<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:108.5バーツ


※旅は2008年12月30日(火)に行いました。


つづく・・・


<参考文献>
『タイ国情報』第42巻第6号、日本タイ協会、2008年


軍艦メークローン号

プラジュン要塞~チャオプラヤー川河口への旅[8]

強烈な日差しを遮るものがまったくない中を歩いて
「独立と自由のラマ5世像」の前まで来ました。

独立と自由のラマ5世像


早速上ってみます!


見上げてみたラマ5世像


チュラロンコン大学と同じマーク(?)が。
ラマ5世=チュラロンコン大王ですから当然と言えば当然ですが、
ちょっと嬉しくなりました。

そして、像の後ろ側へ回って下を見下ろすと・・・ありました!


プラジュン要塞

この一帯の地名の由来となった「ポム・プラジュン」です!

正式名称は、「ポム・プラジュンジョームクラオ」
ポムは「要塞」。
プラジュンジョームクラオは、ラマ5世のもう一つのお名前。

なので、意味的には「ラマ5世要塞」となります。
でもここでは、通称に合わせて「プラジュン要塞」と呼ぶことにします。


早速下に降りて向かってみます!


プラジュン要塞入口


入口の石碑には、築造工事の遅れを見たラマ5世が
王庫の国王財産から資金を提供して
工事を急がせたということが刻まれています。


1893年完成という、この要塞の入口をくぐると、


プラジュン要塞に入ってみると意外な景色が


そこには、まるでスペインのアルハンブラ宮殿にでも
迷い込んだかのような光景が!!
(あ、行ったことないですけど。想像です 汗)

さらに進んでみます。
この先には狭いトンネルが伸びていて、


トンネルを抜けると…


暗いトンネルを抜けると…


大砲が!!


ジャーン!
巨大な大砲が現れました!!

プレーンファイファー要塞の大砲とは比べ物になりません!

イギリス製のアームストロング砲というんだそうです。
当時最新式でタイに輸入された10門のうち7門が
ここ、プラジュン要塞に配備されたんだとか。


アームストロング砲


この大砲、実は実戦で使われた歴史があるのです。
時は要塞の完成と同年の1893年7月13日夕刻。

チャオプラヤー川を遡上しようとしたフランス軍艦2隻との間で
砲撃をし合いました。プラジュン要塞は全門で総攻撃をかけて
フランス軍艦に損害を与えたのです。

しかし遡上を食い止めることはできず…。
いわゆる「パークナム事件」です。
タイでは「ラッタナコーシン暦112年危機」と呼ばれています。

この結果、タイは多くの領土をフランスに割譲することになります。
しかしその代りに独立と自由は守ったのです。

ラマ5世像の名の由来は、そこから来ているのでしょう。


そんな歴史的な活躍をした大砲の横のはしごを昇って
外に出てみます。


大砲はこんなトーチカ内にあります


こんなトーチカの中に大砲は収められているんですね。


歴史的価値のある要塞を興奮とともに十分に満喫できました。
個人的なことですが、パークナム事件は私の修士論文でもちょっと触れたので、
この地に来ることができ、とても感慨深いです。


さて、次に進みましょう。
もう一度ラマ5世像に上って確認します。


次に向かう場所は、あそこです!


次はあそこ!!



<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:108.5バーツ


※旅は2008年12月30日(火)に行いました。


つづく・・・


ラマ5世像とプラジュン要塞

 
旅ごとに見る
このブログ内で検索
アンケートモニター登録
Gポイント
 
タグでまとめて見る
最新コメント
QRコード
QRコード